コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

SEBASTIAN X

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
SEBASTIAN X
出身地 日本の旗 日本 東京都
ジャンル J-POPロック
活動期間 2008年 - 2015年
2017年 -
レーベル ヒップランドミュージック
メンバー 永原真夏(ボーカル
飯田裕(ベース
沖山良太(ドラムス
工藤歩里(キーボード

SEBASTIAN X(セバスチャン エックス)は、2008年に結成された日本の4人組ギターレスバンドヒップランドミュージック所属。メンバーの永原真夏と工藤歩里はSEBASTIAN X結成以前から「音沙汰」名義での活動をマイペースに行っている[1]

概要

[編集]

来歴

[編集]

2008年2月に高校の同級生であったボーカルの永原真夏とキーボードの工藤歩里が、別のバンドで一緒に活動していた飯田裕と沖山良太をコピーバンドに誘い結成[2]。当初はパンクや激しい曲を演奏していたが、永原真夏の"とびきりポップなバンドにしようよ!"との発言より型にはまらない自由なポップスを演奏するバンドとなり、同時にSEBASTIAN Xと名乗るようになった[3]

2015年、ミニアルバム『こころ』とそのツアーをもって活動を休止することを発表した[4]。『こころ』は活動休止を決意する前に製作されている[4]。永原真夏は、バンドが人間関係と音楽との絶妙なバランスをとった上で成立していたために、そのバランスが崩れてしまい結果として表現ができなくなったことを認めている[4]。4月30日のラストライブをもって活動休止。

2017年4月、自主イベント「TOKYO春告ジャンボリー2017」を開催し事実上の活動再開[5]

音楽性と楽曲

[編集]

永原真夏による文学的な歌詞、およびギターレスならではのユニークな音楽が特徴。民族音楽の要素を含んだポップな曲、鍵盤をフィーチャーしたロック調の曲、パンキッシュな曲など多様な楽曲を発表している。楽曲は永原真夏が歌詞とメロディーを一緒にアカペラで作り、メンバーがコードをつけてアレンジするという方法をとっており、特徴的なメロディーの動きを生んでいる[6]

主催イベント

[編集]

2012年春から、メンバー自らブッキングや会場選定を行ない主催する野外イベントTOKYO春告ジャンボリーを開催している。開催にあたり東京出身の永原は、東京の土着性を大切にした来た人が楽しめるイベントとして"出るバンドを知らなくても来た人が絶対楽しめる。そういう信頼感のある人達を呼びたかったというのはあります。" "やっぱりあの場所(上野水上野外音楽堂)で、ギター1本持って出て形になる人というか、そういう安心感のある人たちを誘いました。"と語っている[7][8]

通番 開催日 会場 参加アーティスト 備考
第1回 2012年4月30日 上野 水上野外音楽堂 SEBASTIAN X / 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 / Wienners / / 笹口騒音ハーモニカ / 音沙汰(from SEBASTIAN X)/ Panorama Steel Orchestra(ミディアムセット)/ Turntable Films(アコースティックセット)
第2回 2013年4月29日 上野 水上野外音楽堂 SEBASTIAN X / 踊ってばかりの国(アコースティックセット)/ うみのて / 曽我部恵一 / BLACK BOTTOM BRASS BAND / oono yuuki(acoustic ensemble) / 平賀さち枝 / 音沙汰
第3回 2014年4月19日 日比谷野外大音楽堂 SEBASTIAN X / B-DASH / 大森靖子 / 奇妙礼太郎 / BLACK BOTTOM BRASS BAND / 音沙汰(from SEBASTIAN X) / 東京カランコロン / N’夙川BOYS

メンバー

[編集]

ディスコグラフィ

[編集]

メジャー

[編集]

ミニアルバム

[編集]
通番 発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 2014年10月22日 イェーイ CTCD-20009/B (CD+DVD)
CTCD-20010 (CD)
メジャーデビュー作[9]。オリコン最高71位

インディーズ

[編集]

ミニアルバム

[編集]
通番 発売日 タイトル 規格品番 備考
1 2009年11月6日 ワンダフル・ワールド RDCA-1011 we are
2 2010年8月4日 僕らのファンタジー RDCA-1017 オリコン最高228位
3 2012年7月11日 ひなぎくと怪獣 RDCA-1024 オリコン最高70位

フル・アルバム

[編集]
通番 発売日 タイトル 規格品番 備考
1 2011年10月5日 FUTURES RDCA-1019 オリコン最高144位
2 2013年8月14日 POWER OF NOISE WRCA-01 オリコン最高71位

シングル

[編集]
通番 発売日 タイトル 規格品番 備考
1 2013年4月10日 ヒバリオペラ RDCA-1029 オリコン最高27位
2 2014年4月19日 スーダラ節/春になったら会いにきて WRCA-03

配信曲

[編集]
通番 発売日 タイトル 備考
1 2011年1月19日 光のたてがみ

参加作品

[編集]
発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
2009年9月27日 wild gun crazy compilation vol.4 IND3828
2010年7月7日 TOKYO NEW WAVE 2010 VICB-60058 FlyingStar Records
2011年3月2日 FREE THROW COMPILATION RDCA-9001 HIP LAND MUSIC
2012年2月8日 FREE THROW COMPILATION 02 RDCA-9006 オリコン初登場254位
2012年3月21日 Happy Holidays!〜80's POPS COVERS〜 AQCD-50658 avex infinity
2012年5月16日 JACCS presents あなたの夢に応援歌 Cheer song for your dreams PCCA-03607 ポニーキャニオン
2013年6月12日 onion night! COMPILATION RDCA-1031 onion night!/HIP LAND MUSIC
2020年7月27日 WARP TREE SAVE THE WARPプロジェクト

ミュージックビデオ

[編集]
監督 曲名
エリザベス宮地 ROSE GARDEN,BABY BLUE」「ワンダフルワールド」「光のたてがみ」「世界の果てまで連れてって!」「スーダラ節
加藤政鷹 DNA
小林岳 ホームレス銀河
森谷盛広 GO BACK TO MONSTER」「サディスティック・カシオペア」「ヒバリオペラ
不明 ツアー・スターピープル

主なライブ

[編集]

ワンマンライブ・主催イベント

[編集]

出演イベント

[編集]
  • 2011年06月26日 - Shimokitazawa Indie Fanclub 2011
  • 2011年07月17日 - GFB'11(つくばロックフェス)
  • 2011年07月31日 - RockDaze! 2011 -druming-
  • 2011年10月15日 - MINAMI WHEEL 2011
  • 2011年10月22日 - BOROFESTA2011
  • 2011年12月29日 - JACCSスペシャル「今夜誕生!史上最高の“恋歌”」
  • 2012年01月13日 - NEW YEAR NEW COMER
  • 2012年02月17日 - THIS IS PANIC的日本シリーズ 延長戦~メジャーリーグ編~
  • 2012年03月20日 - FREE THROW vol.60
  • 2012年05月13日 - TOKYO BOOTLEG CIRCUIT'12
  • 2012年05月19日 - SHIMOKITAZAWA SOUND CRUISING
  • 2012年05月20日 - りんご音楽祭2012春
  • 2012年07月01日 - Shimokitazawa Indie Fanclub 2012
  • 2012年07月07日 - ATMC 2012 -TANABANA SESSION-
  • 2012年07月14日 - GFB'12(つくばロックフェス)
  • 2012年07月22日 - JOIN ALIVE 2012
  • 2012年09月11日,17日,19日 - Wienners presents UTOPIA TOUR 2012
  • 2012年09月15日 - Yuya Tsuji Presents ETERNAL ROCK CITY.2012
  • 2012年09月15日 - SPECIAL 7th HEAVEN 木曽鼓動2012
  • 2012年09月22日 - AOMORI ROCK FESTIVAL '12 ~夏の魔物~
  • 2012年10月13日 - MINAMI WHEEL 2012
  • 2012年11月02日 - 多摩美術大学芸術祭2012「たま美づけ帝国」
  • 2012年11月14日 - O-WEST x JUNGLE☆LIFE presents "JUNGLE ☆ WEST"
  • 2012年12月06日,15日 - HighApps Vol.9
  • 2012年12月23日 - THEラブ人間決起集会サーキット型イベント「下北沢にて'12」
  • 2012年12月30日 - LIVE DI:GA JUDGEMENT 2012
  • 2013年01月14日 - HighApps Vol.10 SPECIAL!! ~2013 New Year Rock Party!~
  • 2013年03月16日 - 広島テレビ開局50年記念・MUSIC CUBE 5th anniversary ユウベル presents MUSIC CUBE 13
  • 2013年03月17日 - HAPPY JACK
  • 2013年03月31日 - radioDTM配信200回記念イベント
  • 2013年06月15日,16日 - つしまみれ「NO PUNK TOUR 2013」
  • 2013年05月25日 - Shimokitazawa SOUND CRUISING Vol.2
  • 2013年06月08日 - LACHIC presents SAKAE SP-RING 2013
  • 2013年06月23日 - Shimokitazawa Indie Fanclub 2013
  • 2013年06月26日 - Beat Happening!MAX!~GREATEST 2MAN HAPPENING!~
  • 2013年07月13日 - GFB'13(つくばロックフェス)
  • 2013年07月20日 - SOUND JACK FESTIVAL 2013
  • 2013年06月22日 - やついいちろう presents YATSUI FESTIVAL 2013
  • 2013年09月01日 - RUSH BALL 15th
  • 2013年09月09日 - 女子コレクティブ vol.0 ~志帆、襲来~(永原真夏のみ)
  • 2013年10月13日 - DIVING ROCK 2013 in KANAZAWA
  • 2013年10月20日 - たぬき(温泉)音楽祭
  • 2013年10月30日 - AKASAKA HALLOWEEN WEEK 2013 COMING ROCK ハロウィン
  • 2013年12月18日 - NOTTV「LOVE & ROCK」#19
  • 2013年12月28日 - COUNTDOWN JAPAN 13/14
  • 2013年12月31日 - LIVE DI:GA JUDGEMENT 2013
  • 2014年01月21日 - ZANSHING SUN FESTIVAL vol.1@原宿ASTRO HALL Presented by TOWER RECORDS × SPINNS
  • 2014年02月21日 - the mornings 10th anniversary party PARADISE ANIMAL 2
  • 2014年03月22日 - OTOEMON FESTA 2014
  • 2014年04月25日,27日 - ムック「SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争- Episode 2.「VS」異種格闘2マンTour」
  • 2014年05月05日 - (M)otocompo「OTOCOの2日で1days」(永原真夏と工藤歩里のユニット「音沙汰」として出演)
  • 2014年06月08日 - ZANSHING SUN FESTIVAL~決戦編~ Presented by TOWER RECORDS × SPINNS
  • 2014年07月12日 - TOKYO BOOTLEG CIRCUIT'14
  • 2014年07月23日,08月08日 - Wienners「Wienners presents DIAMOND TOUR 2014」

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 永原真夏&工藤歩里ユニット、音沙汰が歴史的建造物で2年半ぶり単独ライヴ”. OTOTOY (2016年5月31日). 2023年1月21日閲覧。
  2. ^ SEBASTIAN X”. ADD Web Magazine (2012年6月16日). 2023年1月21日閲覧。
  3. ^ SEBASTIAN X「ひなぎくと怪獣」インタビュー” (2012年7月10日). 2023年1月21日閲覧。
  4. ^ a b c 小川智宏(インタビュアー)「ミラクルな音楽集団はなぜ止まってしまうのか」『ROCKIN'ON JAPAN』2015年4月号(29巻5号、通巻450号)、ロッキング・オン、2015年、204-205頁。 
  5. ^ SEBASTIAN Xが2年ぶりにステージへ! 「これからも遊ぶよ!」”. rockin’on.com (2017年2月3日). 2023年1月21日閲覧。
  6. ^ 分岐点ばかりの人生だから SEBASTIAN X インタビュー”. CINRA (2011年1月26日). 2023年1月21日閲覧。
  7. ^ NEXUSアーティスト・インタビュー 自由なる音楽のお祭り「TOKYO春告ジャンボリー」開催直前!インタビュー[リンク切れ]
  8. ^ 東京育ちが守りたい東京ローカル SEBASTIAN Xインタビュー”. CINRA (2013年4月10日). 2023年1月21日閲覧。
  9. ^ “SEBASTIAN X「イェーイ」でメジャー進出”. natalie.mu. (2014年8月25日). https://natalie.mu/music/news/124469 2014年11月8日閲覧。 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]

公式

[編集]

その他

[編集]