NAL ロケット
NAL ロケットはかつて航空宇宙技術研究所が1960年代の設立当初に開発した一連のロケットである。[1]
NAL-7[編集]
諸元[2][編集]
- 1段式
- 全長:1,897mm
- 直径:70mm
NAL-16[4][編集]
諸元[2][5][編集]
- 1段式
- 全長:3,985m
- 直径:165mm
- 到達高度:100km
NAL-25[編集]
1969年2月1日に打ち上げられた[6]
諸元[編集]
NAL-16・31D[編集]
2段式で2段目はNAL-16を改良して搭載する[9]
諸元[2][編集]
- 2段式
- 全長:8,100mm
- 直径:310mm
- 到達高度:70km
NAL-25・30[編集]
実際に打ち上げられたかどうかは不明
諸元[編集]
- 2段式
- 直径:300m
NAL-25・31[編集]
ガスジェット制御の技術確立を目的として開発された。JCRロケットの原型になった。[9] 固体式2段式で第2段の先端部にロール制御用の過酸化水素水ガスジェット装置を搭載する。[6]
諸元[編集]
- 2段式
- 全長:8,800mm
- 直径:310mm
- 到達高度:150km
NAL-735[編集]
ISASとNALが共同開発した単段式ロケットで、小型超音速実験機 "NEXST-1" を高度18kmに打ち上げる為に用いられる。機体はST-735,SB-735を基にしており、実験に合わせ燃焼後期の増速を抑えた2段燃焼パターンへの変更、飛行制御用フィンの追加、実験機取付部, 安定翼取付部や点火モータの増強、MNTVCの除去と推力方向が重心を貫くように2.9度のカント角でのノズルの固定化、及びM-Vロケット 4号機の失敗を受けたノズルスロートの3D-C/C材への素材変更、以上5項目の改修が施されている。4機が製造され、2002年以降ウーメラ射場から2機が打ち上げられ、1機(2005年)が成功している。打ち上げには鹿児島宇宙空間観測所(現内之浦宇宙空間観測所)に保管されていたラムダロケット用ランチャを改修し、ウーメラ射場へ搬送され用いられた。他に地上燃焼試験で2001年と2007年(2回)にも使用された。
諸元[編集]
- 全長:9.998m (ロケットモータ部8.12m)
- 重量:4.7t
- 到達高度:18km
- 搭載重量:2t
- 燃焼時間:50s
脚注[編集]
- ^ “ロケットニュース2013年12月”. 2015年10月17日閲覧。
- ^ a b c d “NAL-7、-16、-16・31D型ロケット”. 文部科学省. 2015年10月17日閲覧。
- ^ “NAL-7-Pロケットの強度および燃焼試験結果”. 航空宇宙技術研究所. 2015年10月17日閲覧。
- ^ “NAL-16・31D型ロケットの研究試作”. 航空宇宙技術研究所. 2015年10月17日閲覧。
- ^ 谷, 喬「NAL-16 ロケットの空力性能」『日本航空学会誌』、日本航空学会、1966年3月。
- ^ a b “NAL-25・31ロケット”. 2015年10月17日閲覧。
- ^ “NAL-25” (英語). Encyclopedia Astronautica. 2015年10月17日閲覧。
- ^ “NAL-25” (英語). Encyclopedia Astronautica. 2015年10月17日閲覧。
- ^ a b “NAL-16・31およびNAL-25・31二段ロケット結合部の曲げ剛性試験”. 2015年10月17日閲覧。