RX4E (航空機)
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RX4Eは遼寧通用航空研究院(Liaoning General Aviation Academy, LGAA)が開発する小型の電動航空機。本稿では水素エネルギーを用いたRX4HEについても述べる。
概要
[編集]中国工程院院士の楊鳳田が開発を指導している。単発のプロペラを持つ高翼機で、ゼネラル・アビエーション用とされる[1]。機体の77%に炭素複合材料が利用されている[1]。また、硬い草地及び砂利道といった不整地での運用も可能である[1]。
電動航空機のRX4Eは2019年に初飛行し、水素エネルギーを用いたRX4HEは2024年に初飛行した。
諸元
[編集]出典: [1]
- 全長 : 8.4メートル
- 全幅 : 13.5メートル
- 離陸重量 : 1200kg
- 定員 : 4名
- 最大出力 : 140kW
- 巡航速度 : 200km/h
- 航続距離・時間 : 300km・1時間30分
- 降着装置 : 固定式(収納不可)
なお、RX4HEの最大出力は120kWとされる[2]。
関連項目
[編集]- 電動航空機
- RX1E (航空機) - 同社が開発した定員2名の電動航空機
脚注
[編集]- ^ a b c d “中国独自開発の4席電動飛行機が初飛行に成功”. 科学技術振興機構 (2019年10月29日). 2024年1月30日閲覧。
- ^ “世界初の4人乗り水素燃料内燃機関航空機プロトタイプが初飛行に成功―中国”. Record China (2024年1月30日). 2024年1月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- 四座氢内燃飞机原型机在沈阳完成首飞(中国新闻社) - YouTube - RX4HEの初飛行を報じるニュース