ポップ・ウィル・イート・イットセルフ
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(PWEIから転送)
ポップ・ウィル・イート・イットセルフ Pop Will Eat Itself | |
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ポップ・ウィル・イート・イットセルフ(2012年) | |
基本情報 | |
別名 | PWEI、The Poppies |
出身地 | イングランド ウェスト・ミッドランズ・スタウアブリッジ |
ジャンル | インダストリアル・ロック、インディー・ロック、グレボ |
活動期間 | 1986年 - 1996年、2005年、2010年 - |
レーベル | RCA、Infectious、ナッシング |
公式サイト |
www |
メンバー |
グラハム・クラブ メアリー・バイカー デイヴィー・ベネット リチャード・マーチ アダム・モール ファズ・タウンシェンド |
旧メンバー |
クリント・マンセル ケリー・ハモンド ティム・マディマン ジェイソン・ボウルド |
ポップ・ウィル・イート・イットセルフ(Pop Will Eat Itself)とは、イングランドのオルタナティヴ・ロック・バンドである。略称はPWEI。ポッピーズ(The Poppies)とも称される。
概要
[編集]バーミンガムからのメンバーを加えて、1986年にウェスト・ミッドランズのスタウアブリッジで結成。デジタルビートとパンク・ロック、ラップ・ミュージックを合わせたデジロック(当時のイギリスではグレボと呼ばれていた)の先駆けとして評価を得て、後のEMF、ジーザス・ジョーンズ、プロディジーなどに影響を与える。
5枚のスタジオ・アルバムを発表した後、1996年に解散。その後、ベースのリチャード・マーチはビッグ・ビートのユニット、ベントレー・リズム・エースを結成。グラハム・クラブ、アダム・モール、ファズはヴァイルイーヴルズ (Vileevils)を結成する。
2005年に期間限定で復活ライブを行い、2010年、グラハム・クラブを中心に新メンバーを加えて再結成する。
エピソード
[編集]- 同じバーミンガム出身のワンダー・スタッフ、ネッズ・アトミック・ダストビンとは非常に仲が良く、ワンダー・スタッフのマルク・トゥーリスはクリント、アダムと以前同じバンドに所属していた。
- パブリック・エネミー英国公演の前座に起用され、ヒップホップ・ファンの客から大ブーイングを受けた。
- 1990年に日本に一度来日したが、全く客が入らなかった上、1日で2回のライブを行った。それは後にシングルのタイトル名のネタになった。
- クリント・マンセルは雑誌のインタビューでトム・ウェイツの悪口を喋り、それがきっかけで殴り合いのケンカをしたことがある。
- 石野卓球は初期電気グルーヴの音楽性に多大な影響を受けたことを公言している[1]。
メンバー
[編集]現メンバー
[編集]- グラハム・クラブ (Graham Crabb) - ボーカル、ドラム、キーボード、プログラミング
- メアリー・バイカー (Mary Byker) - ボーカル、キーボード、プログラミング
- デイヴィー・ベネット (Davey Bennett) - ギター、ベース
- リチャード・マーチ (Richard March) - ベース、ギター、キーボード、プログラミング
- アダム・モール (Adam Mole) - ギター、キーボード、プログラミング
- ファズ・タウンシェンド (Fuzz Townshend) - ドラム、キーボード、プログラミング
旧メンバー
[編集]- クリント・マンセル (Clint Mansell) -ボーカル、ベース、ギター、キーボード、プログラミング、サンプリング、ターンテーブル、ドラム
- ケリー・ハモンド (Kerry "The Buzzard" Hammond) - ギター
- ティム・マディマン (Tim Muddiman) - ギター、ベース、キーボード
- ジェイソン・ボウルド (Jason Bowld) - ドラム、プログラミング
タイムライン
[編集]ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『ボックス・フレンジー』 - Box Frenzy (1987年)
- 『ジス・イズ・ジス』 - This Is the Day...This Is the Hour...This Is This! (1989年)
- 『ネ・ア・カ療法』 - Cure for Sanity (1990年) ※日本での通称は『アロア』。アートワークを担当したデザイナーズ・リパブリックの特徴的なカタカナ風タイポグラフィで、ジャケット上の「POP」の文字が『アロア』に見えることから。
- 『ルックス、それともライフスタイル』 - The Looks or the Lifestyle? (1992年)
- 『ドス・ディドス・ミス・アミーゴ』 - Dos Dedos Mis Amigos (1994年)
- New Noise Designed by a Sadist (2011年)
- A Lick of the Old Cassette Box (2013年) ※1996年録音
- Anti-Nasty League (2015年)
ライブ・アルバム
[編集]- At Weird's Bar and Grill (1993年)
- The Radio 1 Sessions 1986-87 (1997年)
- Reformation: Nottingham Rock City 20.01.05 (2005年)
- Reformation: Birmingham Carling Academy 22.01.05 (2005年)
- Reformation: Birmingham Carling Academy 23.01.05 (2005年)
- Reformation: London Shepherds Bush Empire 24.01.05 (2005年)
- Reformation: London Shepherds Bush Empire 25.01.05 (2005年)
- On Patrol in the UK 2012 (2012年)
コンピレーション・アルバム
[編集]- 『ナウ・フォー・ア・フィースト』 - Now for a Feast! (1988年) ※デビュー前の音源を収録
- 16 Different Flavours of Hell (Best of) (1993年)
- Wise Up Suckers (BMG best of) (1996年) ※BMG時代のベスト・アルバム
- PWEI Product 1986-1994 (Anthology) (2002年)
- The Best Of (2008年)[2]
- 『デフ・コムズ86-18』 - Def Comms 86-18 (2018年)
リミックス・アルバム
[編集]- Two Fingers My Friends! (1995年) ※『ドス・ディドス・ミス・アミーゴ』のリミックス
- Reclaim the Game (Funk FIFA) (2014年)
脚注
[編集]- ^ Red Bull Music Academy Tokyo 2011 INTERVIEW: TAKKYU ISHINO
- ^ Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. p. 431. ISBN 1-904994-10-5
関連項目
[編集]- チチョリーナ - 楽曲「Touched by the Hand of Cicciolina」で歌われている