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Mank/マンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Mank/マンク
Mank
監督 デヴィッド・フィンチャー
脚本 ジャック・フィンチャー
製作 セアン・チャフィン
デヴィッド・フィンチャー
エリック・ロス
ダグラス・アーバンスキー英語版
出演者 ゲイリー・オールドマン
アマンダ・サイフレッド
リリー・コリンズ
アーリス・ハワード
トム・ペルフリー英語版
チャールズ・ダンス
音楽 トレント・レズナー
アッティカス・ロス
撮影 エリック・メッサーシュミット
編集 カーク・バクスター
製作会社 Netflix
配給 Netflix
公開 アメリカ合衆国の旗2020年11月13日(劇場公開)
日本の旗2020年11月20日(劇場公開)
世界の旗2020年12月4日(配信)
上映時間 131分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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Mank/マンク』(Mank)は、2020年に劇場公開・配信されたアメリカ合衆国映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。父ジャック・フィンチャーの脚本を映画化した。主演はゲイリー・オールドマン。共演はアマンダ・サイフレッドリリー・コリンズアーリス・ハワードトム・ペルフリー英語版チャールズ・ダンスら。

概略

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映画史に残る名作として知られる『市民ケーン』の共同脚本家であるハーマン・J・マンキーウィッツの伝記映画。女優のマリオン・デイヴィス、プロデューサーのアーヴィング・タルバーグなど、数多くの映画人が登場する。監督のフィンチャーは、『市民ケーン』の撮影監督グレッグ・トーランドの表現主義的な技法を再現するために、白黒で撮影をおこなった[2]

監督のデヴィッド・フィンチャー曰く、特殊な制作方法(モノクロ撮影やモノラル音声)にこだわったために企画が通るまで30年の月日を費やした[3]

あらすじ

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1940年、新人の映画監督オーソン・ウェルズはRKOから何を書いてもよいという権利を得て、マンキーウィッツ(マンク)に新聞王ハーストをモデルにした脚本を依頼した。マンクは自動車事故で入院していたが、依頼内容はハリウッドのヴィクターヴィルに閉じこもって作品を90日間で仕上げろというものであった。アルコール依存症に苦しみながらも、社会を鋭く風刺し続けたマンクは、のちに不朽の名作となる『市⺠ケーン』の仕上げに追われることになる。

マンクの執筆活動とその背景となるマンクの記憶が交互に描かれていく。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
ハーマン・J・マンキーウィッツ ゲイリー・オールドマン 山路和弘
マリオン・デイヴィス アマンダ・サイフレッド 小島幸子
ウィリアム・ランドルフ・ハースト チャールズ・ダンス 菅生隆之
リタ・アレクサンダー リリー・コリンズ 清水理沙
ルイス・B・メイヤー アーリス・ハワード 小形満
アーヴィング・タルバーグ フェルディナンド・キングズレー英語版
ジョセフ・L・マンキーウィッツ トム・ペルフリー英語版 前田一世
サラ・マンキーウィッツ タペンス・ミドルトン 中村千絵
オーソン・ウェルズ トム・バーク 小松史法
ジョン・ハウスマン サム・トラウトン英語版
チャールズ・レデラー英語版 ジョセフ・クロス
シェリー・メトカーフ ジェイミー・マクシェーン英語版
デヴィッド・O・セルズニック トビー・レオナルド・ムーア英語版
ジョージ・S・カウフマン アダム・シャピロ
フリーダ モニカ・ゴスマン
ベン・ヘクト ジェフ・ハームス英語版
イヴ レヴェン・ランビン

製作

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2019年7月、デヴィッド・フィンチャーが監督を、ゲイリー・オールドマンが主演を務めることが発表された。脚本はフィンチャーの父親のジャック・フィンチャーが生前の2003年に書き上げていたものである[4]。2019年10月、追加キャストが発表され、アマンダ・サイフレッドリリー・コリンズタペンス・ミドルトンアーリス・ハワードチャールズ・ダンスらがキャストに加わった[5]。本作のスコアはトレント・レズナーアッティカス・ロスが作曲し、今回でフィンチャーとは4度目のコラボレーションとなった[6]

撮影

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主要な撮影は、ロサンゼルスで2019年11月1日に開始した[7]

出典

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参考文献

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  • アダム・ネイマン『デヴィッド・フィンチャー マインドゲーム』井原慶一郎訳、ポン・ジュノ序文、DU BOOKS、2023年2月

関連作品

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外部リンク

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