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Photo-Me

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ME Group International plc
種類
公開有限会社
市場情報 LSEPHTM
業種 自動サービス機
設立 1960s
本社 サリー州エプソムイギリス
事業地域
World wide
主要人物
Serge Crasnianski, (CEO)
ウェブサイト www.photo-me.com
Photo-Meの証明写真機
Photo-Meのブース。北アイルランド、キャッスルコート

ME Groupミー・グループ、ME Group International plc、LSEMEGP)は、イギリスサリー州エプソムに拠点を置く自動サービス機の会社。1963年に公開有限会社となり、イギリス以外にもインドネシア、日本、フィリピン、ドイツ、フランスなどの国で業務を行っている。

旧社名は「Photo-Me」 (フォトミー)。自動証明写真ブースの「Photo-Me」で有名だったが、コインランドリーの「Wash ME」、生搾りジュースマシンの「Feed ME」など経営の多角化に伴い、2022年に現社名に変更した。

日本法人はME Group Japan(ミー・グループ・ジャパン、旧社名・日本オート・フォート)。

概要

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1962年よりロンドン証券取引所に上場している。

2007年、経営の柱である証明写真機部門を売却する計画が持ち上がったが、株主の反対により当時のCEOであったヴァーノン・サンキーとセルジュ・クラスニアンスキー(Photo-Me傘下の仏KISグループ創業者)は辞任に追い込まれた[1]。しかし、2009年2月に業績予想の修正があり[2][リンク切れ]、2009年3月にCEOのThierry Barelが辞任した[3][リンク切れ]。この結果、2009年5月、セルジュ・クラスニアンスキーが非常勤取締役として取締役会に再任された。その後、副会長兼共同最高経営責任者に任命され、2010年5月にはCEOに返り咲いたクラスニアンスキーは、経営悪化の元凶であるフイルム写真現像処理機(ミニラボ)部門からの撤退と経営多角化を断行した。

かつてはノーリツ鋼機富士フイルムと並ぶフイルム写真現像処理機(ミニラボ)の世界大手であったが、デジカメの普及によって2000年代後半に経営危機に陥った。Photo-Meは2009年4月30日時点の税引前利益が160万ポンドなのに対して、2008年度は630万ポンドの赤字を出しており、クラスニアンスキーの再任後、KISとPhoto-Meグループで大規模なリストラが行われた。 2010年にはPhoto-Meグループ最大の不良債権であったミニラボ事業が売却され、税引前利益は1400万ポンドとなった。バランスシートを見る限りでは、前年がネットデット(純有利子負債)2350万ポンドだったのに対し、当年はネットキャッシュ810万ポンドとなり、全体的なキャッシュポジションは3160万ポンドと言う劇的な改善を見た[4]

Photo-Meのデジタル証明写真「Fotofix」のブース。ドイツ

同社は多角化の為にランドリー事業に参入し、「Revolution」部門を創設した。Revolutionは、24時間年中無休の屋外設置型のセルフサービスのコインランドリーである。この部門は、2015年末までに2000ユニットの設置が見込まれており、予想を超える成功を収めている[5]

2016年11月、Photo-Meがイギリスの大手スーパーマーケットであるアズダの写真部門を買収し、スーパー店内にある191か所の写真センターと172か所のセルフサービスキオスクを入手したことが発表された[6]

2020年11月、プラザクリエイトの証明写真事業を買収した。

2022年8月、証明写真機部門の縮小と経営多角化に伴い、社名を「Photo-Me」から「MEグループ」に変更した。

2023年10月、富士フイルムの証明写真事業を買収した。

参照

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外部リンク

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