『ゲルニカ』(Guernica)は、スペインの画家パブロ・ピカソがスペイン内戦中の1937年に描いた絵画である。ドイツ空軍によってビスカヤ県のゲルニカが受けた都市無差別爆撃(ゲルニカ爆撃)を主題としている。縦349cm×横777cmの大作で、パリ万国博覧会のスペイン館を飾った。発表当初の評価は高くなかったが、やがて反戦や抵抗のシンボルとなり、ピカソの死後にも保管場所をめぐる論争が繰り広げられた。1981年、ついにスペインに返還されたとき、スペインでこの絵画は「故国の土を踏んだ最後の亡命者」とされた。
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