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MMT 天文台

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MMT Observatory
運用組織 アリゾナ大学 ウィキデータを編集
座標 北緯31度41分18秒 西経110度53分06秒 / 北緯31.6883度 西経110.885度 / 31.6883; -110.885座標: 北緯31度41分18秒 西経110度53分06秒 / 北緯31.6883度 西経110.885度 / 31.6883; -110.885
標高 2,616 m (8,583 ft)
形式 光学望遠鏡 ウィキデータを編集
口径 6.5 m (21 ft 4 in)
架台 経緯台式架台 ウィキデータを編集
ウェブサイト www.mmto.org
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MMT 天文台(MMTO)は、フレッド・ローレンス・ホイップル天文台(IAU 天文台コード 696)にある天文台である。ホイップル天文台は、ツーソンの南55キロメートルにあるアリゾナ州のホプキンス山に位置する。天文台はアリゾナ大学スミソニアン協会によって運営されており、アリゾナ州アマドにビジターセンターがある。1968年から計画され、1979年に稼働開始した。

MMT天文台の望遠鏡は、かつては「マルチミラー望遠鏡 (: Multiple Mirror Telescope) 」と呼ばれ、口径1.8メートル (m) 反射望遠鏡6本を束ねて共通の架台に載せた構造をしていた(集合鏡望遠鏡#MMT天文台参照)。反射鏡の重量及びコスト削減には貢献したものの、当時の技術では光軸の調整が困難で、解像度にも難があった。マルチミラー望遠鏡は1998年まで運用された。

マルチミラー望遠鏡の完成後、ハニカム構造による大型鏡の製造法が確立されたことを受け、2000年に口径6.5 mの単一鏡大口径望遠鏡に改修されて名前も「MMT」に変更されている。なお、マルチミラー望遠鏡時代の架台などは再利用されている。2002年からは副鏡が可変形鏡英語版に換装され、補償光学に対応できるようになった。

主鏡はハニカム構造で軽量化されている。MMTは従来の天文台とはドームの形が異なる。屋根が望遠鏡と同時に移動する。冷却が素早くできるのでシーイングが向上する。

単一鏡に改修される以前のMMT (1981年撮影)

関連項目

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外部リンク

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