Lomo LC-A+
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原型となったLOMO LC-A。 | |
メーカー | Lomographischen AG |
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種類 | P&S |
レンズマウント | 固定 |
レンズ | Minitar 1 f=32mm |
F値 | 1:2,8 |
フィルム形式 | 135フィルム |
フィルムサイズ | 24mm ✕ 36mm |
焦点 | 手動(ゾーン・フォーカス) |
ストロボ | ホットシュー |
シャッター | 電子制御 |
シャッター速度 | バルブ - 1/500秒 |
ASA/ISO範囲 | ISO 100/200/400/800/1600 |
露出計測 | 自動 |
ファインダー | 光学式 |
バッテリー | LR44ボタン型電池 |
寸法 | 107mm✕68mm✕43.5mm |
重量 | 250g(電池・フィルム別) |
発売 | 2007年 |
生産地 | 中華人民共和国 |
Lomo LC-A+(ろも・えるしーえーぷらす)は、ロモグラフィック・ソサエティ・インターナショナル(LSI)の事業会社が販売するフィルム・スチル・カメラである。
概説
[編集]2005年のLOMO LC-Aの生産終了の際に、製造権を譲り受けたLSIの事業会社は、中国での復刻生産を決め、2006年9月に発売した[1]。委託先は鳳凰光学股份有限公司で、「ヤシカFX-3 Super 2000」の生産中止で余力があったという[2][3]。復刻にあたり、LOMO LC-Aの「欠陥」を忠実に再現するのに苦労したという[4]。その際、多重露光撮影機能の追加と、ISO1600までの高感度フィルムへの対応、ケーブル・レリーズ対応のシャッター・ボタンへの変更などの改良を加え、呼称をLomo LC-A+に改めた[5]。レンズは、当初はLOMO[注 1]の在庫も用いられたが、それが尽きた2007年6月からは全て中国製に置き換えた[1]。
限定品
[編集]少なからずの限定品が発売している。
- Lomo LC-A+ Russian Lens – 2007年、在庫限り。
- Lomo LC-A+ “The Pharaoh” Edition - 2006年、限定50台[6]。
- Lomo LC-A+ 25th Anniversary Edition - 2009年[7][8]。
- Lomo LC-A+ “No Nukes” Edition - 2009年、限定500台[9][10]。
- Lomo LC-A+ Gold - 2010年、限定130台[11][12]。
- Lomo LC-A+ White - 2010年、限定1,000台[13][14]。
- Lomo LC-A+ Russia Day Limited Edition - 2011年、限定2,000台[15][16]。
- Lomo LC-A+ Silver Lake - 2012年、限定1,000台[17]。
- Lomo LC-A+ 20 Years of Lomography Edition - 2012年、限定1,000台[18]。
- Lomo LC-A+ 25th Anniversary Edition - 2018年[19][20]。
- Lomo LC-A+ 30th Anniversary Edition - 2022年[21]。
用品
[編集]- Lomo LC-A+ Krab Underwater Housing[22]
- Lomo LC-A+ Splitzer[22]
- LC-A Instant Back+[22]
- LC-A+ Wide-Angle Lens[22]
- Tunnelvision Lens[22]
- Colorsplash Flash[22]
- Fritz the Blitz 2.0[22]
- Lomography Ringflash[22]
姉妹機
[編集]余聞
[編集]- Instagramは配布開始当初から、LC-AやLomo LC-A+の撮影結果に似せるフィルタ「Lomo-fi」を備えていたが、LSIの事業会社は、Instagramを配布するBurbn, Incに対し「Lomo-fi」の改名を求めた[27][28]。
- LSIの事業会社は、レンズが交換できるスチル・カメラ向けに、Lomo LC-A+に使われているレンズを用い、Lomo LC-A+とほぼ同じ撮影結果が得られる交換レンズLomo LC-A Minitar-1 Art lensを発売した[29][30]。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “LOMO LC-A+”. Lomographische GmbH. 2024年4月8日閲覧。
- 「取扱説明書」『Lomo LC-A+ Manual』Lomographic Society International、Vienna、127-137頁 。2024年4月9日閲覧。
脚註
[編集]註釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “Geschichte — Lomo LC-A+ 35mm Kamera” (ドイツ語). Lomography. Lomographische GmbH. 2024年4月5日閲覧。
- ^ Christoph Jehle (2017年6月20日). “Eine Geschichte aus Wien: 25 Jahre Lomographie” (ドイツ語). heise online. Heise Medien GmbH & Co. KG. 2024年4月8日閲覧。
- ^ “PRODUCTION” (英語). LC-A+. Lomographische GmbH (2006年). 2007年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月9日閲覧。
- ^ Alois Pumhösel (2012年11月2日). “"Lomographic Society International": Wie im Film” (ドイツ語). derStandard.at. STANDARD Verlagsgesellschaft mbH. 2024年4月8日閲覧。
- ^ “SPECS” (英語). LC-A+. Lomographische GmbH (2007年). 2007年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月9日閲覧。
- ^ “Lomo LC-A Cameras Through the Years” (英語). Lomography. Lomographische GmbH. 2024年4月8日閲覧。
- ^ “Lomo LC-A+ 25th Anniversary Edition camera” (英語). Retro to Go (2009年7月31日). 2024年4月8日閲覧。
- ^ “25th-LOMO-LC-A+” (英語). Lomo LC-A+. Lomographische GmbH. 2009年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月8日閲覧。
- ^ “Lomo LC-A+ No Nukes limited edition camera” (英語). Retro to Go (2009年8月12日). 2024年4月8日閲覧。
- ^ “LC-A+ No Nukes” (英語). Lomo LC-A+. Lomographische GmbH. 2009年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月8日閲覧。
- ^ “Lomography introduces the Lomo LC-A+ Gold camera - limited to just 130 worldwide” (英語). Retro to Go (2010年3月3日). 2024年4月8日閲覧。
- ^ “LC-A+ Gold” (英語). Lomo LC-A+. Lomographische GmbH. 2010年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月8日閲覧。
- ^ 鈴木誠 (2010年11月22日). “ロモグラフィー、銀塩トイカメラ「LOMO」に日本限定バージョン”. デジカメ Watch. 株式会社インプレス. 2024年4月8日閲覧。
- ^ “LC-A+ White” (英語). Lomo LC-A+. Lomographische GmbH. 2011年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月8日閲覧。
- ^ 武石修 (2011年7月22日). “ロモグラフィー、精子と卵子のシンボルをあしらった限定「LC-A+」”. デジカメ Watch. 株式会社インプレス. 2024年4月8日閲覧。
- ^ “Russia Day Lomo LC-A+” (英語). Lomographische GmbH. 2011年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月8日閲覧。
- ^ 武石修 (2012年2月3日). “ロモグラフィー、クロム仕上げの限定モデル「LOMO LC-A+ Silver Lake」”. デジカメ Watch. 株式会社インプレス. 2024年4月8日閲覧。
- ^ 武石修 (2012年11月22日). “ロモグラフィー、創立20周年記念モデルの「LC-A+」。世界限定1,000台”. デジカメ Watch. 株式会社インプレス. 2024年4月8日閲覧。
- ^ 武石修 (2018年3月8日). “【イベントレポート】【CP+】会場で見つけた気になるアイテム/展示”. デジカメ Watch. 株式会社インプレス. 2024年4月8日閲覧。
- ^ “Editions” (英語). 25 Years of Lomography. Lomographische GmbH. 2024年4月8日閲覧。
- ^ 飯塚直 (2022年11月28日). “レザーデザイン&メタルエンブレムで重厚な見た目に…ロモグラフィー「LC-A」に30周年記念モデル”. デジカメ Watch. 株式会社インプレス. 2024年4月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “アクセサリー”. LOMO LC-A+. Lomographische GmbH. 2024年4月8日閲覧。
- ^ 鈴木誠 (2011年5月19日). “ロモグラフィー、3つの画面サイズを選べるフィルムカメラ”. デジカメ Watch. 株式会社インプレス. 2024年4月8日閲覧。
- ^ “Lomo LC-Wide 35mm Camera” (英語). Lomography. Lomographische GmbH. 2024年4月8日閲覧。
- ^ 鈴木誠 (2014年9月9日). “ロモグラフィー、LC-A+を中判カメラにした「LC-A 120」”. デジカメ Watch. 株式会社インプレス. 2024年4月8日閲覧。
- ^ “LC-A 120”. Lomography. Lomographische GmbH. 2024年4月8日閲覧。
- ^ D’Arcy Doran (2012年7月25日). “An old-fashioned start-up” (英語). Financial Times. The Financial Times Ltd.. 2024年4月5日閲覧。
- ^ Amber MacArthur (2010年10月15日). “Instagram iPhone app takes off in a flash” (英語). The Globe and Mail. The Globe and Mail Inc.. 2024年4月5日閲覧。
- ^ 折本幸治 (2015年5月1日). “Lomo LC-AのレンズがMマウントの交換レンズに”. デジカメ Watch. 株式会社インプレス. 2024年4月8日閲覧。
- ^ “Lomo LC-A Minitar-1 Art lens”. Lomography Art Lenses. Lomographische GmbH. 2024年4月8日閲覧。