スティーブン・A・クーンズ賞
表示
スティーブン・A・クーンズ賞(スティーブン・A・クーンズしょう、英称:The Steven A. Coons Award、略称:クーンズ賞)は、アメリカコンピュータ学会が主催する世界的なコンピュータグラフィックス (CG)のコンファレンスSIGGRAPHが、研究者を対象に設けている3つの賞のひとつである。他の2つは、CG技術と業績に対するCGアチーブメント賞と、若手研究者向けのシグニフィカント・ニューリサーチ賞である。クーンズ賞はこの中で最も重要な賞とされており、コンピュータグラフィックス界のノーベル賞とも呼ばれる[1][2]。
受賞者
[編集]授賞は2年間に1人に与えられる。
第1回の受賞者は、CGの生みの親と言われるアイバン・サザランドであった。第2回の受賞者は、ベジエ曲線の考案者として著名なピエール・ベジェ、またアニメーション制作会社ピクサーの創始者エドウィン・キャットマルなどが含まれている。
過去の受賞者一覧
[編集]- 1983年(第 1回) - アイバン・サザランド Ivan E. Sutherland
- 1985年(第 2回) - ピエール・ベジェ (Pierre Bezier)
- 1987年(第 3回) - Donald P. Greenberg
- 1989年(第 4回) - David C. Evans
- 1991年(第 5回) - Andries van Dam
- 1993年(第 6回) - エドウィン・キャットマル (Edwin Catmull)
- 1995年(第 7回) - Jose Luis Encarnacao
- 1997年(第 8回) - James D. Foley
- 1999年(第 9回) - ジム・ブリン (James F. Blinn)
- 2001年(第10回) - Lance Williams
- 2003年(第11回) - Pat Hanrahan
- 2005年(第12回) - 西田友是
- 2007年(第13回) - Nelson Max
- 2009年(第14回) - Robert L. Cook
- 2011年(第15回) - ジム・カジヤ(Jim Kajiya)
- 2013年(第16回) - Turner Whitted
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “ディジタル最前線 Vol.33 ロサンゼルスで開催された「SIGGRAPH2010」をレポート!”. 画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会). 2015年9月28日閲覧。
- ^ “東京工科大学大学院メディアサイエンス専攻客員教授にCG界のノーベル賞といわれるCoons Award受賞者の西田友是氏が就任”. 東京工科大学. 2015年9月28日閲覧。