Toybox
開発元 | Robert Landley など |
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最新版 |
0.8.6
/ 2021年11月30日 |
リポジトリ | |
対応OS | UNIX系 |
ライセンス | 0条項BSDライセンス[1] |
公式サイト |
www |
Toyboxは、組込みシステム向けのいくつかのUNIXのコマンドラインユーティリティの代替として設計されたフリーでオープンソースのソフトウェアある。Toyboxにはls、cp、mvなど約150のコマンドを含んでいる。プロジェクトは2006年に始められ[2]、BSDライセンスで提供されるBusyBoxの代替物となっている[3]。Android 6.0とそれ以降の全てのAndroidのバージョンに含まれ[4]、他のOSへのインストールもサポートされている。
機能と目的
[編集]Toyboxは、GNU GPLライセンスで提供されるBusyBoxをBSDライセンスで置き換える事を目的としている[5]。その技術的なデザインのゴールは、単純で小型、高速、そして標準への準拠である[6]。仕様はPOSIX-2008とLSB 4.1に適合しているが[2]、GNUのコンポーネントにある全てのオプションを提供することには注力していない。
歴史
[編集]2006年のはじめ、ToyboxはRob Landleyによって始められた[2]。ブルース・ペレンズとの議論の結果、彼がBusyBoxのメンテナを降りた後である[7]が、2008年にはプロジェクトは休止状態となった[3]。その後、2011年の暮れ、Sony従業員のTim Birdは、GNU GPLに基づかないBusyBoxの代替物を作ることを提案した[5]が、この際Rob Landleyが、休止中のToyboxを用いることを提案した。彼は、ToyboxをGPLからBSDライセンスに変更し[8]、Toyboxの開発を再開した。
2014年末には、ToyboxはAndroid 6.0.xの開発ブランチに統合されている[4]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ Toybox is released under the following "zero clause" BSD license by Rob Landley
- ^ a b c Landley, Robert. “What is ToyBox?”. Toybox project website. 13 July 2012閲覧。
- ^ a b Dj Walker-Morgan. “Inside the ToyBox: An interview with Rob Landley”. 13 July 2012閲覧。
- ^ a b Android gets a toybox on lwn.net by Jake Edge (January 14, 2015)
- ^ a b “Busybox replacement project” (2012年1月11日). 2014年3月4日閲覧。
- ^ Landley, Robert. “Design Docs”. Toybox project website. 18 February 2015閲覧。 “Toybox combines the most common Linux command line utilities together into a single BSD-licensed executable. It's simple, small, fast, and reasonably standards-compliant (POSIX-2008 and LSB 4.1).”
- ^ Landley, Robert (30 September 2006). "I'm going out now. I may be some time". busybox (Mailing list).
- ^ Toybox relaunch on toybox.landley.narkive.com (2011-11-20)