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Virtual IDOL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Virtual IDOL
ジャンル コンピュータゲーム声優
刊行頻度 月刊(前々月22日発売)
発売国 日本の旗 日本
定価 890円(休刊時)
出版社 徳間書店インターメディア → 徳間書店/インターメディアカンパニー[注 1]
雑誌名コード 755
刊行期間 1996年9月1日(1996年9月号) - 1997年9月1日(1997年9月号)
発行部数 15万部(1997年メディアリサーチセンター調べ)
特記事項 1994年から『PCエンジンFAN』増刊として不定期刊、1996年9月号より独立創刊
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Virtual IDOL』(バーチャル・アイドル)は、1994年から1997年にかけて徳間書店インターメディアおよび徳間書店/インターメディアカンパニー[注 1]が発行していた、コンピュータゲームの美少女キャラクターと、アイドル声優の情報誌。

沿革

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本雑誌は、同じ徳間書店インターメディアの月刊誌『SUPER FAMICOM Magazine』[注 2]で1994年3月号から9月号(休刊)まで連載されていた「That's Virtual IDOL」が元となり[2]、『PC Engine FAN』1994年11月号の増刊として創刊された。『PC Engine FAN』の増刊という形ではあったが、上記のように『SUPER FAMICOM Magazine』から派生した雑誌であり、創刊号の編集長は『SUPER FAMICOM Magazine』の最終号と同じである。

『SUPER FAMICOM Magazine』の「That's Virtual IDOL」は、当初「ゲームのなかに出てくるかわいい女のコのキャラクタ」[3]の情報を紹介するページとして始まったが、読者からの反響を受けて声優の情報も充実させていた[2]。創刊された『Virtual IDOL』のキャッチコピーは「美少女キャラ&声優のアイドル誌」となっている。なお、本誌においては、誌名である「バーチャルアイドル」(virtual idol)という言葉は、コンピュータゲームに登場する美少女キャラクターを指す言葉として使用されていた[4]

また、「That's Virtual IDOL」では、声優とともにラジオ『ツインビーPARADISE』の情報についても反響が大きく[2]、『Virtual IDOL』では創刊号からツインビーシリーズ関連の連載が設けられ、形を変えながら休刊まで続いた。

1994年11月10日発行のVol.1から1996年6月10日発行のVol.8まで『PC Engine FAN』の増刊として2〜4か月間隔で刊行された後、1996年9月号から月刊誌として独立創刊を果たした。なお、雑誌のキャッチコピーは独立創刊の際に「美少女キャラ&声優ひとりじめマガジン」に変更されている。月刊化から約1年後の1997年9月号で休刊となった。

表紙

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連載

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関連書籍

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  • 『バーチャルアイドルRE☆CO☆MIX』徳間書店、全5巻
  • 「ミシガンより愛をこめて」徳間書店インターメディア、1997年1月発売、ISBN 4198200157
    • バーチャル・アイドル編集部の編集による声優金月真美のフォト&エッセイ集。『Virtual IDOL』で連載されていた同名のエッセイを収録している。

注釈

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  1. ^ a b 徳間書店/インターメディアカンパニーからの発行は、1997年8月号と9月号の休刊前2号。
  2. ^ 徳間書店インターメディアが1991年から1994年まで月刊で刊行していた、スーパーファミコン専門情報誌(ムック)[1]
  3. ^ a b 1996年9月号から「db-NETWORK」内へ統合。
  4. ^ a b c d e f g h i 同号で休刊。

出典

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  1. ^ メディア・リサーチ・センター株式会社(編)、1994、『雑誌新聞総かたろぐ 1994年版』、メディア・リサーチ・センター ISBN 4895549402 pp. 326-327
  2. ^ a b c 「That's Virtual IDOL」、『SUPER FAMICOM Magazine』2巻9号(1994年3月号)、徳間書店インターメディア pp. 74-79
  3. ^ 「That's Virtual IDOL」、『SUPER FAMICOM Magazine』2巻3号(1994年3月号)、徳間書店インターメディア pp. 60-65
  4. ^ 、1994、「バーチャル・アイドル 現在・過去・未来」、『Virtual IDOL』(通号2号)、徳間書店インターメディア pp. 75-83