ナニワエキスプレス
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(NANIWA EXPRESSから転送)
ナニワエキスプレスは、日本のフュージョンバンド。1982年デビュー、1986年解散。
1980年当時は上方フュージョンともいわれ、ライブ・パフォーマンスで人気を獲得する。解散後、2002年に活動を再開し、2003年に18年振りのアルバム『life of music』と2004年に『THIS IS IT!』を発売する。英語表記はCBS・ソニー契約時は浪花エクスプレスまたはNANIWA EXPRESS、再結成後はNANIWA EXP、2014年の青柳誠の復帰以降、青柳を含む5名編成の場合はNANIWA EXPRESSとしている。
メンバー
[編集]- 清水興 (Bass) - 1956年12月13日 - 、島根県出身。
- 岩見和彦 (Gt) - 1956年5月25日 - 、和歌山県出身。
- 中村建治 (Key) - 1956年1月1日 - 、京都府出身。
- 東原力哉 (Dr) - 1956年7月19日 - 、香川県出身。2021年に活動休止を公表[1][2]する。
- 青柳誠 (Pf,Sax) - 1961年3月17日 - 、京都府出身。
バイオグラフィー
[編集]- 1977年、清水興・岩見和彦・鎌田清 (Dr) らで結成。
- 1978年、ライブ活動を開始。1か月後に中村建治が加入。
- 1979年、メンバー全員で渡米。帰国後、大阪の心斎橋のJAZZ喫茶の老舗「DUKE」にレギュラー出演。
- 1981年、東原力哉・青柳誠が加入。
- 1982年、CBS・ソニーからメジャー・デビュー。
- 1983年、年間160本以上ライヴをこなし、ライヴ・バンドの体制を確立させる。
- 1984年、日野皓正らと初の日本武道館公演。30台のカラーモニターとライヴをシンクさせたSONY BETA Hi-fi Collage Tourを敢行。
- 1985年、阪神タイガースが21年ぶりにリーグ優勝した10月16日に、試合が行われた神宮球場に隣接する日本青年館でコンサート[3]。
- 1986年、大阪のバナナホールで行われた終夜ライブを最後に解散。のちに「バーニング・アウト」のバンド名で活動するが2か月で活動休止。
- 1993年、大阪城野外音楽堂で行われた東原の20周年コンサートにトリとして1日限定で復活。
- 2000年、限定復活によるツアーを敢行。
- 2002年、完全復活してレコーディング開始。
- 2003年、18年振りのアルバム『life of music』発売。「CROSSOVER JAPAN 03」に参加。全国8都市でlife of music TOURを敢行。
- 2004年
- SANTANAのドラマーとしても活動中のデニス・チェンバースを迎え、DRUM 'n' DRUM TOURを敢行。
- ゴスペラーズとコラボレーションで久保田利伸のトリビュート・アルバムに参加。
- アルバム『THIS is IT!』発売。
- 2005年、「CROSS OVER JAPAN 05」に参加。
- 2006年
- 青柳がナニワエキスプレスとしての活動を一旦休止。8
- SOUL POWER TOKYO/なにわ SUMMITのホストバンドを務める。
- 2007年、結成30周年を迎える。
- 2012年
- 2014年、青柳が8年ぶりに復帰し、東阪ライブを開催。これ以降、青柳を含む5名編成時のバンド名表記を『NANIWA EXPRESS』とする。
- 2017年、結成40周年。記念ライブを大阪と東京で開催[3]。
- 2018年、結成40周年を記念したDVD『NANIWA EXPRESS 40th ANNIVERSARY LIVE 〜High Skool Rhapsody〜』と自伝本『NANIWA EXPRESS自伝 五人の狂詩曲』(ALFANOTE) を同時リリース。
- 2021年
ディスコグラフィー
[編集]CDアルバム
[編集]※( )は再廉価版の発売日、番号及びレーベル名、☆はアナログ盤の番号
発売日 | タイトル | 番号 | レーベル名 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1982年5月21日 (1990年10月15日) |
NO FUSE | 28AH 1414☆ (CSCL 1288) |
CBS・ソニー | |
1982年11月21日 (1991年7月25日) |
大宇宙無限力神 | 38DH 30 (SRCL 1974) |
CBS・ソニー (Sony Records) |
|
1983年6月22日 (1998年9月19日) |
WIND UP | 28AH 1545☆ (VRFL-0003) |
CBS・ソニー (Village Records) |
|
1984年7月1日 (1991年7月25日) |
MODERN BEAT | 38DH 122 (SRCL 1975) |
CBS・ソニー (Sony Records) |
|
1985年9月21日 (1998年9月19日) |
SILENT SAVANNA | 32DH 263 (VRFL-0004) |
CBS・ソニー (Village Records) |
発売日はLP発売時。
CDは同年10月21日に発売 |
1985年12月21日 (1999年1月27日) |
SCARLET BEAM | 32DH 349 (VRFL-0018) |
CBS/SONY (Village Records) |
ベスト盤 |
1993年3月21日 | RED ZONE 〜SBM BEST SELECTION〜 |
SRCL 2588 | Sony Records | ベスト盤 |
2003年5月24日 | life of music | NNCJ-7001 | &Forest Music | |
2004年10月20日 | THIS is IT! | NNCJ-7003 | デニス・チェンバースとの共演盤 | |
2007年5月23日 | 30th | XNDC-10014 | DANGER CRUE RECORDS | 同タイトルの限定盤アルバムあり |
NANIWA EXPRESS BOX 〜SONY MUSIC YEARS |
MHCL-1070 | SONY MUSIC DIRECT/GT music | CBS・ソニー(当時)在籍時代の音源を未発表曲も含め全て収録したCD-BOX。
DVDには1984年11月24日の名古屋吹上ホールで行われたコンサート映像を収録。 | |
2012年5月23日 | COOL DUDE 〜BEST TRACKS OF NANIWA EXPRESS |
MHCL-2059 | ベスト盤 | |
2012年5月23日 | FRESH DUDE | DCCL-36/7 | DANGER CRUE RECORDS | 2枚組。
1枚目はオリジナル・アルバム。2枚目はライブ・アルバム。 |
12インチ・シングル
[編集]発売日 | タイトル | 番号 | レーベル名 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1986年3月21日 | BELIEVIN' / THE LADY OF TOLEDO | 12AH 2019 | CBS・ソニー |
DVD
[編集]発売日 | タイトル | 番号 | レーベル名 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2004年12月22日 | DRUM'n'DRUM TOUR | MUBA-1011 | Dreamusic | デニス・チェンバースとの共演盤 |
2007年5月23日 | First Finale 1986 〜伝説の86年バナナホール解散LIVE!〜 |
MHBL-46 | SONY MUSIC DIRECT/GT music | |
2015年2月25日 | NANIWA EXPRESS 復活の1,2,3,4,5人! マルチアングルライブ2014 at SHIBUYA PLEASURE PLEASURE |
AND045 | ALFANOTE | DVD2枚組 |
2018年9月30日 | NANIWA EXPRESS 40th ANNIVERSARY LIVE 〜High Skool Rhapsody〜 | AND076 |
脚注
[編集]- ^ a b c “ナニワエキスプレスより重大なお知らせ”. ナニワエキスプレス公式サイト (2021年2月17日). 2021年2月20日閲覧。
- ^ a b “ナニワエキスプレス東原力哉が原因不明の運動障害を公表、現在活動休止中”. Billboard JAPAN. (2021年2月17日) 2021年2月20日閲覧。
- ^ a b “ナニワエキスプレス40周年で清水興がツアーPR”. 日刊スポーツ新聞社 (2017年10月4日). 2017年10月4日閲覧。
- ^ a b “紀の国わかやま文化祭2021 出演決定”. ナニワエキスプレス公式サイト (2021年2月17日). 2022年1月9日閲覧。
- ^ “療養中の東原力哉がNANIWA EXPRESSのライヴに復帰”. ドラマガWeb (2021年9月14日). 2022年1月9日閲覧。
- ^ “青柳誠休養のお知らせ”. ナニワエキスプレス公式サイト (2021年11月13日). 2022年1月9日閲覧。