LSV (戦闘車両)
Light Strike Vehicle | |
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種類 | 軽攻撃車両 |
原開発国 | アメリカ合衆国 |
運用史 | |
配備期間 | 19XX年 - 現在 |
関連戦争・紛争 | 対テロ戦争 |
開発史 | |
開発期間 | 不明 |
製造業者 | Chenowth Racing Products |
諸元 | |
重量 | 960 kg |
全長 | 4.08 m |
全幅 | 2.11 m |
全高 | 2.01 m |
要員数 | 運転手1名、射撃手1名、+2名 |
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主兵装 | M2重機関銃×1、M249軽機関銃×1、M60機関銃またはM240機関銃×1 |
副兵装 | AT4×2またはBGM-71 TOW×1 |
エンジン | ディーゼル |
出力重量比 | 不明 |
懸架・駆動 | 不明 |
行動距離 | 500 km |
速度 | 舗装路130 km/h、未舗装路110 km/h |
軽攻撃車両(Light Strike Vehicle、LSV)は砂漠哨戒車両(Desert Patrol Vehicle、DPV)[1]を代替する、アメリカ軍の非装甲戦闘車両である。
かつてアメリカ軍はDPVをHMMWVへ代替したものの、特殊部隊グループでは小型で高機動性を持つLSVを採用した。LSVは機内輸送可能な軽量戦術車両(Internally Transportable Light Tactical Vehicles、IT-LTV)の一種である[2]。この車両は電撃的な奇襲、偵察任務、特殊部隊支援、及び低強度ゲリラ紛争に対して用いられる。
設計
[編集]防護性能
[編集]LSVは全く装甲を有さず、小火器の銃撃から乗員を防護することができない。
運転手と兵員は前方に並んで座り、射撃手はエンジン前の、一段高くなった後部席に座る。射撃手の席は7.62 mm汎用機関銃を操作するために回転させることができる。
機動性
[編集]LSVはCH-47またはCH-53に搭載し空輸することができる。
より新しい発展型軽攻撃車両(Advanced Light Strike Vehicle、ALSV)は、より従来のDPVと似た外見を持ち、元のLSVとは異なっている。
武装
[編集]7.62 mm汎用機関銃(時としてM60E3が用いられる)はエンジン後部に後ろ向きに設置される。
BGM-71 TOW対戦車ミサイルを装備する場合は、3人目の座席とロールケージを交換する。
2つのAT4は運転手頭上のロールケージのバー両側に前方に向けて装備される。
使用国
[編集]DPVとは異なり、LSVはアメリカ国外に輸出されており、軽攻撃車両として用いられている。現在の生産モデルは「発展型(Advanced)」を意味するAが付いたALSVである。[3]
現在ではアメリカ海兵隊、アメリカ陸軍、アメリカ海軍、及びギリシャ軍、メキシコ軍、オマーン軍、ポルトガル軍、スペイン軍で用いられている。イギリス軍は1990年代半ばにLSVを退役させた。
現在の使用国
[編集]過去の使用国
[編集]関連項目
[編集]- 軍用車両
- アメリカ陸軍の装備品一覧
- 特殊部隊
- IFAV - アメリカ海兵隊がDPVの後継として採用した非装甲戦闘車両。メルセデス・ベンツ・Gクラスをベースに武装を施した物である。
脚注
[編集]- ^ DPVは、以前はFAV(Fast Attack Vehicle、高速攻撃車両)と呼称されていた。
- ^ Light Strike Vehicle
- ^ Advanced Light Strike Vehicle overview
- Jane's Special Forces Recognition Guide.
- Light Strike Vehicle at GlobalSecurity.org