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Wikipedia:ジミー・ウェールズに訴える論証

「どんな議論や議題でも、「ジミー・ウェールズはかく語りき…」で始まってしまうと、非常に頼りなく思えてしまいます。重要なのはその提案にはどんなメリットがあるのかということであって、私がたまたま何を考えていたかということではないですよね」とジミー・ウェールズは語っている(2006年7月)

ジンボに訴える論証(Argumentum ad Jimbonem)とは、ジンボこと「ジミー・ウェールズが言っていること」は真実であるという、論理学における誤謬の一種である。彼が語った言葉をふわふわと(たとえ精確だとしても問題はあるが)解釈して、それを根拠にウィキペディアにおける方針ガイドラインの議論をしようとすること。

不適切な引用

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自分の発言や表現について誤った引用をされるのが好きな人間はいない。ジミー・ウェールズもその例外ではない。

なぜ誤った引用がされるのかと言えば、その引用元の発言がされたときのコンテクストを踏まえていないからだ。だから、あなたが誰かのトークページでされた発言を引用しようとするときには、最低限そのコンテクストをふまえてなお、引用先のコンテキストにおいてもその発言が適切であるかを確かめることことが必要がある。たいていの場合、その引用が意図したようには受け止められようがないことは自明だろう。元の発言を、トーンを強調して引用しようと抑えて引用しようと、あるいはリーダーを使ったり、発言自体を多少改変してしまっても自由だが、発言そのものを捻じ曲げて曲解した何かに仕立てることのないように気をつけるべきであり、元々の発言がされたのがいつ・どこでなのかについては、その見取り図をいつでもわかりやすく示せるようにするべきである。

あなたがどこから引っ張ってきた言葉なのかを明らかにせず、いかにも引用であるかのような書き方で何かを主張しても議論相手から受けいれられなかったのは、主にこういう理由からなのだ。元の文章にハイパーリンクをすれば、あなた以外の人も本来のコンテクストがどうであったのか確認しやすいし、コンテクストから逸脱した引用がされることも少なくなるに違いない。

ジミー・ウェールズに訴える論証がなぜ罪深いのかといえば、この論証がたいていこういう流れから始まる会話を誤って引用しているからだ。

[疑うことを知らないウィキペディアン] これこれこうこうと聞いたことまでは分かっているのですが [...]
[ジミー・ウェールズの返信] おっと、そうなんですか。きつく聞こえるかもしれないのは分かっていますけど、あなたはもっと別の趣味を探したほうがいい気がしますね。「...と聞いたことがある」ということが、百科事典に一つの見解を書き込む根拠として妥当だと考えているということですよね! - ジミー・ウェールズ

関連項目

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