NGC 1555
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NGC 1555 Hind's Variable Nebula[1] | |
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仮符号・別名 | Sh2-238[1] |
星座 | おうし座 |
分類 | ハービッグ・ハロー天体[1][2] |
位置 元期:J2000.0[1] | |
赤経 (RA, α) | 04h 21m 57.1s[1] |
赤緯 (Dec, δ) | +19° 32′ 07″[1] |
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NGC 1555(ハインドの変光星雲[3])は、おうし座に位置する変光星雲(散光星雲)である。この星雲は、おうし座T星によって照らされている[4]。
概要
[編集]この反射星雲は、おうし座T星の周りを囲っている事がよく知られ研究されている。おうし座T星はおうし座T型星のプロトタイプである。その位置は簡単に判明する事ができる、3.53等星のおうし座ε星の西北西に約3°20'、ヒアデス星団の向点の北である。星に照らされている西側に、はっきりとしたハロのアーチとして見えている。おうし座T星と星雲の領域は576光年の彼方に存在している。
この星雲は、1852年ジョン・ハインドによって発見され、1861年から少しずつ暗くなり、1868年には大型の望遠鏡を使っても見ることができなくなった[5]。その後、1890年のエドワード・エマーソン・バーナードとシャーバーン・バーナムによる観測までは見ることができなかった[5]。1930年代からは次第に明るくなっている[5]。
1868年、NGC 1555の近く、NGC 1554として記載されている別の星雲が、オットー・フォン・シュトルーベによって観測されたが、約10年後には完全に消失している[6]。パロマー天文台スカイサーベイでは、NGC 1554は発見できておらず、星雲が位置する天球上の場所である、おうし座T星の西南西4'の地点には、14等星が存在している[6]。星雲は一過性だったと推測されている[6]。なお、現代の星図は、NGC 1554とNGC 1555の2つの星雲を合わせて記載している[6]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f “SIMBAD Astronomical Database”. Results for HH 155. 2012年5月13日閲覧。
- ^ “GalaxyMap”. Sh 2-238. 2012年5月13日閲覧。
- ^ 宇宙事典全キーワードAstroArts
- ^ 『平凡社版 天文の事典』平凡社。ISBN 4-582-11504-7
- ^ a b c “The Encyclopedia of Science”. Hind's Variable Nebula. 2012年5月13日閲覧。
- ^ a b c d “The Encyclopedia of Science”. Struve's Lost Nebula (NGC 1554). 2012年5月13日閲覧。