League of Legends World Championship

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League of Legends World Championship
競技League of Legends
開始年2011年 (13年前) (2011)
参加チーム
  • 8 (2011)
  • 12 (2012)
  • 14 (2013)
  • 16 (2014–2016)
  • 24 (2017–2019)
  • 22 (2020–2021)[注釈 1]
国内カップ戦League of Legends Japan League
競技場毎年異なる
前回優勝大韓民国の旗 T1(4)
最多優勝大韓民国の旗 T1(4回)
テレビ局Twitch
YouTube
関連大会Mid-Season Invitational
トーナメント形式リーグ戦とノックアウト方式の併用
公式サイトjp.lolesports.com

League of Legends World Championship(リーグ・オブ・レジェンド ワールドチャンピオンシップ)はLeague of Legendsの世界最強チーム決定戦であり、毎年10月から11月に開催されるeスポーツ大会である。サモナーズカップと優勝賞金200万ドル超を争う。最多優勝は韓国のT1の4回。

開催方式[編集]

プレイイン ステージ[編集]

2019年まで[編集]

12チームが参加する。3チームずつの4グループに分かれてダブルラウンドロビンで対戦する。3位のチームが敗退し、1位と2位は他のグループの2位、1位とBo5で対戦する。勝者がメインイベントのグループステージに進出する。

2020年から[編集]

新型コロナウイルス感染症 によりベトナムの2チームが出場できなかったため、10チームが参加する。5チームずつの2グループに分かれてシングルラウンドロビンで対戦する。5位のチームが敗退し、1位のチームはグループステージに進出する。3位と4位のチームはBo5 (五本勝負)で対戦し、その勝者と別グループの2位のチームの試合の勝者がメインイベントのグループステージに進出する[1]

2022年

12チームが参加する。6チームずつの2グループに分かれてシングルラウンドロビンで対戦する。各グループ下位2チームは敗退し、1位チームはメインイベントのグループステージに進出する。3位と4位のチームはBo5形式で対戦し、その勝者と別グループの2位のチームの試合の勝者がメインイベントのグループステージに進出する。

グループ ステージ[編集]

プレイインステージを勝ち抜いた4チームと、このステージから加わる12チームによる合計16チームが参加する。4チームずつの4グループに分かれ、ダブルラウンドロビンで対戦する。上位2チームがノックアウト ステージに進出する[1]

ノックアウト ステージ[編集]

グループステージの勝者8チームがシングルイリミネーショントーナメントでBo5で対戦し、優勝チームを決定する[1]

歴史[編集]

Silver trophy on display
初代サモナーズカップ

第1回大会はシーズン1チャンピオンシップという名義でスウェーデンヨンショーピング市エルミアで行われ、8チームが出場。決勝戦は当時三本勝負だった。欧州代表のFnaticが初代王者に戴冠した。

第2回と第3回大会はロサンゼルスのステイプルズ・センターで行われた。この大会から決勝トーナメントが五番勝負となる。第4回大会は台湾・シンガポール・韓国で行われ決勝はソウルワールドカップ競技場で行われた。第5回は欧州を中心に開催され、決勝はベルリンのメルセデス・ベンツアレーナ、第6回は再びアメリカ開催、決勝はステイプルズ・センター。第7回は北京の国家体育場、第8回は韓国の仁川文鶴競技場で行われた。第9回は第5回以来の欧州開催となりパリのベルシー・アレナで行われた。

2017年決勝ではSamsung GalaxyがSK Telecom T1を3-0のストレートで勝利。約5万人が国家体育場に集結し、6000万人が視聴したといわれ、史上最高の歴史に残る大会となる[2][3][4][5]

2018年は決勝戦常連だった韓国勢が準々決勝で全チーム敗退。Invictus GamingとFnaticとの間で行われた決勝では前年の記録を破り9960万人が視聴した[6]

2020年の第10回記念大会は新型コロナの影響で全試合上海でバブル開催。決勝を除き全試合無観客で開催。アイスランドで開催の2021年の第11回大会も完全無観客開催。

2022年は新サモナーズカップをティファニーが作成。重さ44ポンド。優勝戦ではプレイインから勝ち上がったDRXがV4を狙っていたT1をフルセットの末初優勝。

優勝戦結果[編集]

開催年 決勝開催地 チーム数 決勝 準決勝敗退チーム 日本チームの成績
優勝 結果 準優勝 出場チーム 順位
2011 スウェーデンの旗 ヨンショーピング市 8 欧州連合の旗 Fnatic 2 1 フランスの旗 against All authority アメリカ合衆国の旗 Team SoloMid 出場チームなし
2012 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス 12 中華民国の旗 Taipei Assassins 3 1 大韓民国の旗 Azubu Frost 欧州連合の旗 Counter Logic Gaming Europe ロシアの旗 Moscow Five
2013 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス 14 大韓民国の旗 SK Telecom T1 3 0 中華人民共和国の旗 Royal Club 欧州連合の旗 Fnatic 大韓民国の旗 NaJin Black Sword
2014 大韓民国の旗 ソウル 16 大韓民国の旗 Samsung White 3 1 中華人民共和国の旗 Star Horn Royal Club 中華人民共和国の旗 OMG 大韓民国の旗 Samsung Galaxy Blue
2015 ドイツの旗 ベルリン 16 大韓民国の旗 SK Telecom T1 3 1 大韓民国の旗 KOO Tigers 欧州連合の旗 Fnatic 欧州連合の旗 Origen DetonatioN FocusMe 予選敗退
2016 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス 16 大韓民国の旗 SK Telecom T1 3 2 大韓民国の旗 Samsung Galaxy 大韓民国の旗 ROX Tigers 欧州連合の旗 H2k-Gaming Rampage 予選敗退
2017 中華人民共和国の旗 北京 24 大韓民国の旗 Samsung Galaxy 3 0 大韓民国の旗 SK Telecom T1 中華人民共和国の旗 Team WE 中華人民共和国の旗 Royal Never Give Up Rampage プレイイン1次敗退(ベスト24)
2018 大韓民国の旗 仁川 24 中華人民共和国の旗 Invictus Gaming 3 0 欧州連合の旗 Fnatic 欧州連合の旗 G2 Esports アメリカ合衆国の旗 Cloud9 DetonatioN FocusMe プレイイン2次敗退(ベスト20)
2019 フランスの旗 パリ 24 中華人民共和国の旗 FunPlus Phoenix 3 0 欧州連合の旗 G2 Esports 中華人民共和国の旗 Invictus Gaming 大韓民国の旗 SK Telecom T1 DetonatioN FocusMe プレイイン1次敗退(ベスト24)
2020 中華人民共和国の旗 上海 22 大韓民国の旗 DAMWON Gaming 3 1 中華人民共和国の旗 Suning G2 Esports Top Esports V3 Esports プレイイン1次敗退(ベスト22)
2021 レイキャヴィーク 22 Edward Gaming 3 2 DWG KIA T1 Gen.G DetonatioN FocusMe グループ敗退(ベスト16)
2022 サンフランシスコ 24 DRX 3 2 T1 JD Gaming Gen.G DetonatioN FocusMe プレイイン3次敗退(ベスト18)
2023 ソウル 22 T1 3 0 Weibo Gaming Bilibili Gaming JD Gaming DetonatioN FocusMe プレイイン1次敗退(ベスト22)
2024 ロンドン

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 新型コロナウイルス感染症により、Vietnam Championship Seriesのチームは出場できなかった。

出典[編集]

外部リンク[編集]