TI-74
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TI-74 BASICALC は、テキサス・インスツルメンツ(TI)がポータブルコンピュータ CC-40 を置き換えるために1985年に発売したプログラム電卓又はポケットコンピュータである。
特徴
[編集]BASIC言語を搭載しており、プログラム電卓というよりポケットコンピュータと呼ぶべき機種である。 搭載BASICは、
など、当時としては高い水準の言語仕様となっている。[2]
キーボード上に表記はないが、CHR$関数を使用することでカタカナを表示させることができる。[2]
電卓としては、TI社がAOS(ALGEBRAIC OPERATING SYSTEM)と呼ぶ標準入力方式を搭載している。[3]
技術仕様
[編集]- CPU: TMS70C46[4] (TMS7000ファミリーの別のチップである C70009 が使用されている場合があることが報告されている。[5] )
- ROM: 32 KB + 4 KB
- RAM: 8 KB (8KB RAMカートリッジを実装し、CALL ADDMEM を実行することによって、16 KB まで増加可能[2])
- 入力機器: フルキーボード及びテンキー
- 表示装置: 31桁5×7ドットマトリックス液晶ディスプレイ
- 拡張ポート: RAMカートリッジ又はROMカートリッジ用 1ポート、Hexbus 1ポート
- 電源: 単4形アルカリ乾電池×4
脚注
[編集]- ^ ただし、配列は必ず参照渡しとなる。
- ^ a b c Texas Instruments Incorporated TEXAS INSTRUMENTS TI-74 PROGRAMMING REFERENCE GUIDE 1985
- ^ Texas Instruments Incorporated TEXAS INSTRUMENTS TI-74 USER'S GUIDE 1985
- ^ TI-74 BASICALC Technical Manual. Texas Instruments. (1987)
- ^ “DATAMATH CALCULATOR MUSEUM”. 2015年4月15日閲覧。