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Shallow Levée

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Shallow Levée
原語名 淺堤
出身地 台湾・高雄
ジャンル インディー・ロック フォークロック ポップ・ミュージック
活動期間 2015年3月-
メンバー
旧メンバー

Shallow Levée淺堤、シャロウ・レヴィー)は、台湾・高雄のインディー・ポップバンド。

日々慌ただしく仕事や生活の思いを、台湾語と中国語歌詞やメロディーに表現されています。ボーカル兼ギタリストの依玲、ベーシストの方博、ドラマーの堂軒、ギタリストの紅茶と結成された4人グループです。音楽評論家・馬世芳は彼らの作品を「音楽の技術を持ちつづ、のどやかな感情も作品に感じれる。特に良いのは穏やかなボーカル、無理に引っ張ることがない声は、より強く聞こえる」と評価しました[1]

結成後発表した、デビュー作のデモ『Demo. 1』は、早速「怪手」一曲により2016 第7回金音奨「最優秀ロックシングル賞」を受賞、 結成直後注目され始めた。楽曲は主にボーカル依玲が日常生活の中にあるストーリーや繊細な思いをテーマに、中国語と台湾語で作詞を行うため、独特な表現や多彩な感情が歌詞に込められて、人々の心に染み渡る。  

2017 年、彼らはEP『湯と海』のリリースをきっかけに、全国ツアーを開催、台北・高雄・香港で千人殺到のライフを行われた。それから、次々と台湾高雄大港開唱(Megaport Festival)、韓国Greenplugged などの大型コンサートに登場。2019 年で行った『陷眠』(Daydreaming)台灣ツアーは各公演売り切り、マスメディアに注目された。2020 年発表したデビューアルバム『The Village』は第 11 回金音奨「最優秀ロックアルバム賞」にノミネート、国内ツアーは来客3000人を超え。隔年リリースしたアルバム『Endless Playlist』も全国にて千人公演が行われた。

来歴

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  • 2015年3月、依玲、紅茶、大冠が3人グループ「蔡依玲バンド」を結成。
  • 2015年10月、台湾の北中南部でツアー「共同経験」を行われた。
  • 2015年11月、ドラマーの大冠は兵役に入るのため引退、Elephant Gymのドラマー嘉欽が代わりにドラマーを務めた。
  • 2016年2月、バンド「少年白」の方博がグループに参加、ベーシストを担当。
  • 2016年4月、バンド名は淺堤に変更。
  • 2016年5月、映画『A Letter to Future Children 』に合わせてミニツアーを開催。手作りデモ『Demo. 1』をリリース[2]
  • 2016年9月、台湾の北中南部でツアー「まぼろし」を開催[3]
  • 2016年9月、人気曲「怪手」により第7回金音奨「最優秀ロックシングル賞」にノミネート[4]
  • 2017年9月、 Easy Shen が共同プロデュースした、デビューシングル『湯と海』を発表、リリースツアーも行われた[5]
  • 2019年2月、堂軒がドラマーとしてバンドに参加。
  • 2019年8月、代表作の「Daydreaming」のMVが Facebook で公開、されに国内リリースツアーを開催[6]
  • 2019年9月、KKBOXSpotifyApple Music などのストリーミングサービスでシングル『Daydreaming』を発表[7]
  • 2020年6月18日、デビューアルバム『The Village』を発表。
  • 2020年8月26日、Live EP『Live At 寶藏巖』をリリース。
  • 2020年9月、『The Village』アルバムリリースツアーを行い、初めて千人公演を達成。三場の公演は高雄 LIVE WAREHOUSE、台中 Legacy と台北 Legacyで行われた。
  • 2020年10月、『The Village』は第 11 回金音奨「最優秀ロックアルバム賞」にノミネート。
  • 2021年3月16日、シングル『Taiwan, 365 Days! 』をリリース。公視テレビの台湾語番組『The Dreams of Our Youth』のために作ったオープニングソングです。
  • 2021年12月1日、ニューアルバム『Endless Playlist』をリリース。
  • 2022年2月22日、Live EP《Live On 臺華輪》をリリース。
  • 2022年2月-3月、『Endless Playlist』のリリースツアーが千人殺到。高雄 LIVE WAREHOUSE、台中 Legacy と新北 Zepp New Taipeiで公演を行われた。
  • 2022年5月10日、初めて海外ミュージシャンとコラボしたシングル『See Through the Dark feat. Joh Ung』を発表。共同作曲したのは韓国バンド Goonam のリードボーカル・Joh Ung(趙雄)。

作品

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デモアルバム

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発売日 タイトル 曲目
1 2017年9月16日 《湯與海》

(Soup&Ocean)

  1. 魯冰花 The 50s
  2. 高雄 Kaohsiung
  3. 叨位是你的厝 Where Do You Belong
  4. 你們的口 Nature's Perspective

EP

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発売日 タイトル 曲目
1 2016年5月14日 《Demo. 1》
  1. 怪手 Excavator
  2. 多崎作 Colorless Youth
2 2019年8月23日 《陷眠》(Daydreaming)
  1. 陷眠 Daydreaming
  2. 石頭 Wish Upon A Star
3 2021年3月16日 《青春咱的夢》(Taiwan, 365 Days!)
  1. 青春咱的夢 Taiwan, 365 Days!
4 2022年5月10日 《夜晚的牠知道 (Feat. Joh Ung)》

(See Through the Dark Feat. Joh Ung)

  1. 夜晚的牠知道 See Through the Dark (Feat. Joh Ung)

アルバム

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発売日 タイトル 曲目
1 2020年6月18日 《不完整的村莊》(The Village)
  1. 樹影 The Village
  2. 永和 Yonghe
  3. 信天翁 Albatross
  4. 火車 Train
  5. 月光 Moonlight
  6. 陷眠 Daydreaming
  7. 石頭 Wish Upon A Star
  8. 多崎作 Colorless Youth
  9. 薄冰上跳舞 Dancing on the Ice Lake
  10. 傳道的人 Seeker
2 2021年12月1日 《婚禮之途》

(Endless Playlist)

  1. 下南州 Southbound
  2. 禮物 Blessing
  3. 水母漂 Jellyfish Float
  4. 惦惦一下仔 Let Me Sit Here with You
  5. 刺激2021 Get Busy Living
  6. 恆春花絮 Warm Welcome
  7. 呱呱墜地以後 After You’re Born
  8. 西邊 West West Side
  9. 夜晚的牠知道 See through the Dark
  10. 又一個漫長的下午 Another Long Afternoon

パフォーマンス

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2020年
  • 12/19 「好了啦!超大聲 II」
  • 12/28 「Code Name: "Light" Kaohsiung Century x Cultural Cruise」コンサート
2021年
  • 2/19 【Weiwuying Showtime】淺堤「Nothing Happened」コンサート
  • 4/24 Soul Wave Fest 所謂音楽祭
  • 8/27 WINDIE Music 陰涼祭
  • 10/30 Vegabond Festival 浪人祭
  • 12/11 「MUSIC OASIS: Kabedon Prozac」コンサート
  • 12/12 紅毛港「Homecoming」コンサート
  • 12/24 誠品生活台北信義店リーディングコンサート
  • 12/25 高雄「NEON PARTY 2.0」コンサート
  • 12/26 慈湖クリスマス音楽祭
2022年
  • 2/26 Small Oyster Rock 蚵寮漁村ロックフェス
  • 2/28 Gong Sheng Music Festival 共生音楽祭
  • 3/26 Megaport Festival 大港開唱
  • 5/28 「Rebirt! Breaking Mud Fest. Kaohsiung」コンサート高雄
  • 6/26 Resonate Platform Festival 共振月台音楽祭
  • 7/24 SEA you there 島嶼フェスト
  • 7/30 「2022 MLD Music Festival|Chill-y Days」コンサート
  • 8/14 Kaohsiung Ocean Party 高雄海フェス
  • 8/14 Tainan Taiwanese Festival 台南台湾語フェス
  • 9/24 高雄リーディングフェス「音樂と文学の夜」コンサート
  • 9/25 YumYum Market Festival 埕市鹽遊會
  • 10/8 Vegabond Festival 浪人祭
  • 10/23 ROCK IN TAICHUNG 台中ロックフェス
  • 10/29 Takao Rock 打狗祭
  • 11/6 Ciancao Try Try Festival 前草創創フェス

国内・海外公演

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日期 タイトル 都市 会場
2020年12月10日 淺堤年末ミニツアー—台北 台北市 WITCH HOUSE
2020年12月11日 淺堤年末ミニツアー—台中 台中市 The Cave
2020年12月18日 淺堤年末ミニツアー—台東 台東縣台東市 Tiehua Music Village
2021年10月2日 淺堤&孩子王:友情十周年—台北 台北市 Kafka by the Sea
2021年10月8日 淺堤&孩子王:友情十周年—高雄 高雄市 Paramount Bar
2021年10月9日 淺堤&孩子王:友情十周年—台中 台中市 Legacy Chako
2021年12月9日 淺堤 台湾一周 ミニツアー—台中 台中市 Genki CD Shop
2021年12月10日 淺堤 台湾一周 ミニツアー—新竹 新竹縣竹北市 Or Lifestyles
2021年12月17日 淺堤 台湾一周 ミニツアー—高雄 高雄市 Little Tree Book
2021年12月25日 淺堤 台湾一周 ミニツアー—台南 台南市 Lola Lounge Bar
2022年1月8日 淺堤 台湾一周 ミニツアー—宜蘭 宜蘭縣羅東鎮 Traveler Bookstore
2022年1月9日 淺堤 台湾一周 ミニツアー—花蓮 花蓮縣花蓮市 1939 Bookstore
2022年2月12日 淺堤 2022『Endless Playlist』リリースツアー—高雄 高雄市 LIVE WAREHOUSE
2022年2月18日 淺堤 2022『Endless Playlist』リリースツアー—台中 台中市 Legacy Taichung
2022年3月5日 淺堤 2022『Endless Playlist』リリースツアー—台北最終回 新北市 Zepp New Taipei
2022年6月17日 淺堤〔新々人類 90s KIDS〕ミニツアー—台北 台北市 The Wall Live House
2022年6月18日 淺堤〔新々人類 90s KIDS〕ミニツアー—高雄 高雄市 LIVE WAREHOUSE
2022年6月25日 淺堤〔新々人類 90s KIDS〕ミニツアー—台中 台中市 Low Records
2022年12月2日 淺堤 2022 台湾一周回り Unplugged Tour—嘉義 嘉義市 Taocheng Soft Tofu
2022年12月3日 淺堤 2022 台湾一周回り Unplugged Tour—大甲 台中市大甲區 Wild Bookstore
2022年12月17日 淺堤 2022 台湾一周回り Unplugged Tour—屏東 屏東縣 Sun Ville
2022年12月18日 淺堤 2022 台湾一周回り Unplugged Tour—新營 台南市新營區 Book Site
2022年12月22日 淺堤 2022 台湾一周回り Unplugged Tour—台北 台北市 Kafka by the Sea
2022年12月25日 淺堤 2022 台湾一周回り Unplugged Tour—蘇澳 宜蘭縣蘇澳鎮 The New Days
2023年1月1日 淺堤 2022 台湾一周回り Unplugged Tour—旗山 高雄市旗山區 Exchange Images
2023年1月2日 淺堤 2022 台湾一周回り Unplugged Tour—苗栗 苗栗縣 The Way We Wish
2023年1月7日 淺堤 2022 台湾一周回り Unplugged Tour—彰化 彰化縣 FDLC Livehouse
2023年1月8日 淺堤 2022 台湾一周回り Unplugged Tour—龍潭 桃園市龍潭區 Readlander Lifestyle Bookstore
2023年1月14日 淺堤 2022 台湾一周回り Unplugged Tour—池上 台東縣池上鄉 芭洋Amis Restaurant
2023年1月15日 淺堤 2022 台湾一周回り Unplugged Tour—花蓮 花蓮縣 Hualien Living Room
2023年1月16日 淺堤 2022 台湾一周回り Unplugged Tour—台北追加公演 台北市 WITCH HOUSE
2023年6月1日 淺堤 x Vegabond前夜祭 台北市 The UU Mouth
2023年6月9日 淺堤 Live in Singapore シンガポールの旗新加坡 Lion Studio
2023年6月10日 淺堤 Live in Kuala Lumpur マレーシアの旗吉隆坡 Live Fact
2023年6月22日 Shallow Levée & Gila 大韓民国の旗首爾 Strange Fruit Seoul
2023年6月23日 Shallow Levée & Sagong & kennytheking 大韓民国の旗首爾 채널1969
2023年6月28日 マイ友よ! Flu BREAK PARTY 台北市 台北月見ル君想フ
2023年8月4日 淺堤 Shallow Levée 香港公演 香港の旗香港 MOM Livehouse
受賞名 受賞作品 部門 曲名 備考
2016年 第7回金音獎 《Demo. 1》 最優秀ロックソング 〈怪手〉

(Excavator)

ノミネート
2020年 第11回金音獎 《不完整的村莊》(The Village) 最優秀ロックアルバム 《不完整的村莊》(The Village) ノミネート
2021年 第1回 PlayMusic Awards 年間最優秀インディーアルバム 受賞
2022年 第25回中華音楽人交流協會 《婚禮之途》(Endless Playlist) 年間トップ10シングル 〈恬恬一下仔〉(Let Me Sit Here With You) 受賞

出典

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  1. ^ 馬世芳. “12/3耳朵借我:專訪淺堤”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  2. ^ JohnnyWen (2016年5月11日). “淺堤釋出新歌〈多崎作〉手工 demo 巡迴首賣” (中国語). 吹音樂. 2017年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月28日閲覧。 “新生代樂團淺堤 shallow levée 來自高雄,日前釋出的新歌〈怪手〉用台語描述台灣史上最大規模的「紅毛港遷村案」,目前點閱次數已破萬;昨日上傳了新歌〈多崎作〉,歌名取自日本作家村上春樹作品《沒有色彩的多崎作與他的巡禮之年》中的主角之名。”
  3. ^ Shock Lin (2016年8月17日). “淺堤八月甫登大團誕生舞台 九月展開北中南巡迴” (中国語). 吹音樂. 2019年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月28日閲覧。 “來自高雄,去年甫成軍的新生代組合淺堤 shallow levée 在今年四月份釋出了〈怪手〉的 MV,以樸實而清新的方式,描述高雄紅毛港遷村的土地議題,受到不少人的注目,音樂達人馬瓜也特別撰文推薦。樂團更在上周登上大團誕生的舞台,獲得台下觀眾一致好評。接下來,樂團即將展開「已是蜃景-北中南巡迴」,還沒有看過淺堤現場演出的樂迷,可要把握這次難得的機會。”
  4. ^ 吹編輯 (2016年9月14日). “2016 第七屆金音獎完整入圍名單)” (中国語). 吹音樂. 2019年2月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月28日閲覧。 “文化部影視及流行音樂產業局將於 105年9月14日(星期三)14:00 假華山文創園區紅磚區西二館舉行「第七屆金音創作獎入圍」公佈入圍名單,邀請嘻哈天后 Miss Ko、太陽的孩子「舒米恩」以及榮獲第六屆金音獎最佳現場演出獎潛力新秀「巨大的轟鳴」來共同揭曉今年的入圍名單,引領華語創作音樂能量不間斷。”
  5. ^ 台灣搖滾映像誌 (2017年10月8日). “淺堤 @《湯與海》2017 台灣巡迴” (中国語). Facebook. 2017年10月28日閲覧。 “若在市場辦演出,會是怎麼樣的光景?來自高雄的淺堤就在故鄉的菜市場舉辦發片巡迴!淺堤是一支木吉他入歌的搖滾樂隊,集結著新生代的重量級樂手陣容,由女主唱兼吉他手蔡依玲領軍,成員包括孩子王吉他手周致宏,大象體操鼓手-{涂}-嘉欽,以及來自少年白的貝斯手方博聖。”
  6. ^ 淺堤 (2019年8月27日). “【陷眠 Daydreaming】Official Music Video” (中国語). Facebook. 2019年9月17日閲覧。
  7. ^ 淺堤 (2019年9月2日). “關於石頭” (中国語). Facebook. 2019年9月17日閲覧。 “目前兩首單曲已上架到各大數位串流平台,有點開來聽的人,應該有發現《石頭》是重新編曲過的版本。”

外部リンク

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