note (企業)
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒102-0083 東京都千代田区麹町6-6-2 番町麹町ビルディング5階 WeWork麹町 |
設立 | 2011年(平成23年)12月8日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 3011001071811 |
事業内容 | デジタルコンテンツの企画、制作、配信 |
代表者 | 代表取締役CEO 加藤貞顕 |
資本金 | 1,126百万円(資本準備金含む) |
売上高 |
18億8414万9000円 (2021年11月期)[1] |
営業利益 |
△4億5654万円 (2021年11月期)[1] |
経常利益 |
△4億3347万5000円 (2021年11月期)[1] |
純利益 |
△4億3617万4000円 (2021年11月期)[1] |
純資産 |
5億7410万9000円 (2021年11月30日現在)[1] |
総資産 |
17億5061万5000円 (2021年11月30日現在)[1] |
従業員数 | 100人 |
決算期 | 11月30日 |
主要株主 |
加藤貞顕 37.00% GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL 6.78% (株)日本経済新聞社 6.50% (2023年11月30日現在)[2] |
外部リンク | https://note.jp/ |
note株式会社(ノート、英: note inc.)は、東京都千代田区に本社を置く、デジタルコンテンツの企画、制作、配信を行う日本の企業。
2011年(平成23年)に加藤貞顕が株式会社ピースオブケイクとして設立。2020年(令和2年)4月にnote株式会社へ社名変更している[3]。
2012年(平成24年)にコンテンツ配信サイト「cakes」(ケイクス)を、2014年(平成26年)にメディアプラットフォーム「note」を提供開始[4]。「note」は2020年(令和2年)5月時点で約870万件の作品が誕生し、月間アクティブユーザー数は6,300万、1日の平均投稿数は2.6万件。[5]
沿革
[編集]- 2011年(平成23年)
- 12月8日:「株式会社ピースオブケイク」創業
- 2012年(平成24年)
- 9月11日:コンテンツ配信サイト「cakes」を開始[6]
- 2014年(平成26年)
- 4月7日:メディアプラットフォーム「note」を開始
- 2016年(平成28年)
- 12月:電通グループのCVCである電通デジタルファンド向け第三者割当増資の実施
- 2017年(平成29年)
- 1月:TBSイノベーション・パートナーズ合同会社、株式会社イードと資本業務提携
- 10月:深津貴之がCXOに就任[7]
- 12月:「スマート新書レーベル」を開始
- 2018年(平成30年)
- 4月:noteクリエイター支援プログラムを開始
- 8月:日本経済新聞社と資本業務提携
- 12月:東京都渋谷区道玄坂1丁目19番9号へ所在地の変更
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 3月:「note pro」提供開始
- 7月:UUUM株式会社と資本業務提携
- 8月:株式会社テレビ東京コミュニケーションズと資本業務提携
- 11月:「note」のドメイン名をnote.muからnote.comに変更
- 2020年(令和2年)
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)
- 6月1日:東京都千代田区麹町6丁目6番2号へ所在地の変更
事件・不祥事
[編集]- 2020年8月14日、noteアカウントを保持し、2記事以上投稿したことのあるユーザーのIPアドレスが、記事詳細ページのソースコードから確認可能な状態であることが判明。同日10時40分にこの不具合を検知し、10時58分にnote全体へのアクセスを遮断。11時56分に修正対応を終え、サービスを再公開をおこなった[9]。
- 2020年10月19日にcakesで公開された、写真家の幡野広志の記事にて、ドメスティックバイオレンスの相談内容を「嘘」や「大袈裟」と回答する記事を掲載したことで大きな批判を浴び、後にcakes編集部および運営会社が謝罪し、再発防止策を発表した[12]。2021年4月には14歳の少女の相談に対する幡野の回答が再び批判を呼ぶこととなり、編集部の判断で記事が削除された後、同年5月に連載終了が発表されている[13][14]。
- 2020年11月11日にcakesで公開されたライターユニットのばぃちぃの記事にて、取材対象であるホームレスに対する表現方法などが問題視され大きな批判を浴びた。そのことを受け、11月16日にcakes編集部は謝罪等はないまま記事を訂正。訂正の数時間後に、公式ツイッターで追記・修正したことを公表した[15]。このような一連の事態を受けて、再発防止を進める一環としてcakes編集部の体制を一新したことを発表した[16]。また、文藝春秋との業務資本提携についても再発防止において同社の出版社としての長年の知見を得るためもあるとしている[17]。
- 2020年12月9日、声優・文筆家のあさのますみが、「cakesクリエイターコンテスト2020」を受賞しcakesで連載する予定だった友人の自殺に関するノンフィクション記事について、編集部から掲載中止になったことを発表するとともに、上記2件の不祥事を受け、また自死をテーマにした内容である事から、編集部の対応が二転三転したことや、執筆者や取材対象者を軽視するような編集姿勢があったことを明らかにした[17][18][19]。編集部の一連の姿勢にさらなる批判が集まることになり、cakes編集部はTwitter上で謝罪、その後あさのと話し合いを持った結果、編集部側が非を認めあさのが提示した条件を元に和解することで合意し、編集部は改めてcakesのサイト上で謝罪した[20][21]。なお、あさのの著作はその後小学館より単行本として刊行されている[22]。
- 2021年10月11日、同年10月5日に公開した「ぼくたち1週間で『18万1379円』稼ぎました!」(「高校生よ、ショーバイせよ!」第7回)という記事が、同人誌の高額転売で金銭を稼ぐ活動報告だったことで炎上した[23]。同日16時40分には「配信・提供元(株式会社STOKE, HS編集部)より依頼があり、公開停止しました。」となり内容が削除され[24]、その後記事そのものが存在しない扱いとなった[25]。記事削除についてSTOKE代表の柿内芳文、DMMの亀山敬司会長兼CEOがそれぞれが謝罪を表明した[26][27]。
主な資本提携先
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 新規上場のための有価証券報告書Note
- ^ “第12期定時株主総会招集ご通知”. IRニュース. note株式会社. p. 14 (2024年2月1日). 2024年11月27日閲覧。
- ^ “ピースオブケイクがnote株式会社に社名変更、MAUは4400万に到達 | Media Innovation” (2020年4月7日). 2020年7月23日閲覧。
- ^ “個人クリエイター向けプラットフォーム「note」 テキストや写真、任意の価格で有料販売も”. ITmedia NEWS. 2020年7月23日閲覧。
- ^ “noteの月間アクティブユーザーが6,300万突破。法人利用も半年で倍増の1,600件に。|note株式会社”. note株式会社. 2020年7月23日閲覧。
- ^ cakes編集部. “ケイクス通信 2012年9月11日(火)号 | ケイクス通信 | cakes編集部”. cakes(ケイクス). 2020年7月23日閲覧。
- ^ 深津貴之/加藤貞顕. “深津貴之さんが、ピースオブケイクのCXOになりました。 | cakes & note 改善プロジェクト | 深津貴之/加藤貞顕”. cakes(ケイクス). 2020年7月23日閲覧。
- ^ ASCII. “note、月額課金のコミュニティが作れる「サークル」機能”. 週刊アスキー. 2020年8月15日閲覧。
- ^ a b “【お詫び】IPアドレスが他者からも確認できてしまう不具合について|note株式会社”. note株式会社 (2020年8月14日). 2020年8月15日閲覧。
- ^ “note社と資本業務提携:朝日新聞デジタル”. (2020年12月11日)
- ^ “noteはロゴをリニューアルしました。引き続き、クリエイターエコノミーを牽引していきます|note株式会社”. note株式会社. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “10月19日掲載記事に関するお詫びと今後の対応について”. cakes (2020年10月27日). 2020年10月28日閲覧。
- ^ “幡野広志さんのcakes連載記事を削除。14歳からの相談への回答内容に批判”. ハフポスト (2021年4月27日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ “幡野広志さんの連載終了をcakesが発表。「編集部の力量不足によりご迷惑をおかけした」”. ハフポスト (2021年5月7日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ cakes(ケイクス) [@cakes_PR] (2020年11月16日). "本記事で、著者とホームレスの方々との関係性についての説明が不足していたため、11月16日11:28に追記・修正いたしました。..." X(旧Twitter)より2020年11月16日閲覧。
- ^ “cakes編集部 体制変更のお知らせ”. cakesからのおしらせ. cakes編集部 (2020年11月27日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ a b 横山耕太郎 (2020年12月10日). “炎上続くnoteの改革なるか?伝統の文藝春秋とnoteが資本業務提携”. Business Insider Japan. 2021年10月11日閲覧。
- ^ 待鳥航志「「フィクションってことにしませんか」で炎上 プラットフォームメディア「cakes」 編集姿勢に批判」『毎日新聞』毎日新聞社、2020年12月12日。2021年10月11日閲覧。
- ^ “cakes連載中止にネット反響 「自殺」題材コラムで打診、運営企業noteへ経緯を聞いた”. J-CAST ニュース (2020年12月10日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ あさのますみ (2020年12月14日). “和解という着地点を選びました”. note. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “cakes連載見送りに関するお詫び”. cakesからのおしらせ. cakes編集部 (2020年12月14日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ “あさのますみ、自死した友人についてのエッセイが書籍化「逝ってしまった君へ」”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年6月30日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ “高校生によるコミケ同人誌の転売報告記事が炎上→cakesから削除 イベント主催側が謝罪(1/2 ページ)”. ねとらぼ. ITmedia (2021年10月11日). 2021年10月12日閲覧。
- ^ "「高校生よ、ショーバイせよ!」第7回について". cakes. 5 October 2021. 2021年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月11日閲覧。
- ^ "ぼくたち1週間で「18万1379円」稼ぎました! / チーム「マネーがあんまねー」". cakes. 5 October 2021. 2021年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月5日閲覧。
- ^ 柿内芳文(編集者) [@kakkyoshifumi] (2021年10月11日). "2019年の夏に実施し、cakesにその様子のレポート記事を掲載しているイベント「ハイスクールショーバイ!」に関して、主催者として以下の通りお詫びいたします。(続く)". X(旧Twitter)より2021年10月12日閲覧。
- ^ “DMM亀山会長、cakesの“転売容認”記事について謝罪 「配慮に欠けた発言をしてしまった」(1/2 ページ)”. ねとらぼ. ITmedia (2021年10月12日). 2021年10月12日閲覧。
- ^ “note運営のピースオブケイクとテレビ東京ホールディングスが資本業務提携しました。|note株式会社”. note株式会社. 2020年8月15日閲覧。
- ^ “ピースオブケイク、電通グループのCVCである電通デジタルファンド向け第三者割当増資の実施|note株式会社”. note株式会社. 2020年8月15日閲覧。
- ^ “ピースオブケイク、TBSイノベーション・パートナーズ向け第三者割当増資の実施|note株式会社”. note株式会社. 2020年8月15日閲覧。
- ^ “ピースオブケイク、株式会社イードと資本業務提携を締結|note株式会社”. note株式会社. 2020年8月15日閲覧。