PowerEdge
PowerEdge(パワーエッジ)は、デルが1996年に発売し、現在も販売しているサーバのブランド名である。
2010年第1四半期の世界PCサーバの出荷台数ベースの市場シェアで、当PowerEdgeは24.1%を占め、第2位だった(ガートナー調べ)。2009年の日本国内PCサーバの市場シェアでは、13.7%で第4位を占めていた(ノークリサーチ調べ)。
- 種類
PowerEdge の大多数はx86のPCサーバである。初期にはItanium搭載モデルもあった。フォームファクタ(形状)で分類すると、ブレードサーバ、ラックマウントサーバ、タワーサーバの3種類がある。想定ユーザが個人事業主やSOHO向けの「エントリークラス」のものから、4ソケット対応の「大企業向け」の製品まで幅広いラインアップを擁する。
以前は内蔵するCPUは全てインテル製のものを使用していたが、2006年にAMD製のCPUを内蔵したものも発表された。現在ではCeleron、Pentium、Core 2 Duo、Xeon、OpteronおよびSempronを搭載したモデルがラインアップされており、クアッドコア製品も目立ってきている。
現行機種
[編集]2010年6月現在の最新機種は、2009年5月に発表されたデル第11世代PowerEdgeシリーズである。
なお2007年11月に行われたデル第10世代PowerEdgeサーバの発表と同時に、サーバ製品のラインアップが一新され型番のネーミングルールが変更となった。これにより製品型番は従来の数字3桁ないし4桁のものから一律に「PowerEdge TXXX」(Tはアルファベット1文字、XXXは3桁の数字)と表されるようになった。型番の意味は次の通り。
- T(アルファベット)
- フォームファクタ(T:タワー、R:ラック、M:ブレード)
- X(数字 1桁目)
- CPUソケット数ならびにグレード(右表参照)
- X(数字 2桁目)
- システム更新の世代
- X(数字 3桁目)
- プロセッサの種類(0:インテル、5:AMD)
ソケットとグレード
[編集]型番 数字 1桁目 | ソケット数 | グレード |
---|---|---|
1 | 1 | ローエンド |
2 | ミッドレンジ | |
3 | ハイエンド | |
4 | スペシャル | |
5 | 2 | ローエンド |
6 | ミッドレンジ | |
7 | ハイエンド | |
8 | スペシャル | |
9 | 4 | グレードなし |
筐体などの特徴
[編集]他のメーカと違う独特の筐体とシステムを使用しており、汎用品による部品の交換ができない場合が多い。このため多くの場合部品の交換はデルのサポートを通して行わなければならない。
ギャラリー
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