パフューム・ジーニアス
パフューム・ジーニアス Perfume Genius | |
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2012年撮影 | |
基本情報 | |
出生名 |
マイク・ハドレアス (Mike Hadreas) |
ジャンル |
インディー・ポップ チェンバー・ポップ [1] フォーク[2] アート・ポップ [3] |
活動期間 | 2008年- |
レーベル |
マタドール・レコード ターンスティール・レコード |
パフューム・ジーニアス(Perfume Genius)は、アメリカ合衆国出身のシンガーソングライター、マイク・ハドレアスのソロ・プロジェクトである。
来歴
[編集]2008年、Myspaceにページを立ち上げ、パフューム・ジーニアスを名乗っての活動を始める。この活動当初から同性愛者であることをオープンにしていた[4]。
2010年6月、デビュー・アルバム『Learning』をリリース。全てを自宅で録音した[5]ロー・ファイな作りながら批評家筋から高い評価を集め、ピッチフォーク・メディアでは10点満点中8.2点[6]、NMEでは、10点満点中9点[7]を獲得した。2011年、ベイルートの北米ツアーにサポートアクトとして同行。
2012年2月、2作目となるアルバム『Put Your Back N 2 It』をリリース。初めてスタジオでレコーディングを行い[8]、前作同様批評家筋からは、ピッチフォーク・メディアで10点満点中8.4点[9]、NMEで10点満点中8点[10]と高く評価された。また、同作収録の楽曲『Hood』のミュージック・ビデオで、ハドレアスはゲイのポルノ俳優、アルファド・ミクロスと共演したが、このビデオがYouTubeから、家族での視聴に不適切であるとみなされる[11]など、物議を醸した。
2014年9月、3作目となるアルバム『Too Bright』をリリース。アリ・チャントとポーティスヘッドのエイドリアン・アトリーを共同プロデュースに迎え、ピアノの弾き語りを基調としたこれまでのサウンドにバンド・サウンドやシンセサイザー導入した[12] [13] 。レビュー収集サイトMetacriticは31のレビューの加重平均値を100点中87点という高い評価を与えた[14]。ピッチフォークは10点中8.5点をつけ、Best New Musicに選んでいる[15]。
2017年3月、4作目のアルバム『No Shape』からのファーストシングルとして『Slip Away』をリリース、ピッチフォークのBest New Trackに選ばれた[16]。アルバム『No Shape』は2017年5月にリリース。アラバマ・シェイクスやジョン・レジェンドとの仕事で知られるブレイク・ミルズをプロデューサーに迎え、ミルズはギターやピアノ、パーカッション、タブラ、メロトロン、プログラミングを担当した[17]。また、ロブ・ムースが手がけたストリングス・アレンジによって、オーケストラル・ポップの側面を打ち出した作品ともなった[18] 。ピッチフォークが2017年の年間ベストアルバムの16位に[19]、NMEが27位にランクインさせるなど[20]の高い評価を得た。
2020年5月、5作目のアルバム『Set My Heart on Fire Immediately』をリリース。プロデューサーは引き続きブレイク・ミルズを起用し、50年代以前のスタンダード・ポップ、ドゥワップ、ソウル、ゴスペルなどのアメリカの伝統的な音楽要素を取り込んだ[21] [22] [23] [24]。Metacriticは25のレビューの加重平均値で100点中91点という高い評価を与えた[25]。
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- Learning (2010年)
- Put Your Back N 2 It (2012年)
- Too Bright (2014年)
- No Shape (2017年)
- Set My Heart on Fire Immediately (2020年)
脚注
[編集]- ^ “Perfume Genius Set My Heart On Fire Immediately” (2020年5月18日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ “Perfume Genius Put Your Back N 2 It” (2012年3月3日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ “Perfume Genius reaches out with bigger, bolder arrangements on the new No Shape” (2017年5月18日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ “《Now Our Minds are in LA #3》パフューム・ジーニアス〜LAに魅せられた鬼才の心身解放宣言!!「ロイ・オービソンの曲でドラムだった人が僕の曲でも叩いてる……これ、すごいことだよね」” (2020年5月21日). 2020年7月22日閲覧。
- ^ “《Now Our Minds are in LA #3》パフューム・ジーニアス〜LAに魅せられた鬼才の心身解放宣言!!「ロイ・オービソンの曲でドラムだった人が僕の曲でも叩いてる……これ、すごいことだよね」” (2020年5月21日). 2020年7月22日閲覧。
- ^ “Perfume Genius: Learning”. Pitchfork (2010年7月16日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ “NME Album Reviews - Album Review: Perfume Genius - 'Learning' (Organs/Turnstile) - NME.com”. NME (2010年7月18日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ “《Now Our Minds are in LA #3》パフューム・ジーニアス〜LAに魅せられた鬼才の心身解放宣言!!「ロイ・オービソンの曲でドラムだった人が僕の曲でも叩いてる……これ、すごいことだよね」” (2020年5月21日). 2020年7月22日閲覧。
- ^ “Perfume Genius: Put Your Back N 2 It”. Pitchfork (2012年2月27日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ “NME Album Reviews - Album Review: Perfume Genius - 'Put Your Back N 2 It' - NME.com”. NME (2012年2月15日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ Michelson, Noah (January 25, 2012). “Perfume Genius Video Gets Banned From YouTube For Not Being "Family Safe"”. Huffington Post 2020年7月21日閲覧。
- ^ “茨の“クイーン”──パフューム・ジーニアス、インタヴュー” (2014年9月26日). 2020年7月22日閲覧。
- ^ “パフューム・ジーニアス(Perfume Genius)、苦しみ続けたゲイの青年はいかにして〈解放〉の歌い手になったか” (2020年5月15日). 2020年7月22日閲覧。
- ^ “Too Bright”. 2020年7月21日閲覧。
- ^ “Perfume Genius Too Bright” (2014年9月24日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ “Perfume Genius Slip Away” (2017年3月21日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ “パフューム・ジーニアス(Perfume Genius)、苦しみ続けたゲイの青年はいかにして〈解放〉の歌い手になったか” (2020年5月15日). 2020年7月22日閲覧。
- ^ “パフューム・ジーニアス(Perfume Genius)、苦しみ続けたゲイの青年はいかにして〈解放〉の歌い手になったか” (2020年5月15日). 2020年7月22日閲覧。
- ^ “The 50 Best Albums of 2017” (2017年12月12日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ “NME’s Album of the Year 2017” (2017年12月27日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ “パフューム・ジーニアス(Perfume Genius)、苦しみ続けたゲイの青年はいかにして〈解放〉の歌い手になったか” (2020年5月15日). 2020年7月22日閲覧。
- ^ “《Now Our Minds are in LA #3》パフューム・ジーニアス〜LAに魅せられた鬼才の心身解放宣言!!「ロイ・オービソンの曲でドラムだった人が僕の曲でも叩いてる……これ、すごいことだよね」” (2020年5月21日). 2020年7月22日閲覧。
- ^ “パフューム・ジーニアス、ファン参加型のMV制作コンテストを開催” (2020年5月22日). 2020年7月22日閲覧。
- ^ “愛、セックス、記憶、身体などがテーマ。パフューム・ジーニアス、最新作『Set My Heart On Fire Immediately』リリース” (2020年2月26日). 2020年7月22日閲覧。
- ^ “Perfume Genius Set My Heart On Fire Immediately”. 2020年7月21日閲覧。