SNDR

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

SNDRSignal-to-noise and distortion ratioの略。純粋に信号を測定[1]した時に発生するノイズ信号

で表したもの[2]。 ここで、 信号電力、 ノイズ電力、 は全高調波電力を表す。

SNDRは、ADCなどの変換器の仕様書で一般的に使用される。 量子化誤差ランダム信号を分離した場合、SNDRは次式で表される:

ここで、 は、信号量子化誤差、ランダムノイズおよび歪み成分の平均電力である。 SNDRは、通常dBで表記される。 SNDRは、アナログ-デジタル変換回路デジタル-アナログ変換回路用の標準的な測定基準である。

SNDR(dB)は次の方程式によってENOBと関連付けられる:

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ Rudy van de Plassche (2003). CMOS Integrated Analog-to-Digital and Digital-to-Analog Converters 2nd Edition. Kluwer Academic Publishers. p. 23. ISBN 1-4020-7500-6 
  2. ^ A/D D/A変換器”. 東工大 松澤・岡田研 (2008年7月21日). 2012年8月19日閲覧。