木の花ドーム
木の花ドーム Konohana Dome | |
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施設データ | |
所在地 | 宮崎県宮崎市大字熊野藤兵衛中洲無番地(宮崎県総合運動公園内) |
座標 | 北緯31度49分15.3秒 東経131度26分55.7秒 / 北緯31.820917度 東経131.448806度 |
開場 | 2004年 |
所有者 | 宮崎県 |
管理・運用者 | 公益財団法人 宮崎県スポーツ施設協会 |
グラウンド | 内外野:人工芝 |
照明 | 全灯:1,000LX |
収容人員 | |
5,000人(アリーナ)、観客席(2F):800人 | |
グラウンドデータ | |
球場規模 |
11,463m²(アリーナ:8,886m²)、楕円形/最長直径:122m 最短直径:102.5m 高さ:38m 全面人工芝(アリーナ)、単層アーチ構造(集成材ドーム構造) |
木の花ドーム(このはなドーム)は、宮崎県宮崎市の宮崎県総合運動公園内にある木造ドーム。名称は立地場所である木花の地域名と日本神話の木花之開耶姫にちなんでつけられた[1]。多目的施設として使用され、読売ジャイアンツのキャンプ時には早朝練習や雨天時の練習場としても使用されている[2]。
2014年10月1日より5年間、宮崎県総合運動公園が霧島酒造と命名権の契約を締結したのに伴い、本施設も「KIRISHIMA木の花ドーム」の名称となっていた。
2019年12月に霧島酒造に代わり米良電機産業が宮崎県総合運動公園のネーミングライツを獲得したが、愛称に社名を入れず呼称を「ひなた木の花ドーム」とし、2020年4月より使用されている[3]。
施設概要
[編集]木の花ドームは2004年(平成16年)4月に完成した[4]。工期は2002年(平成16年)1月から2004年(平成16年)3月で、設計施工は大建設計と戸田建設が担当した[5]。
木造ドームとしては国内第三位の規模を誇り、宮崎県産杉を約7400本相当使用している[6]。軟らかい材質の杉材を用いたドームとしては日本最大である[7]。軟らかい杉は通常のねじでは緩んでしまうため、杉の固定にはねじを用いず、杉に小さな穴をあけ、その直径よりやや大きい鉄の棒で木材を固定する「木殺し」という技術を用いている[7]。また単層アーチ構造の木造ドームとしては世界に類を見ない規模の大きさをもつ建造物である[4]。全面人工芝敷き。
利用形態
[編集]ソフトボール、軟式野球、硬式野球、サッカー、フットサル、ゲートボール、コンサート、展示会など。読売ジャイアンツの春季・秋季キャンプでは、早出練習[8]や雨天時にひなたサンマリンスタジアム・ひむかスタジアムで練習が出来ない場合の予備会場として使っている。またアリーナ内には軟式野球とサッカー・ラグビーに対応したスコアボードパネルが設置されている。
宮崎市内の私立・鵬翔中学校が体育祭の会場としている[要出典]。
脚注
[編集]- ^ 財団法人宮崎県スポーツ施設協会オフィシャルサイト
- ^ 宮崎市観光協会「読売ジャイアンツ2009年宮崎春季キャンプ特設サイト」
- ^ “新名称は「ひなた」 県総合運動公園と5施設”. 宮崎日日新聞 (2019年12月20日). 2020年10月24日閲覧。
- ^ a b “MITSUBISHI KIRYU EXPRESS 2004 VOL.6”. 三菱電機. 2023年8月2日閲覧。
- ^ 藤原 敬. “日本三大木造ドームのウッドマイルズ評価”. 一般社団法人ウッドマイルズフォーラム. 2023年8月2日閲覧。
- ^ 宮崎県総合運動公園オフィシャルサイト
- ^ a b “常識を覆すスギの巨大建造物!新技術開発で驚異の強度を実現!"日本の宝"国産スギを有効活用し、日本の林業を救え!”. 夢の扉+. (2013年4月14日) 2013年4月14日閲覧。
- ^ 「アーリーワーク」について、2022秋-23春に読売ジャイアンツキャンプの早朝打撃練習で頻用されたが、アーリーワークという言葉は当球団やコーチによる独自の名称ではなく、早出練習や早朝練習をさす言葉として使われる場合がある。