RED A03
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RED A03 はドイツのアーデナウに本拠を置くREDエアクラフト社が開発した液冷4行程V型12気筒の航空用ディーゼルエンジンである。
概要
[編集]2014年12月に欧州航空安全機関より型式証明を受け、[1] 2016年9月29日にヤコブレフYak-152練習機に搭載されて初飛行をした。[2]
ロシア人のウラジミール・ライクーニン技師が設計したバンク角90度のDOHCエンジンである。乾燥重量250kg、オルタネーター、スターター、潤滑油、ラジエター、プロペラガバナーを含む総重量は320kg(705lbs.) である。またシリンダーの点火の順番は1-7-2-8-4-10-6-12-5-11-3-9で、インテークマニホールド内の空気圧は、飛行高度に応じて、エンジン管理システムによって調整される可変マニホールドである。計画されていた船舶用は3,900回転で出力522kW/700hpの予定だった。[3]
RED A03搭載のYak-152練習機150機を2020年までにロシア連邦国防省が導入する計画である。[4]
主要諸元
[編集]使用単位についてはWikipedia:ウィキプロジェクト 航空/物理単位も参照
- 形式: 液冷V型12気筒
- 筒径×行程: 86 mm×88 mm
- 排気量: 6,134 cc
- 全長 : 1,100 mm
- 全幅 : 850 mm
- 全高 : 750 mm
- 乾燥重量:363 kg
- 弁装置 : DOHC
- 過給機 : インタークーラー付きターボチャージャー
- 燃料:TS-1ジェット燃料(またはJet-A1)
- 離昇出力: 500 HP / 2,127 rpm
- 公称出力 : 460 hp / 1,995 rpm
- 燃料供給方式: コモンレール式直噴
RED A05 300hp V6
[編集]RED A05は3550cc V6で計画され、出力 300 hp (220 kW) で離昇出力は280 hp (210 kW) /2127rpm、最高の正味燃料消費率での公称出力は210 g/kW/h (0.35 lb/hp/h) /1995rpmの予定であった。[5]
参考文献
[編集]- ^ “E.150 - Type-Certificate Data Sheet - RED A03 series engines”. European Aviation Safety Agency (19 December 2014). 2017年10月20日閲覧。
- ^ Dominic Perry (5 Oct 2016). “First flight for Yak-152 trainer”. FlightGlobal
- ^ Keith Henderson (March 31, 2011). “Lightweight 375 kW (500 hp) V12 Marine Diesel”. Maritime Activity Reports, Inc. 2017年10月20日閲覧。
- ^ AIF.RU. “Дизель – долгая дорога под облака”. www.aif.ru. 2017年4月2日閲覧。
- ^ “RED A05 - V6 - 3550cc / 216 cu in”. RED aircraft (Jul 2017). 2017年10月20日閲覧。