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テルル化カドミウム水銀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MCT検出器から転送)
エネルギーギャップのカドミウム量依存性。

テルル化カドミウム水銀(テルルかカドミウムすいぎん、Mercury cadmium tellurideMCTHgCdTe)は、水銀カドミウムテルルから成る3元合金である。半導体であるため、光起電型の光検出器として赤外線の検出などに用いられている。

構造

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閃亜鉛鉱型の単位セル

HgCdTeは、閃亜鉛鉱型構造をとる。

性質

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HgCdTeバンドギャップ(eV)の組成(x)依存性と温度依存性。
HgCdTeカットオフ波長(µm)の組成依存性と温度依存性。
バンドギャップとカットオフ波長の関係

テルル化カドミウムテルル化水銀の組成比を変えることで、物性を調整することができる。