コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

Pump.io

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
pump.io
作者 Evan Prodromou
開発元 E14N
最新版
4.1.2[1][2] / 2017年7月15日 (7年前) (2017-07-15)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
JavaScript / Node.js
対応OS クロスプラットフォーム
種別 Web application framework,ミニブログ
ライセンス Apache License, Version 2.0[3]
公式サイト pump.io
テンプレートを表示

Pump.io("ポンプアイオー"と発音)[4]とは「本当に人々がソーシャルネットワークに期待していることのほとんどができる」と称する[1]汎用Activity Streamsエンジンであり、連合型ソーシャルネットワークプロトコルの実装の一つである。StatusNetの後を追ってEvan Prodromouによって開発が始められ[5]、2013年には最大のStatusNetサービスであったidenti.caのバックエンドを置き換えるに至った[6]。Twitterに似た機能の提供を志向するStatusNetに対し、Pump.ioはより汎用的なSNSとしての機能を提供し、他のウェブサービスとの相互連携に注力する作りになっている[7]

技術

[編集]

先行しているStatusNetに対しより軽量かつ効率的であることを目指して設計されており、 Node.jsで動作する。データ転送や操作にはシンプルなRESTの受信APIであるActivity Streamsを用いている。

Pump.ioの動作環境は以下のようなものである:

  • node.js
  • npm
  • データベース(通常はMongoDBRedisのようなNoSQL データベースなどを使用するが、データバンクと呼ばれる抽象化レイヤーを用いて他の方法を用いることもできる。 )
  • GraphicsMagick "gm"コマンド

Pump.ioはRaspberry PiBeagleBone Blackのような低性能のハードウェアでも快適に動作する。Web UIの他にもクライアントAPIを用意している。

連合

[編集]

分散型SNSの一つであるPump.ioにおいては、ユーザーは所属するサーバーだけでなく他のサーバーのユーザーとフォローを交わすことができる。

制限および課題

[編集]

2017年現在でもPump.ioではグループ[8]ハッシュタグ[9] や人気投稿のリストページ[10]などのStatusNet(現GNUSocial)の幾つかの機能が未実装のままである。

標準化

[編集]

2014年に立ち上げられた[11]W3C Federated Social Web Working Groupは、OStatusプロトコルの後継としてpump.ioのプロトコルを基にActivityPubプロトコルの策定を開始した[12]。2017年8月 (2017-08)現在、勧告候補の状態である。

脚注

[編集]
  1. ^ a b pump.io
  2. ^ Releases · pump-io/pump.io”. Github. 5 August 2017閲覧。
  3. ^ website”. 2014年3月22日閲覧。 “Licensed under the Apache License, Version 2.0 (the "License")...”
  4. ^ E14N Post”. 21 March 2014閲覧。
  5. ^ Behrenshausen, Bryan. “pump.io: the decentralized social network that's really fun”. opensource.com. 21 March 2014閲覧。
  6. ^ Nathan Willis (March 27, 2013). “StatusNet, Identi.ca, and transitioning to pump.io”. LWN.net. 2014年3月20日閲覧。
  7. ^ Christopher Allan Webber (October 24, 2013). “Pump API progress video”. mediagoblin.org. 2014年3月22日閲覧。
  8. ^ Groups”. 2014年3月20日閲覧。
  9. ^ Automatically link hash tags”. 2014年3月20日閲覧。
  10. ^ 'Popular'”. 2014年3月20日閲覧。
  11. ^ https://www.cnet.com/news/w3c-tries-building-social-networking-into-the-web/
  12. ^ https://zenhack.net/2016/05/29/sandstorm-and-the-social-web.html

外部リンク

[編集]