KSR-1

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KSR-1

KSR-1(Korean Sounding Rocket-I)は大韓民国韓国航空宇宙研究院によって開発された観測ロケット

概要[編集]

韓国初の観測ロケットで、国産のNHK-1 白熊 地対空ミサイルのブースター1本(MIM-3 ナイキ・エイジャックスのブースターに相当)を流用した、無誘導の一段式固体燃料ロケット1990年から開発が始まり、1993年6月4日と同年9月1日に打ち上げられた。それぞれ搭載された紫外線放射計で、朝鮮半島上空の成層圏オゾン分布を垂直に計測した。150キログラムのペイロード性能があり、到達可能高度は75キロメートル。1993年に退役[1]

性能[編集]

  • ペイロード: 150 キログラム
  • 高度: 75 キロメートル
  • 推力: 86 キロニュートン(8.8 tf)
  • 重量: 1,200 キログラム
  • 直径: 0.42 メートル
  • 長さ: 6.7 メートル

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ KSR”. Encyclopedia Astronautica. 2010年3月3日閲覧。