VMFS
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VMFS | |
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開発者 | VMware, Inc. |
正式名 | Virtual Machine File System |
導入 | (ESX Server v1.x) |
パーティション識別子 | 0xfb (MBR) |
構造 | |
限度 | |
最大ファイル サイズ | 2TB - 512 bytes |
最大ファイル数 |
~30,720 (VMFS-3) [1] ~100,000 (VMFS-5) [2] |
最大ボリューム サイズ |
2 TB (VMFS-3) [1] 64 TB (VMFS-5) [2] |
ファイル名の文字 | {{{filename_character_set}}} |
特徴 | |
透過的圧縮 | No |
透過的暗号化 | No |
重複排除 | {{{single_instance_storage}}} |
対応OS | VMware ESX |
VMware VMFS (Virtual Machine File System) はVMwareによって開発されたクラスタファイルシステムである。 VMware ESX Serverや同社の主力製品であるvSphere (及び旧VMware Infrastructure)で利用される。[3] VMFSは仮想マシンのディスクイメージやスナップショットを格納する為に開発された。 複数のサーバーから同じファイルシステムに対して読み書きが可能であるが、仮想マシンファイルに対しては排他的に作動する。VMFSボリュームは複数のディスクボリュームで構成可能であり、また拡張することもできる。VMware製品を利用する際に、VMFSは必須ではない。代わりにNFSを利用することも可能である。
これまでのバージョン
[編集]ESX Serverのリリースに対応して、VMFSは現在4つのバージョンが存在する。
- VMFS version 1はかつてESX Server v1.xで利用されていたが、現在は既に販売終了となっている。クラスタファイルシステムの機能はなく、単体のサーバーでのみ利用可能である。
- VMFS version 2はESX Server v2.xで利用されている。VMFS2はフラットファイルシステムであり、ディレクトリ構造を持たない。公式には"VMware File System"と呼ばれている。
- VMFS version 3はESX Server v3.xとvSphere(4.x)で利用される。大きな進歩として、このバージョンから階層ディレクトリ構造が実装された。そのため、古いバージョンのESX ServerはVMFS version3以前のファイルステムを読み書きすることはできない。ESX Server 3とVMFS3から仮想マシンの構成ファイルはVMFSパーティション上に保存されるようになった。
- VMFS version 5はESXi Server v5.xとvShpere(5.x)で利用される。最も大きな進歩として、1MBのブロックサイズをサポートしたことである。[4]
主な機能
[編集]- ファイル単位のロック機構を実装することにより、複数のESXサーバーから同時にアクセスすることを可能にしている。SCSIリザベーションはLUNのメタデータが書き換えられるタイミングでのみ発生するようにチューニングされている。
- ESXサーバーを追加・削除する際に他のESXサーバーに影響を与えない。
- ESX/ESXi4ではLUN拡張によるファイルシステム拡張をサポートする。
- 仮想マシンのI/Oをボリューム、ディスク、ファイル単位に最適化する。
- ジャーナルデータを分散したディスクに配置することにより、素早く仮想マシンをリカバリすることができる。
- 特定のストレージ装置がVAAI(vStorage API for Array Integration)に対応している場合、SCSIリザベーションを抑制したり、単純なIO(ゼロ書き込み)などを効率化することができる。
制約
[編集]- 64台のESXサーバーで共有することができる。[1]
- 最大2TBのLUN[1]、64TBまでのVMFSをサポートする。[2].
- VMFS-3では1ファイルは262,144 (218) ブロックまでに制約される。すなわち、1MBブロックサイズの場合は256 GBまで、8MBブロックサイズの場合は2 TBまでに制約される。[1]
- 上記の制約はVMFS-5で撤廃されたが、現時点ではまだ1ファイル2TBまでである。
- VMFS-3上では約30720ファイルまでがファイル数の上限であったが、VMFS-5ではこの上限は130690ファイルまで拡張された。[4]
オープンソースによる実装
[編集]open source VMFS driverはVMFSでフォーマットされた領域に対する読み取り専用アクセスを提供する。これらはfluid Operations によって開発・メンテナンスが行われている。
参照
[編集]- ^ a b c d e “Configuration Maximums for VMware vSphere 4.1” (PDF). VMware (2010年7月13日). 2010年7月13日閲覧。
- ^ a b c “vSphere 5.0 Storage Features Part 1 - VMFS-5” (HTML). VMware (2011年7月12日). 2012年1月5日閲覧。
- ^ “Deliver High-performance Storage for Virtual Machines”. VMware. 2007年9月26日閲覧。
- ^ a b http://www.vmware.com/pdf/vsphere5/r50/vsphere-50-configuration-maximums.pdf Configuration Maximums VMware® vSphere 5.0
外部リンク
[編集]- VMFS Technical Overview and Best Practices - VMware, Inc.
- VMware VMFS product page - VMware, Inc.
- Open Source VMFS Implementation - Project vmfs