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Vyatta

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Vyatta(ビアッタ)は、米国Vyatta社によりオープンソースで開発されていたソフトウェアルーター

概要

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Debian GNU/Linuxをベースに開発されており、標準的なLinuxコマンドの他、他のハードウェアルーターなどからの移行を容易にすることを意図したネットワーク管理やルータの機能を管理するための独自コマンドが用意されている。

XenやVMwareなどの仮想環境上のゲストOSとしても動作させることが可能。また、それらのためのイメージも配布されていた[1]

有償ライセンスの Vyatta Subscription EditionとVyatta Plus subscription serviceと、無償で利用可能なVyatta Coreが用意されている。なお、無償版のダウンロードは2006年3月より開始された。

2012年11月5日、ハードウェアベンダのブロケード コミュニケーションズ システムズは、Vyattaの買収[2]を発表した。買収時点ではオープンソースとしてサポートは引き続き続行されるとされていたが[3]、その後、ブロケード社はVyatta Core Editionの開発中止を決定した。これを受け、2013年後半よりオープンソースプロダクトとして無償版からフォークされたVyOSの開発が開始された。

2017年6月2日、AT&Tがブロケード社からVyattaの資産を買収した[4]

その後2021年9月2日、CienaがAT&TからVyattaバーチャル・ルーティング/スイッチング技術を買収する旨を発表した[5][6]

機能・特徴

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プロトコル
  • BGP - Border Gateway Protocol
  • OSPF - Open Shortest Path First
  • RIP - Routing Information Protocol
ファイアーウォール機能
  • NAT - Network Address Translation
  • ステートフルインスペクション ファイアーウォール
  • ゾーンベース ポリシー ファイアーウォール
VPN機能
インターフェイス
  • LANインターフェイス - Ethernet, ループバック, VLAN, ブリッジ, Ethernet Bonding, 無線LAN
  • WANインターフェイス - Serial, DSL, Wireless Modem
その他機能

システム要件

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  • x86 CPU(1core以上)
  • 512MB以上の RAM
  • 2GB以上の ディスク

脚注

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  1. ^ Vyatta Operations in a Virtualized Environment”. 2012年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月30日閲覧。
  2. ^ Vyatta社買収について”. 2013年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月30日閲覧。
  3. ^ Brocade Acquires Vyatta, a Pioneer and Leader in Software Networking” (2012年11月5日). 2016年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月30日閲覧。
  4. ^ 中田 敦 (2017年6月3日). “AT&TがBrocadeからルーターソフト「Vyatta」の資産を買収”. 日経 xTECH. 2018年11月30日閲覧。
  5. ^ Ciena AT&TからVyattaルーティング/スイッチング技術を買収”. Ciena (2021年9月2日). 2024年9月8日閲覧。
  6. ^ Ciena To Buy Vyatta Virtual Routing And Switching Technology From AT&T - Quick Facts”. NASDAQ (2021年9月2日). 2024年9月8日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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