Take me to your leader
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Take me to your leader(指導者に会わせてほしい[1])はサイエンス・フィクションやカートゥーンに登場する地球外生命が地球に降り立ったとき、たまたま最初に出会った人間に呼びかける英語のフレーズ。作品によってはシャレをきかせたり、宇宙人が地球人だと思って動物や物体に話しかけるなど、コミカルな効果を持たせるために使われる。
このフレーズは1953年にアメリカの雑誌『ザ・ニューヨーカー』に掲載されたアレックス・グラハムのカートゥーンからきているとみられ、同作では2人の宇宙人が馬に「Kindly take us to your President!」と言っている様子が描かれている[2][3]。
このフレーズは現実社会でも使われるほど流行した[4]。
日本では宇宙人の定番フレーズとして「ワレワレハウチュウジンダ」がある[1]。
関連作品
[編集]このフレーズはサイエンス・フィクションなどでよくパロディされる。
- If it's not too much of a cliché, take me to your leader. If it is too much of a cliché, take me anyway.
- (ルーク・スカイウォーカー、『Luke Skywalker and the Shadows of Mindor』(2008年))
- 1997年のロバート・ゼメキスの映画『コンタクト』でジョディ・フォスターが演じる主人公に向けて使われた。
- 「"I want you to do something for me", she said, and unexpectedly laughed. "I want," she said, and laughed again. She put her hand over her mouth and said with a straight face, "I want you to take me to your leader."」
- ダグラス・アダムズの小説『宇宙クリケット大戦争』(1982年)で登場人物のトリリアンがクリケットの住民に話しかけるシーンで使われた。
- BBCのテレビドラマシリーズ『ドクター・フー』では幾度も使われ、ドクターは皮肉めいたり困ったように話す。
- テレビドラマスーパーマンの1957年5月放送の「Mr. Zero」においても使われた。
- ナポリ湾(1960年)
- 『ハタリ!』[4]
- 『地獄の門』[4]
脚注
[編集]- ^ a b “【マグネット日めくり】9月12日「宇宙の日」”. ココカラWEB. ココカラ (2014年9月13日). 2021年7月9日閲覧。
- ^ The Yale Book of Quotations, Yale University Press, (2006), p. 320, ISBN 9780300107982
- ^ “What Do You Say to an Alien?”. ニューヨーク・タイムズ. (February 11, 2012) 2012年2月12日閲覧. "The first words of a conversation initiated by aliens were immortalized in a 1953 New Yorker cartoon by Alex Graham: 'Take me to your leader.'"
- ^ a b c d 清水俊二「スーパー字幕屋、大いにくやしがる」『映画字幕の作り方教えます』文藝春秋、1988年。