WISH (ジョシュア・レッドマンのアルバム)
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『WISH』 | ||||
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ジョシュア・レッドマン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
ニューヨーク パワー・ステーション(#1 - #8)[1] ニューヨーク ヴィレッジ・ヴァンガード(#9, #10)[1] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード | |||
プロデュース | マット・ピアソン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジョシュア・レッドマン アルバム 年表 | ||||
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『WISH[注釈 1]』は、アメリカ合衆国のジャズ・サクソフォーン奏者、ジョシュア・レッドマンが1993年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]リーダー・アルバムとしては2作目だが、実際にはデビュー作『ジョシュア・レッドマン』(1993年)よりも先にレコーディングされた[2]。収録曲のうち「ウィッシュ」と「ブルース・フォー・パット」は、ヴィレッジ・ヴァンガードに出演した際のライヴ録音である[1][3]。
収録曲「ターンアラウンド」はオーネット・コールマンのカヴァーである[3]。なお、本作のサイドマンのうちチャーリー・ヘイデンとビリー・ヒギンスは、コールマンのグループの元メンバーで、パット・メセニーも過去にコールマンとの共演アルバム『ソングX』を発表している[4]。また、スティーヴィー・ワンダー「メイク・シュア・ユアー・シュア」、エリック・クラプトン「ティアーズ・イン・ヘヴン」といったポップ・ソングのカヴァーも収録された[3][4]。
反響・評価
[編集]本作は『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで6位に達した[5]。アレックス・ヘンダーソンはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「『WISH』は前衛的ではなく、むしろ叙情性と内省的な雰囲気が強調されたポスト・バップ的な音楽性が主体である」「ロックやR&Bの楽曲もジャズとして演奏する能力の高さが、レッドマンの長所の一つである」と評している[4]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はジョシュア・レッドマン作。
- ターンアラウンド - "Turnaround" (Ornette Coleman) - 6:25
- ソウル・ダンス - "Soul Dance" - 6:32
- メイク・シュア・ユアー・シュア - "Make Sure You're Sure" (Stevie Wonder) - 5:25
- ディザーヴィング・メニイ - "The Deserving Many" - 5:40
- ウィ・ハド・ア・シスター - "We Had a Sister" (Pat Metheny) - 5:47
- ムーズ・ザ・ムーチェ - "Moose the Mooche" (Charlie Parker) - 3:32
- ティアーズ・イン・ヘヴン - "Tears in Heaven" (Eric Clapton, Will Jennings) - 3:24
- ホイットリン - "Whittlin'" (P. Metheny) - 5:21
- ウィッシュ(ライヴ) - "Wish" - 7:25
- ブルース・フォー・パット(ライヴ) - "Blues for Pat" (Charlie Haden) - 12:08
参加ミュージシャン
[編集]- ジョシュア・レッドマン - テナー・サクソフォーン
- パット・メセニー - ギター
- チャーリー・ヘイデン - ダブル・ベース
- ビリー・ヒギンス - ドラムス
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 日本盤CD (WPCP-5538)の帯およびライナーノーツの表記に準拠。
出典
[編集]- ^ a b c CD英文ブックレット内クレジット
- ^ 日本盤CD (WPCP-5538)ライナーノーツ(小川隆夫)
- ^ a b c “Wish by Joshua Redman”. joshuaredman.com. 2022年11月6日閲覧。
- ^ a b c Henderson, Alex. “Joshua Redman - Wish Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年11月6日閲覧。
- ^ “Joshua Redman Chart History - Jazz Albums”. Billboard. 2022年11月6日閲覧。