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NGC 602

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NGC 602
ハッブル宇宙望遠鏡によるNGC 602の画像 Credit: HST/NASA/ESA
ハッブル宇宙望遠鏡によるNGC 602の画像
Credit: HST/NASA/ESA
星座 みずへび座
視直径 1′.5 × 0′.7[1]
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  01h 29m 32.133s[2]
赤緯 (Dec, δ) −73° 33′ 38.13″[2]
距離 196×103光年[3]
物理的性質
半径 90 光年
年齢 5×106[4]
他のカタログでの名称
N90[3]
Template (ノート 解説) ■Project

NGC 602は、小マゼラン雲の中に位置する若く明るい散開星団である。恒星からの放射と衝撃波は、N 90として知られていた星雲を形成する軽いガスや塵の大部分を押しやって、星雲の端で新しい星形成を起こさせている。これらの若い前主系列星は、未だ塵に取り囲まれているが、赤外線波長で、スピッツァー宇宙望遠鏡によって観測される[5]。この星団は、小マゼラン雲の、マゼラニックブリッジに繋がる部分に位置しているため、特に興味を持たれている。即ち、化学組成は銀河の他の部分と似ているが、比較的分離しているため、研究が容易である[6]

NGC 602のハッブル宇宙望遠鏡画像には、背景により遠くにある銀河が多く写っており、「興味深く」[7]、「壮大な」[8]光景となっている。

出典

[編集]
  1. ^ Object details - NGC 602”. Deepskylog - Sky Insight. 2007年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年1月10日閲覧。
  2. ^ a b Results for NGC 602”. SIMBAD Astronomical Database. 2013年4月4日閲覧。
  3. ^ a b Hubble Observes Infant Stars in Nearby Galaxy”. HubbleSite. 2007年1月10日閲覧。
  4. ^ NGC 602 and Beyond”. Astronomy Picture of the Day. 2007年1月10日閲覧。
  5. ^ NGC 602: Ongoing Star Formation in a Young SMC Cluster”. Hubble Heritage Project (January 2007). 2007年2月9日閲覧。
  6. ^ Discovery of a Pre-main sequence Population in SMC cluster, NGC 602 with HST/ACS and SST/IRAC Vol. 37, p.1475”. Bulletin of the American Astronomical Society. 2007年1月9日閲覧。
  7. ^ APOD: 2007 January 10 - NGC 602 and Beyond
  8. ^ New Stars Shed Light On The Past”. Science Daily (2007年1月9日). 2007年2月9日閲覧。

外部リンク

[編集]

ウィキメディア・コモンズには、NGC 602に関するカテゴリがあります。

座標: 星図 01h 29m 25s, −73° 33′ 30″