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NGC 1555

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NGC 1555
Hind's Variable Nebula[1]
近赤外線でのNGC 1555 Credit: 2MASS/NASA
赤外線でのNGC 1555
Credit: 2MASS/NASA
仮符号・別名 Sh2-238[1]
星座 おうし座
分類 ハービッグ・ハロー天体[1][2]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  04h 21m 57.1s[1]
赤緯 (Dec, δ) +19° 32′ 07″[1]
Template (ノート 解説) ■Project

NGC 1555(ハインドの変光星雲[3])は、おうし座に位置する変光星雲散光星雲)である。この星雲は、おうし座T星によって照らされている[4]

概要

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この反射星雲は、おうし座T星の周りを囲っている事がよく知られ研究されている。おうし座T星はおうし座T型星のプロトタイプである。その位置は簡単に判明する事ができる、3.53等星のおうし座ε星の西北西に約3°20'、ヒアデス星団の向点の北である。星に照らされている西側に、はっきりとしたハロのアーチとして見えている。おうし座T星と星雲の領域は576光年の彼方に存在している。

この星雲は、1852年ジョン・ハインドによって発見され、1861年から少しずつ暗くなり、1868年には大型の望遠鏡を使っても見ることができなくなった[5]。その後、1890年のエドワード・エマーソン・バーナードシャーバーン・バーナムによる観測までは見ることができなかった[5]。1930年代からは次第に明るくなっている[5]

1868年、NGC 1555の近く、NGC 1554として記載されている別の星雲が、オットー・フォン・シュトルーベによって観測されたが、約10年後には完全に消失している[6]パロマー天文台スカイサーベイでは、NGC 1554は発見できておらず、星雲が位置する天球上の場所である、おうし座T星の西南西4'の地点には、14等星が存在している[6]。星雲は一過性だったと推測されている[6]。なお、現代の星図は、NGC 1554とNGC 1555の2つの星雲を合わせて記載している[6]

出典

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  1. ^ a b c d e f SIMBAD Astronomical Database”. Results for HH 155. 2012年5月13日閲覧。
  2. ^ GalaxyMap”. Sh 2-238. 2012年5月13日閲覧。
  3. ^ 宇宙事典全キーワードAstroArts
  4. ^ 『平凡社版 天文の事典』平凡社。ISBN 4-582-11504-7
  5. ^ a b c The Encyclopedia of Science”. Hind's Variable Nebula. 2012年5月13日閲覧。
  6. ^ a b c d The Encyclopedia of Science”. Struve's Lost Nebula (NGC 1554). 2012年5月13日閲覧。

関連項目

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