Wikipedia:コメント依頼/CheckUser係の活動について 200704
あるCheckUser係がとった行動に関連して、皆様のコメントを求めます。
- この件についての/これまでの議論
なお、この件に関連する管理者選挙の投票期間は終了していますが、コメントは投票結果確定までお控えくださるようお願いいたします。コメントを求めるのは以下の点です。
- この行動は、CheckUser係の任務規定およびその理念に照らして、適切なものであったか。
- もしも適切でなかったとすれば、そのことに対してコミュニティおよび当人はどのような対処を行うべきか。
- 今回のような状況の下での、CheckUser係およびコミュニティがとるべき行動の指針について。
しかし、以下の点については、コメントを求めておりません。
- ソックパペットを含む多重アカウントやオープンプロクシの使用の妥当性。ないしは、これらの使用に関するウィキペディアの方針およびガイドラインの妥当性。
- 特定の投稿ブロックに関することがら。
- 管理者間での意思一致の試みについて。
- あらかじめお願いしておきますが、当コメント依頼に対する投稿のうち、ウィキペディアの方針によって投稿ブロックを受けている人物による投稿であると判明したものは、すみやかに除去してください。ちなみに、そのような除去についてのコメントも、当コメント依頼では求めておりません。--Hatukanezumi 2007年4月24日 (火) 17:09 (UTC) これまでの議論のリンクを変更 --Hatukanezumi 2007年5月13日 (日) 11:05 (UTC) 投票結果確定 を受けての修正 --Hatukanezumi 2007年5月27日 (日) 13:33 (UTC)
コメント
[編集]行動の適切さについて
[編集]- 1. この行動は、CheckUser係の任務規定およびその理念に照らして、適切なものであったか。
abc
[編集]1について。「あるCheckUser係がとった行動」は、3つに分けられると思います。
- a) コミュニティーの事前合意を得ることなく、Loniceraさんのアクセス元情報(OpenProxy使用の事実、当該OpenProxyは「影武者」も使用していたという事実)を知得した。
- b) a)の事実をLoniceraさん本人に適示して、事実関係を問いただした。
- c) b)を行う時期と場所として、LoniceraさんのRfA期間中、およびRfAのページを選んだ。
私は、a)とb)については、CU係およびsysopの職責に照らしても妥当な行動だったと考えています。
不適切だったと考えるのはc)です。「候補者への質問」という場所は、管理者に必要な資質を候補者が備えているかを判断するために、投票予定者が質問をする場であって、上記b)を行う場ではないと考えたからです。しかも、「候補者の回答に対する追加の質問」を受け付けるための「二次質問期間」に当該質問が行われており、ルール違反ではないでしょうか。したがって、c)は「候補者への質問」という場の濫用ではないかと思いました。Fasoさん自身も「まぁ管理者の立候補では無く、ユーザページで聞くべきであったかもしれません」と述べておられます。--ZCU(全中裏 改め) 2007年5月27日 (日) 14:38 (UTC)
- 上記abcについて
- (a)は、「影武者」調査の一環として偶然取得した情報と考えられるため、問題ないと思います。
- (b)、「事実関係」を問うのもCUとして当然の行為であったと思います。
- (c)、「候補者への質問」の場の「濫用」と言うべきではないと思います。なぜなら、管理者候補であるからこそ「看過」出来なかった わけであり、一般利用者のままであれば、おそらくは、あえて問われることの無かった質問だからです。なぜ、それまで不問だったかはCU本人に聞くべきでしょうが、推測するに、
- よくあることで、いちいちとがめだてしていてはきりが無いため、普通はそのオープンプロクシを塞ぐだけで終わる。
- 候補者の投稿履歴は、 一般利用者としては 問題が無かったため、オープンプロクシ使用とはいえ、アカウントをブロックせずにおいても「実害」はないと判断していた。
- しかし「影武者と同じオープンプロクシ使用のままの管理者就任」は看過できなかった。
- メールや利用者ページなど、目立たない場所で聞いたのでは、そのまま信任プロセスが進行し、確認できないままに管理者就任に至る可能性があった。
- ということではなかったかと思います。こうした深刻な問題をCheckUser係が指摘するためのスペースが無かった以上、「質問欄」で行ったことも責められないと思います。--miya 2007年5月28日 (月) 02:15 (UTC)
- a および b については CU 係の裁量の範囲内であり何ら問題にすべきではないと思います。 m:CheckUser policy には Special:CheckUser の使用についての規定はなく、 CU 係の裁量に任されていると解釈できます(そうでなければ m:CheckUser policy#Access のような極めて厳しい信任基準が設けられる理由がありません)。 c については、仮に Lonicera 氏が「影武者」のソックパペットであったなら、氏が管理者権限を付与されることはコミュニティにとって致命的な事態となります。それを考慮すると RfA 上でそれを公開したことは「最善とは言えないけれど止むを得ない」ことであったと思います。--端くれの錬金術師 2007年5月29日 (火) 03:19 (UTC)
- 私もa及びbについては問題は無いと思います。cについては、事前にルールが明らかに定められており、それに基づいて対処しておれば良かったと思います。つまり「今回CU係が取った行動そのものは一定の正当性は認められるものの、ルールの方に不備が有り、万人の支持を得られるものではなかった。」と言う事ではないでしょうか。--Kk8998982 2007年5月29日 (火) 21:34 (UTC)
- コメントです。
- a については問題ないでしょう。CheckUser係はいつでもCheckUserを実施できます。
- b については、Loniceraさん個人に通知することは問題ないでしょう。これも認められています。
- c については問題があると考えます。利用者の個人情報を開示してよい場合はm:CheckUser policy/ja#ウィキメディア・プライバシー・ポリシーに記されていますが、今回の行為はそれを逸脱していると考えます。
- CheckUser係は、利用者の個人情報を保護し、通信の秘密を護る責務を負っていると考えます。
- ここで利用者というのは、ウィキペディアのシステムを利用するあらゆるひとのことです。コミュニティに害意を持っていたり荒らし化したりしていても、利用者は利用者です。そういうひとの個人情報や通信の秘密も、ウィキメディア財団およびCheckUser係は護らなければなりません。これが大原則だと考えます。
- 上記ページで「情報を公開する場合」としてあげられているのは、この大原則に対する特例です。個人情報はまったく開示できない、通信の秘密はいかなる場合も侵せないとしてしまうと動きが取れなくなることもあるので、やむを得ない場合に限って原則に特例を設ける、ということだと考えます。
- 1.は、刑事手続きの場合。これは日本国憲法第33条や関連法規、規則で認められている手続きですから、従わざるをえません。今回の場合には該当しません。
- 3.は主に、法に定められた民事手続きの場合。日本ではプロバイダ責任制限法に定められた手続きなどが該当します。これも従わざるを得ません。今回の場合には該当しません。
- 2.、4.、5.は、やはり今回の場合に該当しません。
- 6.は、以上の特例のどれにもあてはまらないが、情報を公開する以外に解決策がない場合、と解するべきでしょう。特例中の特例です。
- 要するに、RfA候補者が荒らしを行っているかもしれない、などという軽々しい理由で (しかも今回、常識的に考えてそんなことは考えにくかったですが)、当人の通信状況について公開の場で暴露するなどということは、Privacy Policy に反する行動と見るべきです。
- 「深刻な問題」「致命的な事態」との形容がありましたが、ウィキペディア内での利用者に対する評価 (荒らしが管理者になってよいのか、といったこと。しかも繰り返しますがこれは今回、非常識な想定です) よりも、個人情報と通信の秘密の保護のほうが重要です。
- 今回の件についてわたしは、CheckUser係の業務遂行姿勢にある種のモラルハザードが起きていると考えています。「悪い人だから情報を暴露してよいのだ」という考えかたは、一般利用者はともかくとしても、個人情報と通信の秘密の保護を責務としているスタッフがとるべき考えかたではありません。また、CheckUser係の活動がそのような姿勢で行われているということがコミュニティの了解となれば、利用者の個人情報や通信の秘密はもはや護られなくなるでしょう。今回の件に関して「譴責くらいはあっていい」と主張する所以です。 --Hatukanezumi 2007年6月3日 (日) 05:04 (UTC) 若干加筆 --Hatukanezumi 2007年6月4日 (月) 16:21 (UTC)
- (a)について - 正当な理由に基づくCheckUserであったと推測します。
- (b)について - 本人に通知して確認することに、どれほどの意味があるかは疑問ですが、本人への通知で問題が生じるとは考えません。
- (c)について - Loniceraさまの「オープンプロクシ使用の事実」だけでなく、影武者さまとのIPアドレス一致までをもコミュニティに通知なさったことには疑問を持っております。
- Fasoさまは「影武者氏では無いと払拭するに至るとは本人の確認を避けずに行えません。」[1]と仰っています。しかし、本当に多重アカウントだった場合でも「○○さんと同一人物ですか?」と質問して「はいそうです」という素直な答えが返ってくるとは限りません。CheckUser権限をお持ちになって以来、数多くのソックパペットに対処してこられた[2]Fasoさまが、ソックパペット判定に本人への確認が必須だと本気で考えておられるとは信じられません。
- Loniceraさまと影武者さまのIPアドレス一致をコミュニティに通知なさったのは、ソックパペットか否かの判定が目的だったというよりも、miyaさまや端くれの錬金術師さまが示唆しておられる通り「Loniceraさまの管理者就任を阻止するのが目的だった」と考えるべきでしょう。ソックパペットである可能性が低いことを承知の上[3]で、CU結果をそのような目的に使用なさったことは、Checkuser権限の不正使用に該当する恐れもあると考えます。--B級へたれ 2007年6月4日 (月) 15:52 (UTC)
当人およびコミュニティがとるべき対処
[編集]2. もしも適切でなかったとすれば、そのことに対してコミュニティおよび当人はどのような対処を行うべきか。
- コメントです。
- チェックユーザ係
- JAWPにはスタッフに対する「譴責」という制度はありませんので、ほかの手段を考えなければなりません。そういったこともあって、当人の会話ページで個人的に意思表明の要請をしましたが、ことの重大さを理解されていないようにおもいます (参照)。また「財団関係者から回答を得ている」と述べるのみで、自らが信任されたJAWPのコミュニティへの説明の意思はないと見ました。
- とるべき対処: CheckUser権限の一定期間停止を受けること。その間に反省文を作成し、自己の会話ページまたはそこから直接リンクされるページに掲載。
- コミュニティ
- とるべき対処: 当人のCheckUser権限の一定期間停止を合意し、実施させること。またそれ以降、Privacy Policy の意図とそれのJAWPへの適用についての共通認識をつくること。
- 以上の対処をとるべきだと考えます。 --Hatukanezumi 2007年6月4日 (月) 16:39 (UTC)
行動の指針について
[編集]- 3. 今回のような状況の下での、CheckUser係およびコミュニティがとるべき行動の指針について。
信任プロセスに場を設ける案
[編集]候補者に関して、オープンプロクシに限らず、多重アカウントの不正使用など、何らかの深刻な問題をCheckUser係が察知した場合、信任サブページまたはそのノートで指摘する場を信任プロセスに組み込んではどうかと思います。Arbcomがあれば、そちらに報告して判断をあおぐことも出来るでしょうが、現状はCU係だけが孤独に悩むしかありません。--miya 2007年5月28日 (月) 02:15 (UTC)
- 今回のことを教訓に、手続きを明文化すべきと思います。--Kk8998982 2007年5月29日 (火) 21:34 (UTC)
- 明文規定があったほうがいいとは思いますが、「何らかの深刻な問題」のレベルをある程度固めておかないと、それこそ「可変IPでたまたま他の利用者と一致した」程度のことで大騒ぎすることになりかねませんね。難しいところだと思います。やっぱり arbcom か……--端くれの錬金術師 2007年6月1日 (金) 05:41 (UTC)
その他
[編集]コメント依頼者なのですが、コメントしてもいいでしょうか? --Hatukanezumi 2007年5月31日 (木) 15:18 (UTC)
- いいと思いますよ。別に依頼者がコメントしてはいけないという規定もありませんし(依頼者や被依頼者が騒ぎすぎることが多くて当事者はコメントを控えたほうがいいという風潮にあるのは否定できませんが)。--端くれの錬金術師 2007年6月1日 (金) 05:41 (UTC)