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Memphis (忌野清志郎のアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『Memphis』
忌野清志郎スタジオ・アルバム
リリース
録音 1991年5月10月
ジャンル ロック
時間
レーベル EASTWORLD/東芝EMI
プロデュース スティーヴ・クロッパー
チャート最高順位
忌野清志郎 アルバム 年表
日本の人
1991年
Memphis
1992年
HAVE MERCY!
1992年
『Memphis』収録のシングル
  1. 世間知らず
    リリース: 1992年2月12日
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Memphis』(メンフィス)は、忌野清志郎の2枚目のソロ・アルバム。1992年3月25日発売。2006年1月25日にリマスター盤が再発[1]

解説

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RAZOR SHARP』以来、5年ぶりのソロ・アルバム。

1991年5月に来日したブルース・ブラザーズ・バンドの司会を忌野が務め、メンバーのスティーヴ・クロッパードナルド・”ダック”・ダン等、長年ファンだった元ブッカー・T&ザ・MG'sとデモ・レコーディングを行った。プロデュースはスティーヴ・クロッパー。MG'sは1971年に解散(1977年に一時再結成)していたが、共にツアーを行うというスタッフの提案に実現性が無いと思っていた忌野は、ツアーをするならアルバムを作るべきだと発言。プロジェクトが進められて当人が一番戸惑ったという。

録音はMG'sが活動したスタックス・レコードの本拠地、テネシー州メンフィスで行われた。メンバーは既に他界しているアル・ジャクソンJr.を除くMG's、共に活動していたメンフィス・ホーンズ等が参加。滞在中、メンフィス名誉市民の称号が忌野に贈られた。このアルバムは忌野のヒット作となっただけではなく、MG's再結成のきっかけにもなった。

本作はCDとカセットテープのみの発売だったが、プロモーション用にLPが作られた。2008年の紙ジャケット再発盤はプロモ盤LPの復刻。

本作未収録「口笛」は1994年の編集盤『MAGIC - KIYOSHIRO THE BEST』で発表。ブッカー・T.・ジョーンズが最も気に入っていた曲だった。

本作は1992年4月6日付けのオリコンチャートにて最高位5位を獲得、売り上げ枚数は18.1万枚となった[2]

収録曲

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作詞・作曲:忌野清志郎(特記以外)

  1. Boys
    (作詞・作曲:忌野清志郎、三宅伸治)
  2. 雪どけ
  3. カモナ・ベイビー
    • レコーディングにジョン・リー・フッカーが現れると聞かされて作られた。
  4. 世間知らず
    • 先行シングル。1970年代初期に作られた楽曲を改作したもの。
  5. 高齢化社会
  6. ママ プリーズ カムバック
    • THE TIMERSでデモ・レコーディングされていた楽曲。
  7. 石井さん
    • 1991年5月に録音。ドラムは湊雅史。
    • 歌詞は1981年の書籍『愛しあってるかい』で公開されていた。
  8. ぼくの目は猫の目
  9. ラッキー・ボーイ
  10. 彼女の笑顔
    • THE TIMERSでデモ・レコーディングされていた楽曲。
  11. MTN
    (作詞・作曲 - 忌野清志郎、Steve Cropper)

脚注

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  1. ^ 忌野清志郎/Memphis(デジタルリマスター盤)”. tower.jp. 2022年2月9日閲覧。
  2. ^ WHAT's IN? 1993, p. 3- 「SELF LINER NOTES '92 〜1992年のBEST50CD全曲解説〜」より

参考文献

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