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T・J・マッコネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
T・J・マコーネルから転送)
T・J・マッコネル
T. J. McConnell
フィラデルフィア・76ersでのマッコネル
(2015年)
インディアナ・ペイサーズ  No.9
ポジション PG
所属リーグ NBA
基本情報
愛称 T.J.
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1992-03-25) 1992年3月25日(32歳)
出身地 ペンシルベニア州の旗 ペンシルベニア州ピッツバーグ
身長 185cm (6 ft 1 in)
体重 86kg (190 lb)
キャリア情報
高校 シャルティエズ・バレー高等学校英語版
大学 デュケイン大学
アリゾナ大学
NBAドラフト 2015年 / ドラフト外
経歴
2015-2019フィラデルフィア・76ers
2019-インディアナ・ペイサーズ
受賞歴
  • AP栄誉言及オールアメリカン (2015)
  • オールPac-12ファーストチーム (2015)
  • オールPac-12セカンドチーム (2014)
  • 2× Pac-12オールディフェンシブチーム (2014, 2015)
  • オールA-10サードチーム (2012)
  • A-10オールディフェンシブチーム (2012)
  • A-10新人王 (2011)
  • A-10オールルーキーチーム (2011)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

ティモシー・ジョン・マッコネル・ジュニアTimothy John McConnell Jr. , 1992年3月25日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のプロバスケットボール選手。NBAインディアナ・ペイサーズに所属している。ポジションはポイントカード

経歴

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学生時代

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地元ピッツバーグにあるデュケイン大学に2年間在籍した後、2012年にアリゾナ大学に転校[1]NCAAの規定により2013-14シーズンから公式戦出場が認められ、同シーズンはNCAAトーナメントでベスト8に進出。翌2014-15シーズンはPac-12のオールディフェンスチームに選出されるなど、アリゾナ大学の主力選手として活躍したが[2]2015年のNBAドラフトではどのチームからも指名されなかった。

フィラデルフィア・76ers

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2015年夏のNBAサマーリーグフィラデルフィア・76ersの一員として参加[3]。そこでブレット・ブラウンHCの目に留まり、トレーニングキャンプ前の9月27日に練習生契約を締結[4]。プレシーズンで平均6.2得点・4.8アシストの記録を残したマコーネルは、最終ロースターの15人の中に残り、正式に選手契約を勝ち取り、念願のNBA選手となった。2015-16シーズン開幕戦となったボストン・セルティックス戦は、ベンチ出場ながら27分間出場し、4得点・4アシスト・3スティールを記録[5]。更に11月2日のクリーブランド・キャバリアーズ戦では12アシストを記録した。12月にイシュ・スミスが加入するまでは先発の機会が多かった。このシーズンは81試合(17先発)に平均19.8分の出場で、6.1得点・3.1リバウンド・4.5アシスト・1.2スティールなどを記録した。

2016-17シーズンは開幕からセルヒオ・ロドリゲスが先発していたが、12月末からは先発に昇格した。2017年1月11日のニューヨーク・ニックス戦では、96-97で迎えた第4クォーター残り数秒の場面から、逆転のブザービーターターンアラウンドシュートを決めた[6][7]。このシーズンは81試合(51先発)に平均26.3分の出場で、6.9得点・3.1リバウンド・6.6アシスト・1.7スティールなどを記録した。

2017-18シーズン、2018年2月12日のニューヨーク・ニックス戦で10得点、10リバウンド、11アシストを記録し、自身初のトリプル・ダブルを達成した[8]。このシーズンは76試合(1先発)に平均22.4分の出場で、6.3得点・3.0リバウンド・4.0アシスト・1.2スティールなどを記録した。

2018-19シーズン、このシーズンは76試合(3先発)に平均19.3分の出場で、6.4得点・2.3リバウンド・3.4アシスト・1.0スティールなどを記録した。

インディアナ・ペイサーズ

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2019-20シーズン開幕前の7月3日にインディアナ・ペイサーズとの2年総額700万ドルの契約に合意した[9]。このシーズンは71試合(3先発)に平均18.7分の出場で、6.5得点・2.7リバウンド・5.0アシスト・0.8スティールなどを記録した。

2020-21シーズン、2021年3月3日のクリーブランド・キャバリアーズ戦でベンチからの出場ながら16得点、13アシスト、10スティールを記録し、NBA史上11度目となる10スティールを含むトリプル・ダブルを達成した[10]。5月13日のミルウォーキー・バックス戦で自身初の20得点以上となる23得点を記録した[11]。このシーズンは69試合(3先発)に平均26.0分の出場で、8.6得点・3.7リバウンド・6.6アシスト・1.9スティールなどを記録した。スティール数は128で最多であったが、スティール王ジミー・バトラーが獲得した。フィールドゴール成功率の55.9%はリーグ15位で、ガードとしては1位だった。

2021-22シーズン、2021年8月にペイサーズとの4年総額3,500万ドルの再契約に合意した[12]。12月1日のアトランタ・ホークス戦で右手首を負傷し、手術のために10〜12週間の欠場を余儀なくされた[13]

2022-23シーズン、2023年1月16日のミルウォーキー・バックス戦でキャリアハイとなる29得点を記録したが、チームは119-132で敗れた[14]。1月21日のフェニックス・サンズ戦で18得点、10リバウンド、12アシストを記録し自身3度目となるトリプル・ダブルを達成したが、チームは107-112で敗れた[15]

2023-24シーズン、2024年5月2日のプレーオフ第1回戦のミルウォーキー・バックスとの第6戦でプレーオフキャリアハイとなる20得点、9リバウンドを記録し、チームは120-98で勝利した[16]

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

NBA

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2015–16 PHI 81 17 19.8 .470 .348 .634 3.1 4.5 1.2 .1 1.7 6.1
2016–17 81 51 26.3 .461 .200 .811 3.1 6.6 1.7 .1 2.0 6.9
2017–18 76 1 22.4 .499 .435 .795 3.0 4.0 1.2 .2 1.5 6.3
2018–19 76 3 19.3 .525 .333 .784 2.3 3.4 1.0 .2 1.2 6.4
2019–20 IND 71 3 18.7 .516 .294 .833 2.7 5.0 .8 .2 1.4 6.5
2020–21 69 3 26.0 .559 .313 .688 3.7 6.6 1.9 .3 2.0 8.6
2021–22 27 8 24.1 .481 .303 .826 3.3 4.9 1.1 .4 1.1 8.5
2022–23 75 6 20.3 .543 .441 .853 3.1 5.3 1.1 .1 1.9 8.7
2023–24 71 4 18.2 .556 .409 .790 2.7 5.5 1.0 .1 1.5 10.2
通算 627 96 21.5 .556 .409 .784 3.0 5.1 1.2 .2 1.6 7.5
  • 2019-20シーズンは73試合、2020-21シーズンは72試合制

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2018 PHI 10 2 15.5 .694 .667 .600 2.6 2.3 .6 .0 .6 5.5
2019 9 0 8.3 .444 --- --- .7 1.2 .2 .1 .1 2.7
2020 IND 3 0 9.3 .375 --- .500 2.0 2.3 .0 .0 .7 2.3
2024 17 0 20.5 .486 .269 .867 3.1 5.1 .9 .1 1.2 11.8
通算 39 2 15.5 .508 .310 .773 2.3 3.3 .6 .1 .8 7.3

カレッジ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2010–11 デュケイン 32 30 30.6 .498 .402 .683 3.8 4.4 2.8 .2 10.8
2011–12 31 31 34.3 .509 .432 .836 4.4 5.5 2.8 .3 11.4
2013–14 アリゾナ 38 38 32.3 .454 .360 .620 3.6 5.3 1.7 .2 8.4
2014–15 38 38 30.5 .498 .321 .829 3.8 6.3 2.2 .1 10.4
通算 139 137 31.8 .490 .380 .749 3.9 5.4 2.3 .2 10.2

脚注

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  1. ^ Arizona Basketball: Former Duquesne PG T.J. McConnell Transfers to Arizona
  2. ^ 2014-15 Pac-12 Conference Men's Basketball Honors
  3. ^ Las Vegas Summer League Roster & Schedule
  4. ^ SIXERS ANNOUNCE 2015 TRAINING CAMP ROSTER
  5. ^ Thomas leads Celtics to 112-95 season-opening win over 76ers
  6. ^ Porzingis airballs potential 3-point game winner, McConnell hits game winning buzzer beater
  7. ^ TJ McConnell's game winning buzzer beater leads Top 10 NBA Plays of the Night
  8. ^ T.J. McConnell notches first triple-double as 76ers drop slumping Knicks”. USAトゥデイ (2018年2月12日). 2021年5月23日閲覧。
  9. ^ Report: Former 76ers PG T.J. McConnell Signs 2-Year, $7M Contract with Pacers”. ブリーチャーレポート英語版 (2019年7月4日). 2021年5月23日閲覧。
  10. ^ Pacers' T.J. McConnell breaks NBA record with nine first-half steals, finishes with unique triple-double - CBSSports.com”. CBSスポーツ (2021年3月3日). 2021年5月23日閲覧。
  11. ^ Pacers' T.J. McConnell: Plays 45 minutes Thursday”. CBSスポーツ (2021年5月13日). 2021年5月23日閲覧。
  12. ^ T.J. McConnell agrees to 4-year, $35M deal to return to Pacers” (August 2, 2021). Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  13. ^ T.J. McConnell Undergoes Successful Surgery on Right Wrist”. NBA. March 18, 2022閲覧。
  14. ^ Pacers' T.J. McConnell: Pours in career-high 29 points”. CBSsports.com. January 16, 2023閲覧。
  15. ^ T.J. McConnell nets third career triple-double in Pacers loss to Suns”. AZdesertswarm.com. January 22, 2023閲覧。
  16. ^ “Bench players Obi Toppin, T.J. McConnell lead Pacers into semis”. ABC News. (May 2, 2024). https://abcnews.go.com/Sports/bench-players-obi-toppin-tj-mcconnell-lead-pacers/story?id=109891976 May 3, 2024閲覧。 

外部リンク

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