NGC 4151
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NGC 4151 | ||
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NGC 4151
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星座 | りょうけん座 | |
見かけの等級 (mv) | 11.5[1] | |
視直径 | 6.3′ × 4.5′[1] | |
分類 | (R')SAB(rs)ab,[1] Sy1[2] | |
位置 元期:J2000.0 | ||
赤経 (RA, α) | 12h 10m 32.579s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | +39° 24′ 20.63″[1] | |
赤方偏移 | 0.003262[2] | |
視線速度 (Rv) | 995 ± 3 km/s[1] | |
距離 | 6200万光年[3] (1900万パーセク) | |
他のカタログでの名称 | ||
UGC 7166, PGC 38739, 2MASS J12103258+3924210[1] | ||
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NGC 4151は、りょうけん座の領域にあり、地球から6200万光年離れた位置にある中間渦巻銀河である[3]。1787年3月17日にウィリアム・ハーシェルによって発見された[4]。この銀河は、1943年にカール・セイファートが著し、「セイファート銀河」という言葉が生まれる元となった論文に書かれた2つの銀河のうちの1つで、活動的な超大質量ブラックホールを持つ銀河の中で最も近いものの1つである。中心の超大質量ブラックホールは、4000万太陽質量と1000万太陽質量の2つのブラックホールが15.8年おきに互いに周回していると推測されている[5]。
その見かけから、NGC 4151のことを「Eye of Sauron」[注 1]というニックネームで呼ぶ天文学者もいる[3]。
X線源
[編集]1970年にNASAのX線天文衛星ウフルは、誤差範囲が0.56deg2あるものの、この銀河から来たX線を検出した[6]。しかし、これについては議論があり、とかげ座BL型天体の1E 1207.9 +3945を検出したのかどうかが問題点である。HEAO-1はX線源を1H 1210+393と検知している[7]。見かけの位置は一致するもののウフルの誤差範囲とは離れている。
X線の放出については2つの可能性が挙げられている[8]。
- 25000年前に急成長したブラックホールに物質が落ちる時、光を放出してガス中の原子がイオン化して電子が取れ、再結合する際に、X線を放射する。
- ブラックホールの降着円盤中で摩擦により起こるエネルギーでガスが高温になり、その際にX線が放射される。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g “Results for NGC 4151”. NASA/IPAC Extragalactic Database. 2019年9月19日閲覧。
- ^ a b “NGC 4151”. 2014年6月6日閲覧。
- ^ a b c W. M. Keck Observatory (2014年11月26日). “‘Eye of Sauron’ Provides New Way of Measuring Distances to Galaxies”. W. M. Keck Observatory. 2014年11月27日閲覧。
- ^ C. K. Seyfert (1943). “Nuclear Emission in Spiral Nebulae”. Astrophysical Journal 97: 28-40. Bibcode: 1943ApJ....97...28S. doi:10.1086/144488.
- ^ Bon; Jovanović; Marziani; Shapovalova et al. (2012). “The First Spectroscopically Resolved Sub-parsec Orbit of a Supermassive Binary Black Hole”. The Astrophysical Journal 759 (2): 118-125. arXiv:1209.4524. Bibcode: 2012ApJ...759..118B. doi:10.1088/0004-637X/759/2/118.
- ^ Gursky H; Kellogg EM; Leong C; Tananbaum H et al. (Apr 1971). “Detection of X-Rays from the Seyfert Galaxies NGC 1275 and NGC 4151 by the UHURU Satellite”. Ap J 165 (4): L43–8. Bibcode: 1971ApJ...165L..43G. doi:10.1086/180713.
- ^ Wood KS; Meekins JF; Yentis DJ; Smathers HW et al. (December 1984). “The HEAO A-1 X-ray source catalog”. Astrophys. J. Suppl. Ser. 56 (12): 507–649. Bibcode: 1984ApJS...56..507W. doi:10.1086/190992.
- ^ Chandra X-Ray Observatory (2019年9月19日). “The 'Eye of Sauron'”. NASA. 2011年3月14日閲覧。