ラウブルは、バスク十字とも呼ばれる十字のひとつ。卍(まんじ)に似た曲線状の4本のアームを持つ。バスク人にとって最も有名でバスクを象徴するものと認識されており、バスク文化のシンボルとして頻繁に利用されている。バスク地方の多くの民家や商店では、お守りの一種として戸口の上にラウブルが掲げられる。ラウブルは政治的象徴でもあり、バスク民族主義者行動を含む様々な政治団体の旗や紋章として描かれる。バスク文化の多くの要素を抑圧したフランコ独裁時代には、一部を除いてラウブルが文化的アイコンとして使用されることはなかった。……