Kenbak-1
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コンピュータ歴史博物館にあるKenbak-1 | |
開発元 | ジョン・ブランケンベイカー |
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製造元 | ケンバック |
種別 | パーソナルコンピュータ |
発売日 | 1971年 |
標準価格 | US$750 |
販売終了日 | 1973年 |
売上台数 | 40台 |
出荷台数 | 40台 |
メモリ | 256バイト RAM |
Kenbak-1はコンピュータ歴史博物館および米国コンピュータ・ロボット博物館によって世界最初のパーソナルコンピュータと考えられている[1][2]。1970年にケンバック (Kenbak Corporation) のジョン・V・ブランケンベイカー (John V. Blankenbaker) によって発明され、1971年初めに発売された[3]。たった50台のマシンが生産された。システムは750米ドルで発売された[4]。2015年時点で世界に14台のみがコレクターの手元に存在するといわれている[5]。Kenbak-1は1973年にケンバックの廃業と同時に生産を終了し[6]、CTI・エデュケーション・プロダクツ (CTI Education Products, Inc.) に引き継がれた。CTIはそれを自社ブランドのH5050として販売したが、奮うことはなかった[7]。
Kenbak-1は最初のマイクロプロセッサが登場するよりも前に発明されたため、ワンチップのCPUを持たず、代わりに小規模集積TTLチップがベースになっていた[8]。この8ビットマシンは256バイトのメモリを搭載し[9]、インテルの1404シリコンゲートMOSシフトレジスタによって実装されていた[10]。命令サイクルタイムは1マイクロ秒(1MHzの命令クロック速度と同等)だが、シリアルメモリへの低速なアクセスなどアーキテクチャの制約から、実際の平均的な実行速度は1秒間に1000命令未満であった[8]。
マシンは並んでいるボタンとスイッチを使った純粋な機械語によってプログラムされ、出力は電球の列で成り立っていた。
関連項目
[編集]- Datapoint 2200 - 英数画面とキーボード、実用的なアプリケーションプログラムの動作に適した同時期のマシン
- Altair 8800 - 1975年に最も人気を誇っていたマイクロコンピュータシステム
脚注
[編集]- ^ “The George R. Stibitz Computer Pioneer Award”. September 13, 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。August 5, 2008閲覧。
- ^ “Timeline of Computer History”. Computer History Museum. July 22, 2008閲覧。
- ^ BBC News, November 6, 2015
- ^ “Kenbak-1 The Training Computer”. Computerworld: p. 43. (November 17, 1971) May 25, 2014閲覧。
- ^ “Kenbak-1”. Computer Museum of Nova Scotia. 19 November 2015閲覧。
- ^ p. 52, "The First Personal Computer", Popular Mechanics, January 2000.
- ^ Robert R Nielsen, Snr (2005年). “Inside the Kenbak-1”. 8 November 2015閲覧。
- ^ a b Erik Klein. “Kenbak Computer Company Kenbak-1”. Old-computers.com. May 25, 2014閲覧。
- ^ Bill Wilson (6 November 2015). “The man who made 'the world's first personal computer'”. BBC News. 2016年10月26日閲覧。
- ^ “Technical”. John Blankenbaker (2007年). 2016年10月26日閲覧。
外部リンク
[編集]- KENBAK-1 Computer – Kenbak-1公式サイト
- KENBAK-1 Series 2 – Kenbak-1の公式な復刻キット
- Kenbak-1 Emulator – Kenbak-1エミュレータ