Orfeo toolbox
開発元 | フランス国立宇宙研究センター |
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最新版 |
6.6.1
/ 2018年12月12日 |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C++ |
対応OS | クロスプラットフォーム |
対応言語 | C++, Python, Java, IDL (プログラミング言語) |
種別 | ライブラリ |
ライセンス | CeCILL |
公式サイト | OTB homepage |
Orfeo Toolboxはリモートセンシング画像処理用ライブラリである。 2006年にフランス国立宇宙研究センターが開発し、フリーソフトウェアライセンスのCeCILL (GPLと類似し、互換性がある)として公開しており、オープンソースコミュニティは成長し続けている。 衛星画像の使用に必要な全てのツールを実装し利用者に提供することを目標として掲げている。[1] 実装しているライブラリは、プレアデス衛星やCOSMO-SkyMedのみならず、多様な検知装置が取得した高解像度の画像を対象としている。
Linux、Mac OS X、Windowsなど複数のプラットフォームにて徹底的に検証されており、 ほとんどの機能は、大容量の画像(4GB以上)を処理の際にストリーミングにてし、可能な限り頻繁にマルチコアプロセッサを活用している。
ライブラリの他にもGUI経由で、セグメント化、オルソ補正、分類、画像レジストレーション (印刷・映像)などいくつかのアプリケーションが利用できる。
Ohlohの調査によると、41人の貢献者による合計26万行近くのコード(開発開始時に提供された多くのライブラリを含む)で構築されている。[2]
- イメージアクセス:GDALを使用し、ほとんどのリモートセンシング画像フォーマットの読み書きに対応、メタデータアクセス[4]
- データアクセス:ベクタデータ(シェープファイル、KML)、数値標高モデル、LIDAR[5]
- フィルタリング:ぼかし、ノイズ除去、光学またはレーダーデータ用改良処理[6]
- 画像分割:領域拡張、集水域、等位集合[7]
- 分類:K平均法、サポートベクターマシン、マルコフ確率場、その他すべてのOpenCV機械学習アルゴリズム
- 検出変更[8]
- ステレオ画像マッチング
- (ossimを用いた)オルソ補正および地図投影[9]
- 放射分析指標(植生、水域、土壌)[10]
- オブジェクトベースのセグメント化及びフィルタリング
- 主成分分析
- 可視化:プラグイン経由で柔軟に調整が可能
言語や他のソフトウェアとの関連性
[編集]医療用画像処理ライブラリであるInsight Segmentation and Registration Toolkitに基づいたC++ライブラリである。
他のファイルを結合する機能はPythonとJavaで実装され利用可能であり、公式ブログにてPythonのラッパー使用例詳細を公開している。[11]
利用者の一人は、始めからライブラリ機能を使用する手順の定義にMATLABを使用している。[12]
2009年後半以後有志のボランティアによりQGIS用プラグイン[13]として、[14]分類、セグメント化、陰影処理などいくつかのモジュールが開発されている。
実装アルゴリズムは、Sextanteフレームワークを通じてQGISで利用可能である。
Monteverdi
[編集]何ができるかを実証するために設計された簡単なツールとして、 多くの利用者が実際の処理作業に使用し始めたことから、開発側はより一般的に、強力に、使いやすく改良した。 結果としてラスタ・ベクタデータに対応し、既存機能の大部分を統合した。 アーキテクチャは、パイプラインのストリーミングやマルチスレッド機能を活用している。 名称は「オルフェオ Orfeo」を作曲したフェルディナンド・ベルトーニ由来である。[15]
脚注
[編集]- ^ E. Christophe and J. Inglada "Open Source Remote Sensing: Increasing the Usability of Cutting-Edge Algorithms" in IEEE Geoscience and Remote Sensing Newletter, issue 150, March 2009, pp. 9-15.
- ^ http://www.ohloh.net/p/otb
- ^ Orfeo Toolbox Software Guide, Updated for OTB 3.18, 2013
- ^ http://www.orfeo-toolbox.org/SoftwareGuide/SoftwareGuidech6.html#x26-740006
- ^ http://www.orfeo-toolbox.org/SoftwareGuide/SoftwareGuidech7.html#x29-880007
- ^ http://www.orfeo-toolbox.org/SoftwareGuide/SoftwareGuidech8.html#x30-930008
- ^ http://www.orfeo-toolbox.org/SoftwareGuide/SoftwareGuidech16.html#x43-23700016
- ^ http://www.orfeo-toolbox.org/SoftwareGuide/SoftwareGuidech19.html#x46-28100019
- ^ http://www.orfeo-toolbox.org/SoftwareGuide/SoftwareGuidech11.html
- ^ http://www.orfeo-toolbox.org/SoftwareGuide/SoftwareGuidech12.html#x38-19200012.1
- ^ OTB Mad Lab (OTB in python example): http://blog.orfeo-toolbox.org/uncategorized/otb-mad-lab
- ^ Using OTB from Matlab: https://groups.google.com/access-error?continue=https://groups.google.com/g/otb-users/c/jqe6LkA0oPE
- ^ http://blog.orfeo-toolbox.org/uncategorized/otb-inside-sextante-inside-qgis
- ^ OTB Qgis plugins: http://hg.orfeo-toolbox.org/OTB-Qgis-plugins
- ^ http://www.orfeo-toolbox.org/otb/monteverdi.html