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UKNC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
UKNC
別名 Elektronika MS-0511
種別 学習・研究用コンピュータ
発売日 1987年 (1987)
OS RAFOS, FODOS, RT-11
CPU 2 × KM1801VM2英語版
メモリ RAM 192 KB, ROM 32 KB
ストレージ 5¼インチ フロッピーディスク

UKNC (ロシア語: УКНЦ)は、学校の計算機科学コースで使用することを狙ったソヴィエト連邦のPDP-11互換教育用コンピュータである。 Electronika MS-0511としても知られている。 UKNCは「科学センターによる教育用コンピュータ」という意味である。

ハードウェア

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  • CPU: KM1801VM2 @ 8 MHz, 16 bit データバス, 17 bit アドレスバス
  • PPU (周辺機器処理ユニット): KM1801VM2 @ 6.25 MHz
  • CPU RAM: 64 KB
  • PPU RAM: 32 KB
  • PPU ROM: 32 KB
  • PPU VRAM: 96 KB (3面構成。各面32KBなので、96KB。1画素は3ビットで構成されており、各面で1ビット使った)
  • グラフィックス: 最大640×288画素。1ラインにつき8色(画面全体で16色あるいは53色)。1ラインは個別にカラーパレットを設定できる。解像度は1ライン毎に80画素、160画素、320画素、そして640画素が選択可能。288ラインのそれぞれにメモリアドレスが割り当てられている。テキストモードはない。
  • キーボード: 88キー (MS-7007)。JCUKEN (Latin)英語版配列。
  • 内蔵LANコントローラー
  • 汎用もしくは専用テープレコーダーのためのコントローラーを内蔵(データストレージを使うため。通常は5-inch FDDを使う)

その設計の1つの特徴は、PPU (peripheral processing unit: 周辺機器処理ユニット)であった。 PPUは、CPUの負荷を軽減し、周辺機器(ディスプレイ、音声など)の管理の責任を負う。しかし、CPUと同様にユーザープログラムを実行することができる。

このコンピューターは、3つのモデル(0511、0511.1、0511.2)が発売された。 0511.1は、家庭内利用を意図しており、他のモデルが42V交流電源を使うのに対して、220V交流電源に対応した電源を搭載している。 0511.2は、機能を拡張した新しいファームウェアとキーボードの灰色のキーの印刷を最初のバージョンから変更したことが特徴であった。 写真は0511.2の一種である。

動的な冷却装置がなかったので、少なくとも0511.2は数時間の操作後にオーバーヒートして停止することが多かった。

ソヴィエト連邦の学校向けに設計された YAMAHA YIS503II MSXパーソナルコンピュータ。略称の "КУВТ" は、「コンピューターを教育するクラス」を意味する。

筐体の設計、キーボードの配置、拡張スロットの位置と形状は、ヤマハのMSXパーソナルコンピュータに影響されたものである。 ヤマハのMSXは、ソヴィエト連邦の学校で使用するために1980年代の初め頃にソヴィエト連邦によって購入されたものであった。 同じ筐体は、印刷を変更して、Elektronika MS-1502と呼ばれるIBM PCのクローンを製造するために再利用されたが、かつて有名だったPoisk(これもIBM PC互換機)よりも知名度は低い。 同じ筐体とキーボードは、さらにRusichと呼ばれるIntel 8085を搭載した教育用コンピュータを製造するためにも使われた。

ソフトウェア

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関連項目

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外部リンク

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