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Wikipedia:井戸端/subj/地方自治体の記事にある「広袤」という単語を別の単語に置き換える提案

地方自治体の記事にある「広袤」という単語を別の単語に置き換える提案

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現在、大部分の都道府県と地区町村の記事で、東西南北の端をまとめた部分が「広袤」というタイトルでまとめられています。かつて私も複数の地方自治体の記事にこの広袤という単語を書き込んだ覚えがあります。「広袤」という単語をgoo辞書やWeblio辞書などでひくと、「広は東西の長さを意味し、袤は南北の長さを意味する。広さ、面積。」などとあります。一見、東西南北の端を「広袤」とまとめるのは正しいように見えますが、これは果たして正しいのでしょうか。例えば、経緯という単語の経は縦の糸、緯は横の糸です。しかし、「セーターの経緯が~~」のように、経緯という単語を縦糸横糸の意味で使うことはありません。ふりがな文庫での「広袤」の検索結果[1]でも、用例.jpでの「広袤」の検索結果 [2]でも、広袤という単語は広がりや面積などの意味でしか使われていません。東西南北の端、あるいは東西幅や南北幅という意味での用例が見当たりません。もしかしたら地理学の専門用語なのかもしれませんが、国土地理院でも「東西南北端点の経度緯度」[3]という表現を使っています。よしんば実在する専門用語であったとしても、もっと平易な表現に変えたほうがいいのではないでしょうか。多くの記事で、先に挙げた国土地理院の「東西南北端点の経度緯度」を使っているため、「広袤」を「東西南北端点の経度緯度」などの表現に変えたほうがいいと思います。--Halowand会話2022年10月22日 (土) 16:58 (UTC)[返信]

  • コメント 詳細はノートに記載しましたが、地理学の専門用語として特別な意味を持って使われているわけではないだろうと思います。細かいことは都道府県記事、市町村記事などをよく執筆されている方に確認いただきたいのですが、個人的には敢えて「広袤」という単語を用いるべき理由はなさそうには思います。--郊外生活会話2022年10月22日 (土) 17:43 (UTC)[返信]
第二次大戦前の地理関係の書籍では定番の見出しで、語義通り東西南北の幅が記されるだけでなく、それぞれ端の位置や、面積、外周距離などが記されています。なので本来なら幅を記すところ、それを略して端点のみが記されているような状態で、「当たらずといえども遠からず」といいますか。漢字制限の結果この言葉はやや見慣れないものとなりましたが、自治体のページなどでは「広ぼう」という表記で幅とともに端点を記すのに使われていることがあります。敢えて使わなくとも、という意見も分かりますし、伝統的にこういうものだ、という意見もあり得るかなとは思います。--Mzaki会話2022年10月22日 (土) 17:45 (UTC)[返信]
  • 広袤に幅、また端点を指す用例があるのですね。知りませんでした。ありがとうございます。そしてそうなると、私の意見の前半の論拠がなくなってしまいました。よって問題は、用例があるけれど今や馴染みのなくなってしまった用語を載せるか載せないかということになります。私は以前の意見よりもトーンダウンしています。何か別の表現にするのがよいとは思ってはいます。しかし、「広袤」を残して、節の内容に幅や面積などを加えるのもよいと思っています。どっちつかずな意見ですが、どちらになっても問題ないと思っています。--Halowand会話2022年10月23日 (日) 15:05 (UTC)[返信]
コメント Mzakiさんがおっしゃるように、各地の市町村誌史とかでは(「広ぼう」も含め)序盤の章・節の名前としてよく見る表現です(「第一章 広袤及び位置」みたいに)。また平凡社の日本歴史地名大系なんかをみると、近世に編纂された各地の文書(『上野国志』的な)の本文の引用として頻出します。用法的には、「広袤百町」とか「広袤一里四方」とか「広袤は南北十町東西三十町」とか「広袤3万坪」といった具合で、距離だったり面積だったり所要時間だったりいろいろ便利に使える語です。。。とはいえ、現代ではあまり使わない表現で、何より一般の読者にはわかりにくいでしょうね(見出しは分からなくても、本文読めばわかるんでしょうけど)。別の簡便な表現で置き換えてもよいのでは。たとえば(あくまで一例ですが)群馬県長野原町の市町村誌(昭和51年)では「1.位置・境域」「2.土地の広がりと面積」という章立てになっています。別の市町村誌(平成期の刊行)では「位置と面積」とかって感じ。--柒月例祭会話2022年10月23日 (日) 17:06 (UTC)[返信]
広袤という言葉は初めて聞きました(㭍月例祭さんの説明がありがたいです)。
まったく専門知識のない者による、あくまで一般論ですがお許しください。
使わない単語は失われます。困るのは、たかだか数十年前や100年前の本が読めない人が圧倒的になっていることです。
現在は、英語から新しい単語と概念が大量に流れ込みカタカナ表記されています。そちらを消化するのに精一杯な状態なのはよくわかります。
同時にそのためか、日本語ネイティブが書いた日本語であっても、「難しい」単語の使い方が不自然な文章をしばしば見かけます。古い表現であっても、括弧に読みや説明を入れるなり、「広袤」の記事にリンクさせるなりして残したほうが百科事典としては正しいように思えます。--Kizhiya会話2022年10月24日 (月) 00:48 (UTC)[返信]
  • コメント 「広袤(こうぼう)」という言葉自体は、地方自治体に関する文脈で現在でも一般的に使われています。ただ、「袤」が常用漢字ではないため、現代の資料では通常「広ぼう」と書かれます。身近なところでは、例えば、横浜市名古屋市福岡市といった自治体のサイトでも使われています。この言葉はこの分野で日常的に使われていますので、禁止するようなものではないと考えますが、別の言葉に置き換えたほうがわかりやすいだろうとは思います。--117.108.93.120 2022年10月24日 (月) 08:10 (UTC)[返信]
  • コメント 関連情報として。似たような意味・用法の単語として「四至」という語があります。これも市町村誌史とか平凡歴史地名辞典とかではちょくちょく見る語です。まあこれも現代的には死語に片足つっこんでますけどね。--柒月例祭会話2022年10月25日 (火) 08:20 (UTC)[返信]