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NIO・ET7

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NIO ET7
NIO ET7
概要
製造国 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
販売期間 2022年3月 -(中国)
ボディ
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 4輪駆動
パワートレイン
モーター 前:永久磁石同期電動機
後:誘導電動機
最高出力 653 HP
前:245 HP
後:408 HP
最大トルク 850 Nm
変速機 1速固定
前後マルチリンク式
前後マルチリンク式
車両寸法
ホイールベース 3,060 mm
全長 5,101 mm
全幅 1,987 mm
全高 1,505 mm
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NIO ET7は、2022年に上海蔚来汽車(NIO)から発売されたフルサイズセダンの電気自動車。

歴史

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2021年1月9日に成都で開催されたイベント「NIO Day 2020」で発表された[1]。最上級モデルとなる150kWモデルには固体電池を採用すると発表し、世界に衝撃を与えた[2][3]。実際に搭載されれば、世界初の固体電池搭載量産車となる。ただし、発売当初の電池容量は70kWhと100kWhの2種類であり、150kWh型の導入は「1年先」という。

2022年3月28日に中国で発売され、まず70kWhモデルと100kWhモデルがラインアップされ、価格は70kWhモデルが44万8000、100kWhモデルが50万6000元であった。バッテリーをサブスクリプション方式にする場合、70kWhモデルが車両本体37万8000元+電池月額980元、100kWhモデルも車両本体は同額で電池月額が1480元となる。[2]

2022年後半にドイツでET7を販売することがNIOから発表されている[4][5]

2022年4月26日、NIO通算20万台目の車が製造されたが、それはET7であった[6]

仕様

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クラスは、メルセデス・ベンツ・SクラスBMW・7シリーズレクサス・LSなどに相当。EVの競合車はテスラ・モデルSになる。

車載バッテリーは70kWh、100kWh、150kWhをラインナップする予定である。70kWhと100kWhは、リチウムイオン電池を採用している。全電気航続距離は500kmから1000kmになる。[1]

EVパワートレーンは2つあり、フロントに永久磁石モーター、リヤに誘導モーターを搭載。最大出力は652ps/86.7kgmで、0‐100km/h加速は3.9秒。ボディは超高強度鋼とアルミニウムのハイブリッド構造で、Cd値は0.208。[4]

先進運転支援システム「NIO Aquila SuperSensing」は、8メガピクセルの高解像度カメラ11台や超長距離高解像度LiDAR 1台、ミリ波レーダー5台、超音波センサー12台、高精度測位ユニット2台、V2Xを含む計33台の高性能センシングユニットで構成されている。[1]

コンセプトモデル

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2019年の上海モーターショーで披露されたETシリーズのコンセプトモデル。

脚注

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  1. ^ a b c レクサスより格好いい!? 流麗なボディで航続距離1,000kmを誇るEV「ET7」とは?”. clicccar.com. 2022年8月14日閲覧。
  2. ^ a b 中国最新汽車事情 「NIOが開発する全固体電池車とは」”. CAR and DRIVER online. 2022年8月14日閲覧。
  3. ^ 日本車があぶない!:「航続距離800キロの中国製EV」は世界を席巻するか”. 週刊エコノミスト Online. 2022年8月14日閲覧。
  4. ^ a b 100kWhと652psで欧州へ上陸 ニオET7 プレミア・エディションへ試乗 ライダーも搭載”. AUTOCAR JAPAN. 2022年8月14日閲覧。
  5. ^ Nio launches European debut of the ET7”. electrive.com (2021年9月10日). 2022年8月14日閲覧。
  6. ^ 200,000th NIO Vehicle Rolled Off the Production Line”. www.nio.com. 2022年8月14日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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