Oracle Application Development Framework
Oracle Application Development Framework(Oracle ADFまたは単にADF)とは、Oracle社が提供するアプリケーション開発用のJavaフレームワークである。
ADFは視覚的・宣言的なアプローチでJava EE開発を支援するフレームワークである。
サポートする技術
[編集]MVCモデルに基づくADFのサポートする技術は以下の通り。
Model
[編集]- EJBs
- Webサービス - SOAP, REST
- TopLink - EclipseLink
- Javabeans
- Plain Old Java Object - シンプルなJavaクラス
- ADFビジネスコンポーネント(エンティティオブジェクト、ビューオブジェクト)
- ポートレット
- CSVやXMLファイル
Controller
[編集]- JavaServer Faces (JSF)
- ADFタスクフロー - ADFにおけるプロセスフロー
- Struts
View
[編集]- Swing
- JavaServer Pages (JSP)
- JavaServer Faces (JSF)
- ADF Faces - JSFのOracle実装[1]
- Facelets
- ADFモバイルブラウザ - Apache Trinidadベース
- Excel
Oracleの無料統合開発環境である、JDeveloperを用いて、ADFアプリケーションのグラフィカルな作成・管理を行うことができる。
また、Oracle Enterprise Pack for Eclipseには、EclipseベースのADF用開発ツールが用意されている。
開発者は、作成したADFアプリケーションを、Java EE準拠のWebコンテナにデプロイできる。 中でも、Oracle WebLogic ServerおよびIBM WebSphereは公式にサポートされている。無料のEssentials版のユーザーは、GlassFishでアプリケーションのサポートを購入できる。
モバイルアプリケーション開発
[編集]モバイルアプリケーションフレームワーク(MAF) は、Oracle社によるモバイルアプリケーション開発のための戦略的方向性をもつ。 これは、以前はOracle ADF Mobileとして知られていた製品のブランド変更となる。 名称変更はMAFとADFとを区別するための戦略的決定であった。
また、MAFは、iOSとAndroidの両方で単一のソースとネイティブアプリケーションによる開発を可能にする、モバイル開発用のハイブリッドフレームワークである。 モバイルアプリケーション内のロジックのコーディングはJava言語で行われ、UIレイヤーは、HTML5ベースのユーザーインターフェイスを生成するコンポーネントセット(AMX)で開発することができるうえ、Oracle MAFは、ローカルHTML5ページに対し、他のサーバーから生成されたリモートHTMLコンテンツを組み込むことができる。 Oracle MAFには、ADFタスクフローの概念に基づくコントローラ・レイヤーと、UIをサービスに簡単にバインドするためのADFバインディング・ソリューションが含まれている。 Oracle MAFは、GPS、連絡先、SMSなどのデバイス機能との相互作用をサポートしている。
参照
[編集]外部リンク
[編集]参考文献
[編集]- ^ Desbiens, Frederic; Moskovits, Peter; Weckerle, Philipp (2009). Oracle WebCenter 11g Handbook: Build Rich, Customizable Enterprise 2.0 Applications. Oracle Press. McGraw Hill Professional. p. 47. ISBN 9780071629331 2014年8月6日閲覧. "ADF Faces is a complete overhaul of UIX in which the various components were redeveloped as JSF components."