コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

This Binary Universe

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『This Binary Universe』
BTスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル エレクトロニカ
時間
レーベル DTS Entertainment
プロデュース BT
BT アルバム 年表
Emotional Technology
2003年
This Binary Universe
(2006年)
These Hopeful Machines
2010年
テンプレートを表示

This Binary Universeエレクトロニカアーティスト、BTによる5枚目のアルバム。

このCDには、DTS5.1chサラウンドサウンドとコンピュータアーティストやアニメーターによる映像を特徴としているDVDが同梱されている。このアルバムにはサーキットベンディングと呼ばれるテクニックが用いられており、それには故意に誤配線やショートさせたキーボード、子供の玩具、ファービーなどが使われている。また大半のビートとリズムは彼が掛けたかった独特のエフェクトのため、BT自身が作成したコンピュータプログラムによって作られた。そのプログラムにはStutter EditBreak Tweakerを含む。

トラックリスト

[編集]
  1. "All That Makes Us Human Continues" – 8:15
  2. "Dynamic Symmetry" – 11:23
  3. "The Internal Locus" – 10:27
  4. "1.618" – 11:34
  5. "See You On The Other Side" – 14:23
  6. "The Antikythera Mechanism" – 10:06
  7. "Good Morning Kaia" – 8:11

インタビュー

[編集]

This Binary Universeに焦点を当てているBTの1時間のビデオインタビューは、DivX Stage6 BT channelで視聴可能である。

備考

[編集]
  • 1曲目All That Makes Us Human Continuesは、Csoundによって書かれ完成まで6ヵ月を要した。ビデオは、曲の創作を反映する方法として、完全にコード化された。
  • Dynamic Symmetry(ダイナミックシンメトリー)とは、植物の成長パターンに基づく、自然的構図法と数学的均衡のことである。
  • The Internal Locusのセグメントでは、あるところで曲の全体のパーカッショントラックが4小節に圧縮されている。これは4:31から聞くことができ、4:45まで続く。
  • 1.618は、黄金比の近似値小数点以下第3位である。これは、BTが数学用語またはシーケンスに因んでタイトルをつけた2曲目のトラックである。1曲目は、フィボナッチ数から名前をとった「Fibonacci Sequence」である。ビデオは自然とメカニズムで、黄金比の例を見せる。
  • 黄金比とフィボナッチ数、両方ともダイナミックシンメトリーに関連している。
  • アルバムカバーの画像の寸法には、黄金比が使われている。
  • CDのブックレット中に見られる、各曲の為の画像は黄金長方形である。
  • The Antikythera Mechanismは、古代のアナログコンピュータの遺物のことである。ギリシャのアンティキティラ島付近の沈没船で見つかった、アンティキティラ島の機械太陽系儀だと思われている。
  • Kaiaはトランソーの娘の名前であり、7曲目とそのビデオは彼女に捧げられている。またトランソーはKaiaがアルバムの製作中ほとんど膝の上に座っていて、アルバムが彼の娘のための子守唄として使われると述べた。

外部リンク

[編集]