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Sub human bros

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Sub Human Bros(サブ・ヒューマン・ブロス)は、Makoto SakamotoYutaka Sakamotoの兄弟からなるハードウェアテクノユニット、ミュージシャンである。長崎県長崎市出身。ドイツベルリンでのアーティスト活動を経て、2018年12月現在、Makoto Sakamotoはベルリン、Yutaka Sakamotoは九州を活動の拠点としている。

略歴

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2009年にデビューシングル『Check Ass EP』を日本国内でリリース後、ダンスミュージックの聖地ドイツ・ベルリンへと活動の拠点を移した。 2013年から2015年にかけて録音されたファーストアルバム『Sub Human Bros』は、現代のダンスミュージックに欠けている“躍動”の一点に着目し、ライブパフォーマンスと同様、レコーディング時にPCを一切使用せず即興で曲展開をアレンジし、ハードウェアシンセサイザーの音色を操り、アナログコンソールでミックス、そのままリアルタイムでレコーディングしている。アルバムマスタリングは、近年の先鋭的エレクトロニック・ミュージックを裏から支え続ける職人Rashad Beckerが担当している。
ファーストアルバム『Sub Human Bros』に収録された『shb12001b』は、デモの段階でフランスのアンダーグラウンドレーベルFullPanda Recordsの主宰であるDasha Rushの耳に留まりリリースのリクエストを受け、この曲のオリジナルバージョンはリリース前にDasha Rush本人によってDOMMUNEでDJプレイされた[1]
2015年4月には、シングル『Over』がベルリンの老舗テクノレーベルEintakt Recordsから30thアニバーサリーとしてヴァイナルでリリースされ、デリック・メイが来日の際に購入した事で大きな話題となる。
マイク・ヴァン・ダイクは彼らの楽曲を紹介するためのDJ MIXを制作した[2]。 その後もPLANET BAR BERLINをオーガナイズしながらGriessmuehleChalet ClubHoppetosseなどといったベルリン有数のクラブにて勢力的にライブアクトをこなす[3]

2018年3月にリリースしたセカンドアルバム『Dreamer』は、日本にインスパイアされ作られたという聴き心地の良いダンスミュージックアルバム。ライブレコーディングに近いダイナミックなサウンドを展開したファーストアルバムとは異なる、エモーショナルでアンビエンスに溢れたトラックが瑞々しい輝きを放つ。 2018年9月にはセカンドアルバムのリミックスアルバムとして『DREAMER REMIX』をリリース。総勢16組のアーティストが参加している[4]。"Project YTK”を2019年1月、Sub Human Brosのフルアルバム3作目としてリリース

ディスコグラフィ

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アルバム

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  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2015年12月10日 Sub Human Bros SHRCD002
SHB003
  1. Introduction
  2. Paranoid
  3. Into a cold winter
  4. Drive
  5. Firebird
  6. Shb12001b (album version)
  7. Yet
  8. Joined
  9. Technopolis
  10. Odyssey
  11. Eclipse
Mastered by Rashad Becker at Dubplates & Mastering
“Sakamoto Brothers” Painting by Jiab Prachakul
2nd 2018年3月16日 Dreamer SHB006
SHRCD003
SHREP001
  1. Aim
  2. Hang Out
  3. Dreamer
  4. Live and let live
  5. Movement
  6. Grateful life
  7. Revivals
  8. Brother
  9. While thinking about you...
  10. Sunset
Mastered by Stefan Betke at Scape Mastering Berlin
Photography & Artwork by C. Yuhki Oka
2018年9月29日 DREAMER REMIX SHB007
SHRCD004
SHRCD005
  1. While Thinking About You (Discult Soundsystem Remix)
  2. Live And Let Live (Kenji Tazaki Remix)
  3. Hang Out (Sub Human Bros Remix)
  4. Grateful Life (Mijk van Dijk Remix)
  5. Brother (S Katz Remix)
  6. Brother (ODD Remix)
  7. Revivals (DJ Motora a.k.a Motra Green Remix)
  8. Revivals (Yasuhisa Remix)
  9. Sunset (Sub Human Bros Remix)
  10. Sunset (O.R. Remix)
  11. Grateful Life (Yasuhisa Remix)
  12. Revivals (Red Pig Flower Remix)
  13. While Thinking About You... (Ayako Mori Remix)
  14. While Thinking About You... (T.B. Remix)
  15. Live And Let Live (Gunnar Hemmerling Remix)
  16. Brother (Chris Knipp Remix)
  17. Movement (iSOP Remix)
  18. Grateful Life (TN GHETTOWORK Remix)
  19. Dreamer (Aananda Remix)
Mastered by Bert Olke GL Audio Berlin
Artwork by C. Yuhki Oka
3rd 2018年1月30日 Project YTK SHB008

SHRCD006

1. Jellyfish

2. Aqua

3. Groovin

4. Acid Party

5. Digital Gangster

6. Twist

7. The Last Tribe

8 . Night Cruising feat 宙葉 aka KEIJI

9. Mount Inasa

Mastered by Bert Olke GL Audio Berlin

Artwork by YTK aka Yutaka Sakamoto

シングル

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  • CHECK ASS EP(2009年5月21日)
  • Time is Running EP(2015年5月20日)
  • DREAMER EP(2018年7月18日)

その他

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  • CHECK ASS KAZ NISHIMURA REMIX(2009年11月16日)※配信のみ
  • Oath(2010年11月26日)※配信のみ
  • Last Day of Magic - Original(2011年1月21日)※配信のみ
  • SUBHUMANBROS (live version) remastered 2017(2013年4月24日)※配信のみ
  • evolution eins remastered 2017(2014年5月20日)※配信のみ
  • JAPAN(2015年1月1日)※配信のみ
  • The Sun(2015年7月9日)※配信のみ
  • We are Talking about the Future(2016年4月6日)(Sub Human Bros + motra green)※配信のみ
  • 9th July(2016年8月24日)※配信のみ
  • Route Zero & Over (live version)(2017年1月1日)※配信のみ
  • FANTASTIC PLANET(2015年2月18日)※配信のみ

脚注

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  1. ^ 待望のアナログ盤もリリース決定!”. ディスクユニオン (2016年12月5日). 2018年12月17日閲覧。
  2. ^ music 4 the microglobe (2016年1月21日). “Music 4 The Microglobe #34”. Mixcloud. 2018年12月17日閲覧。
  3. ^ Sub Human Bros”. クラベリア. 2018年12月17日閲覧。
  4. ^ ベルリン拠点のジャパニーズ・テクノ・デュオ(宮沢香奈)”. 繊研新聞 (2018年9月25日). 2018年12月17日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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