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Portal:会計/おすすめ記事/繰延資産

繰延資産(くりのべしさん、deferred assets)は、すでに対価の支払が終了し又は支払義務が確定し、それに対応する役務の提供を受けたが、その効果が将来にわたって発現される費用であり、収益との対応関係から次期以降にわたって繰延べ経理された資産の種類の1つである。貨幣性資産ではなく費用性資産であるため、換金価値を持たない。貸借対照表上、流動資産固定資産とは区分掲記される。

繰延資産は、支払った費用のなかで、将来にわたって企業に利益をもたらすと考えられるものを指す。要するに「交通費のように形には残らない費用だが、建物や機械のように将来にわたって利益を生む可能性があるものを資産としておこう」というものである。