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TeX Live

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
TeX Live
作者 TeX Users Group
開発元 Karl Berry
初版 1996年 (28年前) (1996)
最新版
2023 / 2023年3月19日 (20か月前) (2023-03-19)
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS クロスプラットフォーム
対応言語 英語, 日本語
サポート状況 開発中
種別 TeXディストリビューション
ライセンス LPPL英語版, GPL (Version 2)
公式サイト www.tug.org/texlive/ ウィキデータを編集
テンプレートを表示

TeX Liveは、TeXディストリビューションの1つ。サポートを終了した[1]teTeXというディストリビューションの代替とされ[2]Fedora[3]Debian[4][5]Ubuntu[6]Gentoo[7] などのLinuxディストリビューションでは、デフォルトのTeXディストリビューションである。

OpenBSD[8]FreeBSD[9]NetBSD[10] といった他のUNIXディストリビューションも、teTeXからTeX Liveへの移行を進めている。

経緯

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このプロジェクトは、元来Sebastian Rahtzが1996年TeX Users Groupを含む世界中のTeXユーザグループとの共同作業で始めたものであり、現在はKarl Berryがメンテナンスを行っている。

バージョン2009まで、TeX LiveはCD ROM、DVD ROMや他のモバイルデバイスから直接起動したり、「活性化」することができた。しかし、TeX Live 2010以降のTeX Collection DVDでは、ストレージ空間の制限により起動不可となっている。TeX Liveは、TeX Directory Structure英語版に準拠する。

バージョン2009以降では、Microsoft WindowsmacOS用にTeXworksエディタとベクタグラフィックス言語Asymptoteが含まれている[11]

macOSには、TeX Liveに準拠し、Mac上でTeXを使うためのツール群(TeXShopエディタや文献管理機構BibDeskなど)が含まれるMacTeX[12] がある。TeX Liveは、MacPortsでもコンパイルやインストールが可能である。

日本語の収録

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TeX Live 2010以降、日本語対応のパッケージが数多くマージされている。

2010にはpTeX/pLaTeXを収録。

2011にはレジストリ数を拡張したε-TeXの日本語対応版であるε-pTeXを収録。

2012にはpTeX、ε-pTeXの内部Unicode処理版であるupTeX、ε-upTeXを収録。IPAフォントを収録。babel-japaneseパッケージを収録。Open Type Font用VF (japanese-otf-uptex) を収録。LuaTeX-jaを収録。

出典

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  1. ^ Thomas Esser. “teTeX: no next release”. 20 November 2009閲覧。
  2. ^ TeX Live”. 19 November 2009閲覧。
  3. ^ Fedora Wiki - TeX Live Migration”. 19 November 2009閲覧。
  4. ^ Debian -- Details of package texlive in lenny”. 19 November 2009閲覧。
  5. ^ TeX Live and Debian”. 19 November 2009閲覧。
  6. ^ Ubuntu -- Details of package texlive in karmic”. 19 November 2009閲覧。
  7. ^ Gentoo Monthly Newsletter: 30 September 2008”. 7 March 2010閲覧。
  8. ^ Edward Barrett (June 2008). Barbara Beeton. ed. “Porting TeX Live to OpenBSD” (PDF). TUGboat (Portland, Oregon, USA: TeX Users Group) 29 (2): 303–304. ISSN 0896-3207. http://www.tug.org/TUGboat/Articles/tb29-2/tb92barrett.pdf 19 November 2009閲覧。. 
  9. ^ FreeBSD ports for TeX Live”. 19 November 2009閲覧。
  10. ^ The NetBSD Packages Collection: print/texlive-tetex”. 19 November 2009閲覧。
  11. ^ Release notes for TeX Live 2009”. 20 November 2009閲覧。
  12. ^ MacTeX”. 20 November 2009閲覧。

外部リンク

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