Wikipedia:井戸端/subj/ブロックについて
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ブロックについて
[編集]とある方が記事Aを立項され、著作権に問題があるとして削除依頼Aを提出しました。その際、会話ページにて著作権関連のご案内をしました。その後、その方が記事Bに加筆した記述も著作権に問題があることが判明し、削除依頼Bを提出しました。Bの削除依頼を提出したことを報告しました。会話ページには返答がありませんでした。2か月ほど経ち、その方が複数の記事を立項していました。そのうちのひとつ記事Cが著作権に問題があると気づき、削除依頼Cを提出しました。その後、私が2度目のご案内を書いている間に記事Dが立項され(立項の2分後に私がこの方の会話ページに投稿していました)、著作権に問題がある記述を発見しました。これ以上問題のある記事を作成していただきたくないため、手を止めていただきたく、会話ページを読んでいただきたくこの方を3日ブロックしたのですが、ここまで関わった以上解除してほかの方に判断をお任せした方がいいのでしょうか。そして、ブロックした以上は、著作権に問題がある記事がまだ残っているのですが、私が削除依頼を提出しない方がいいのでしょうか。よろしくお願いいたします。--柏尾菓子(会話) 2022年6月24日 (金) 06:28 (UTC)
- そんなに難しく考える必要はないかと思います。管理者が気をつけなければならないのは裁量権を行使する場合であって、まず削除依頼については、そういった依頼を出すというのは、裁量で判断せず、コミュニティに図るということですから問題はないです。ブロックについても、明白な著作権侵害という相応の理由があって3日という短期であるなら、これは管理者の裁量権内の妥当なものですから問題ないでしょう。--EULE(会話) 2022年6月24日 (金) 08:57 (UTC)
- @EULEさん ご意見大変感謝します。自身が関わった件に関して対処することはよろしくないことだけは頭に入っていたのですが、「裁量権を行使する場合」か否かを考えて行動しようと思います。「裁量権」については、まだまだ学んでいきたいと考えています。どうもありがとうございました。--柏尾菓子(会話) 2022年6月24日 (金) 09:39 (UTC)
- こういうことは趣旨に遡って考えるととても簡単に分かります。一般に、管理者は自分自身が深く関わった案件でブロック権限を行使しないことが望まれます。その理由は2つあり、一つは権限行使の公正さに対する信頼を確保するため、もう一つは記事の編集やその他の議論において管理者が一般利用者と対等の立場を維持するためです。この2つはときに表裏一体である場合もあります。
- 具体的な例で考えてみてください。まず、自分自身が関わっている場合、公正な判断が難しくなるという問題があります。例えば、誰かが暴言を吐いたとしましょう。一般的に、暴言を吐かれた被害者は、第三者よりも加害者に対して悪い印象を抱く傾向があるはずです。したがって、被害者が管理者であった場合に自らブロック対処を行うと、第三者の管理者が対処した場合に比べて重い対処になってしまう可能性があります。仮に実際には妥当なブロック期間だったとしても、当事者だから重めに対処したのではないかと疑う一般利用者もいるでしょう。そうすると、管理者に対する信頼が失われ、円滑な運営が困難になってしまうため、他の中立的な管理者に任せることが望まれるのです。このほか、ブロック依頼での対処については、ブロック依頼(通常はその前段階にあたる利用者に対するコメント依頼も含む)での審議に参加した管理者は対処をすべきではありません。管理者はすべての審議参加者の意見を総合判断して最終的な結論を下す立場にありますが、自身の意見により重きを置いて判断してしまう恐れがあり、一般利用者からそのような不公正な判断が疑われてしまうからです。
- 次に、ウィキペディアにおいては(多くの他のコミュニティとは異なり)、管理者であっても一般利用者とともに記事の編集やその他の議論に参加します。その際、意見が対立した利用者を管理者がブロックできるとしたらどうでしょうか。もしかしたら、意地の悪い管理者は、議論で優位に立つために邪魔な相手を排除しようと考え、相手のあら捜し(どのような利用者であっても投稿履歴をくまなく探せば些細な問題は抱えているものです)をしてブロックするかもしれません。実際にはそんなことをする管理者はほとんどいないでしょうが、異を唱えたら不利益を科される可能性があると一般利用者が考えるだけで委縮効果が働き、管理者の意見であれば間違っていても誰も異論を述べず、そのまま採用されてしまうという危険があります。これでは、議論によってより良い結論を目指すウィキペディアの理念は実現できないので、管理者は意見が対立した相手に関しては、その対立とは全く無関係の理由であってもブロックしないように気を付けるべきなのです。とはいえ、例えば古参の利用者であればどの管理者とも一通り意見を戦わせたことがあるということも多く、それだけでブロックできないとするのは現実的ではないので、過去の事例であればよほど深い因縁があるというのでもない限り気にする必要はありません。
- このように考えていけば、ブロックしてはならない相手は自ずと明らかになります。すなわち、1. ブロック理由に関して自身が第三者でない場合は絶対にブロックしてはいけません、2. 自身が対等に議論すべき場で強く意見が対立している利用者はいかなるブロック理由であってもブロックしてはいけません、3. ブロック依頼での対処に関しては審議で意見を述べている場合には対処してはいけません、ということです。今回の事例で見ると、ブロック依頼に対する対処ではないので3は関係ありません。また、ブロック理由は著作権問題ですから、柏尾菓子さんの著作物を無断転載した、というのでなければ1は問題ありません。最後に、柏尾菓子さんは削除依頼を提出しているだけで、それに対して相手が存続意見を付けるなどして意見対立している関係にはないし、仮に相手が存続意見を付けていても、個別の削除審議で削除存続の票が分かれたという程度のことはどの利用者間でもよくあることで、強い意見対立とは言えないため、2についても問題ありません。そもそも、対処内容についても短期のブロックであり、仮に自分自身が深く関わった案件であっても、さほど問題にはならないでしょう。なお、削除依頼の提出に関しては権限行使ではないので、これらの議論とは何ら関係なく、自由に行って構いません。--Terrygwenpearl(会話) 2022年6月24日 (金) 14:50 (UTC)
- あからさまなブロック破りが偉そうにブロックについて講釈を垂れるとは。なかなか面白い光景ですね。--210.139.165.199 2022年6月25日 (土) 02:20 (UTC)
- コメント 依頼の提出は誰でもできること、つまり管理者としての行為ではなく一般利用者としての行為なので何の制限もないです。投稿ブロックについてはWikipedia:投稿ブロックの方針#投稿ブロックを使うべきでない場合に「管理者は、自分が現在進行形で関わっている論争に関連する投稿者をブロックしてはならない」とあるので注意が必要ですが、今回は「論争」というほどではないので問題なさそうです。「裁量権」の話はこのケースとはあまり関係ないです。--125.11.173.90 2022年6月25日 (土) 12:43 (UTC)
- Terrygwenpearlさん(の正体は深く考えないことにします)、125.11.173.90さん、ご説明感謝します。今回の相手は対立、論争のある関係に当たらないため問題はない、削除依頼は提出する立場としては管理者は関係ないので大丈夫、ということでしょうか。どうもありがとうございました。--柏尾菓子(会話) 2022年6月26日 (日) 06:49 (UTC)