TOMI-E
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TOMI-E | |
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生誕 | 1975年2月9日 - |
出身地 |
日本 東京都八王子市 |
職業 | グラフィティライター |
公式サイト | 公式WEB SITE |
TOMI-E(男性、1975年 - )は、日本のグラフィティアーティストである。東京都八王子市出身。
略歴
[編集]- 1990年ヒップホップカルチャーに影響を受け、15歳で単身渡米、アリゾナ・ユタ・ロサンゼルスなどを移動しながらグラフィティを独学で習得し、各地で活動。渡米中に出逢ったタイ、中国などのアジア出身のライター達とASIAN CAN CONTROLERZ(ACC)を発足し更に活動の場を拡げる。
- 1994年帰国後は独特のタッチのキャラクターで雑誌の連載や、数多くのアーティストのジャケットデザイン、ウォールペイントの制作を経て、企業ロゴや平面広告、ブランドコラボレーション、TV−CMに至るまで、幅広い展開を見せてきた。クライアントはJT、JRA、松下電器、キューピーなど。自身がデザインをしているブランド"ACC"は多くのアーティスト等から支持されている。
- 2006年にはTOMI-E自身をモデルとして取り上げられた映画「TAKI183」が公開された。現在は音楽・ファッション・広告業界にとどまらず、日本のグラフィティアーティストとしては初のコンテンポラリーアートへの進出に意欲的な活動を行っている。
人物
[編集]- グラフィティでの最初のギャラは仙台のクラブのペイントでの8万円だった。
- 活動開始当初は「tomie」で活動していたが、周りから「とみえさん、とみえさん」と呼ばれる事から「‐」を足し「tomi-e」になった。
- RINO LATINA Ⅱ,UZIと共に「Cuervo Hermanos」を結成し渋谷宇田川町にあるオルガンバーにて、月に一度「盃」というパーティーを行っていた。
- 「盃」は東京一危険なパーティーとして数時間で72本のテキーラが空き、多くのアーティストに恐れられた。
- 「Cuervo Hermanos」にはクエルボの流通会社、マキシマムジャパンがスポンサーとしてサポートしていた。
- 日本のヒップホップ界では大酒豪として有名で、阿櫻酒造とコラボした日本酒「富壱」が発売されている。
- グラフィティ=落書きという一般的な概念を覆す為に、閉鎖的なグラフィティ業界では珍しくTV.雑誌、映画等に積極的に露出している。
- 作品は下書きは一切描かず一発勝負にこだわりを持っている。
作品等
[編集]個展
[編集]- 2003年 - 「KANSHA"SPINE OF THE HIPHOP」(旧軽井沢森ノ美術館)
- 2008年
- 「TOMI-Exhibition」(銀座SHINWA ART MUSEUM)
- 「アートフェア東京2008」(東京国際フォーラム)
- 2010年
- 「画集THE COLLECTED WORKS of TOMI-E "富壱" 出版記念展」(三田アート画廊)
- 「アートフェア東京2010」(東京国際フォーラム)
- 2011年 - 「アートフェア東京2011」(東京国際フォーラム)
- 2012年 - 「アートフェア東京2012」(東京国際フォーラム)
- 2013年 -「特別展覧会 ”艶” TOKYO LOVERS by 富壱」(銀座幸伸ギャラリー)
- 2016年 - 「Exposition」(Fred Segal MAURO cafe)
出版
[編集]- 2001年
- 「勘寫」GRAFFITI VIDEO
- 「LEAPAINT TOMI−E+木内あきら+若杉憲司」作品集
- 2003年 - 「勘寫其の弐誕者」GRAFFITI VIDEO&DVD
- 2010年 - 「TOMI-E 富」画集
- 2018年 - 「富壱 tomi-e」"艶" 画集
CD&ARTIST LOGO
[編集]- 1994年
- dj honda「dj honda REMIXIES」(CDジャケット)
- 1995年
- コンピレーション「THE BEST OF JAPANESE HIPHOP」(CDジャケット&LOGO)
- 1998年
- ラッパ我リヤ「ラッパ我リヤ」(Main Logo)
- 「SUPER HARD」(CDジャケット)
- 「ラッパ我リヤRemix伝説」(CDジャケット)
- 「ヤパスギルスキル」(CDジャケット)
- 「3on3」(CDジャケット)
- 1999年
- DJ YUZE「Before Da Human Inhabitation Of Marz...」
- 2000年
- 「BACKGAMMON」(CDジャケット)
- 「Guerrilla Growing」(CDジャケット)
- 「3rd EYE CONTACT」(CDジャケット)
- 「Guerrilla Growing Platinum」(CD&アナログ盤ジャケット)
- DJ PATRICK「MAX PAT BLEND」「MAX PAT JOINT」
- DJ AMEKEN「SLOW BURNING」VOL.1.2.3.4
- 2001年
- RINO LATINA Ⅱ 「R.L.Ⅱ」(Main Logo&デザイン)
- 「R.L.Ⅱ」(CDジャケット)
- 「CARNIVAL OF RINO」(CDジャケット)
- 「東京鉄コン筋クリートジャングル弐零零弐式REMIX」(CDジャケット)
- 2002年
- INDEMORAL「INDEMORAL」(LOGO)
- GK MARYAN「KEEP ON MOVING 2」(CD盤面)
- コンピレーション「Guerrilla Growing Platinum」(CD&アナログ盤ジャケット)
- D.M.C「D.M.C」(CDジャケット&LOGO)
- dj honda&PMD「UNDERGROUND CONNECTION」(CDジャケット)
- REAL STAILA「前代未聞」(即興ART作品提供)
- DJ TANAKEN「STILL GROWING」
- 2003年
- Ganxsta D.X「Ganxsta Radio FM187'」(CDジャケット)
- KAMINARI-KAZOKU「大災害」(タイトルLOGO)
- えん突つオールスターズ「えん突つサンプラーVOL.1」(タイトルLOGO)
- DJ AMEKEN「TOMI-E 勘寫 ON SLOW BURNING」
- ROMERO SP「ROMERO GONE WILD VOL.1」
- 2004年
- KAMINARI-KAZOKU「330 LIVE DVD at Tokyo Shibuya O-EAST」
- KAMINARI-KAZOKU「Brotha soul brotha」(vinyl)
- 2005年
- 565「SAMURAI SWORD」
- えん突つオールスターズ「えん突つサンプラーVOL.2」
- 2006年
- RINO LATINA Ⅱ 「TAKI183 TRACKS」
- DJ TANAKEN「STELL GROWING」
- MUCCA「DIGNITY」
- 2008年
- MINORITY BOYS「IZM WILL NEVER DIE」
- 2010年
- ナイトメア Ruka ソロプロジェクト「The LEGENDARY SIX NINE」
- 2014年
- UZI「フジヤマ」
- 2015年
- PIT-GOb 「I Wanna Be...」
- 2016年
- AI 「THE FEAT. BEST」
広告等
[編集]- 1998年 JRA「HOT SUMMER JRA」
- 2002年 「パチスロ攻略マガジンスペシャル」表紙デザイン
- 2003年 Panasonic「D-snap」
- 2004年 日本たばこ産業「MILD SEVEN」プレミアムキャンペーン
- 2006年
- キユーピーマヨネーズ
- 春『アスパラと新タマネギのマヨネーズ炒め』篇
- 夏『ゴーヤとトマトの夏サラダ』篇
- 秋『野菜たっぷりポテトサラダ』篇
- 冬『ブロッコリーとタラのマヨネーズ焼』篇
- 2011年 RICOH CX5 featuring TOMI-E
- 2022年 シボレー カマロ 「FIND THE BEAST WITHIN」
ブランド・コラボレーション
[編集]- 1997年 -「CASIO G-SHOCK」
- 1998年 -「BEAMS」
- 2000年 -「PNB」
- 2001年
- 「FUTURE SHOCK」
- 「ONE RIDE」
- 「MONOHON」
- 「h」
- 2002年
- 「STRIDE」(UK) TOMI-E model Shoes Package Design
- 「SCENARIO」
- 「BROCKEN」
- 2003年 -「FRIP THE SCRIPT」
- 2004年 - 「GARCIA MARQUEZ」
- 2006年 - 「COACH 65th Anniversary」
- 2008年 -「Black Flys」
- 2010年 - 「Emadoll」
- 2011年 - 「阿櫻酒造 阿櫻 純米大吟醸 無濾過原酒 富壱ボトル」
- 2015年
- 「GaGa MILANO 」
- 「FRED」